少しめずらしいバースデーケーキをオーダーいただきました。
rico先生のお姉さまよりのオーダー♪
旦那様のバースデーケーキに「とびっきりおいしいアップルパイをお願いします」
オーダーをいただいた2月のその日から、頭の中は「とびっきりおいしいアップルパイ」のことで頭がいっぱい!
で、お作りしたのが、Apple Pie☆ぐりぐらぐりぐら For the Birthday☆
フィーユタージュという何層にも折り重なったパイ生地に、リンゴのフィリングを詰めて焼き上げました。
アップルパイといえば、メッシュ(網目)のパイ生地をかぶせて焼くのが多いのですが、ナイフで切り分けるまで中がどんなになっているか・・・ワクワクのために、スッポリとパイ生地で包みました。
パイといえば美しい模様です。その模様をどんな風にしようかとずいぶん悩んだ末に、一番シンプルできれいな「ガレット・デ・ロア」によく使われる模様にしました。
「ガレット・デ・ロア」はフランスでお正月によく食べられる縁起物のパイで、アーモンドクリームを詰めたパイには、ひとつだけ「フェーブ」と呼ばれる陶器の小さなお人形が入っていて、それが入っているパイを引き当てた人は、その日一日「王様」として過ごせる・・・という楽しいお菓子です。
中に入れるリンゴのフィリングは二種類。約4個分、タップリ入っています。
くし型に切ってソテー、キャラメリゼ、カルバドスでフランベしたリンゴの下には、生のリンゴを使ったフィリングを。(写真ではよく見えませんね・・・キャラメリゼしたリンゴが)
オーストリアに「アプフェルュトゥルーデル」という有名なリンゴのお菓子があるのですが、その中に詰めるフィリングがとってもおいしいのです。
「アプフェルシュトルーデル」・・・今田美奈子お菓子教室では「研究科」の2月に登場しますが、それが本当においしい!作り方も楽しいお菓子です。
一番好きなリンゴのお菓子は?と聴かれたら、私は迷わず「アプフェルシュトルーデル」!
大切なバースデーにふさわしいアップルパイにふさわしい、とびっきりおいしい二種類のリンゴのフィリング。
rico先生を通じてですが、オーダーくださったM様より感想メールをいただきました。
あまりにうれしかったものですから、その詩のような文章よりアップルパイの名前をつけさせていただきました。
そのメールの素敵な文章は文末でご紹介させていただきます~♪
新しい方のオーブンで焼くとパイの浮きは最高によいのです。
しかし焼きムラが大きく、中の焼きムラが心配なので、本番はパイの浮きよりも、中にしっかりと火が入るように古いオーブンで焼きました。
焼き立てではなく翌日に食べることがわかっているパイ。2時間ちかくしっかりと時間を掛けて焼きこんであります。
冷めるのに6時間ちかくかかりました~!
バースデーに「アップルパイ」を選んだ方は、家族想いの優しい心の持ち主です。
見た目よりも中身を大切にし、素朴だけれどとびっきり居心地のよい場所を作る名人♪
そんな想像をめぐらせながら、パイの中にいっぱいリンゴのフィリングを詰めさせていただきました。
お誕生日おめでとうございます!どうぞご家族みなさん、これからもさらに仲良くお元気で!
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ポエムのような素敵なメール文章♪
涙が出るほど感動しました。ありがとうございました!!
「・・・・さっき5人でHAPPYBIRTHDAYを歌って食べました。
この世で一番おいしいパイは、グリグラグリグラ と歌いたくなるような極上のおいしさでした。」
ぐりぐらぐりぐら・・・と歌いたくなるような・・・
みんなが大好きな、フライパンで作るぐりとぐらのカステラのようにほめていただいて!
りんごが甘かったので、お砂糖を控えました。
もし、もっと甘いほうがいい!と思われたら
「Apple Pie☆ぐりぐらぐりぐら甘~いの!」とオーダーくださいませ。
ありがとうございました~!