遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

古銅荒波台薄端に松を活ける

2023年01月18日 | 花道具

先日のブログで、古伊万里コレクターのDr.Kさんが、岩松波紋の染付小皿を紹介されました。

ん!荒海に浮かぶ岩松!・・・・例の後出しじゃんけんの虫がうずきだしました。しかし、岩松波紋の皿はありそうでない模様の代表格、故玩館の陶磁器の中に見つけられるはずもありません(^^;

で、探し出したのが今回の品です。

祖父の花道具類の中に潜んでいました。

口径 18.2㎝、高 10.7㎝。重 797g。江戸後期ー明治。

荒波の上に花を活けるようになっている銅花器です。

上下がはずれます。

荒波の部分。

三足になっていて、安定しています。

花受けの部分は、

結構、いい味の銅器。

究極のシルエットですね。

この部分を岩に見立てれば、

荒波が洗う岩場に生えた松(^.^)

せっかくですから、紫檀の花台もサービス(^.^)

 

でも、この形を生かせば、

ま、これでもいいか?(^^;

 


コメント (13)    この記事についてブログを書く
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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (クリン)
2023-01-18 09:53:17
ちせいさま、後出しなのに、出してくるもの良すぎ~~🐻✨✨✨✨
荒波の台がこの花器のキモですので、やっぱりつけてください⤴✨
でもって松の手前には「陶器の観音様」かなんかを立てれば・・ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」も負けるでしょう⤴✨🌊
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遅生さんへ (Dr.K)
2023-01-18 10:38:58
うわ~~、「岩松波」が、二次元の文様としてではなく、三次元の立体で登場してきましたね!
次元が違うと言うやつですね(~_~;)
もう、足元にも及びません(><)

荒々しい波頭を伴う岩場ですね。
これに、若松を活ければ、立派な正月飾りですね!
私も、やはり、荒波の台を付けて一体として使ったほうが良いと思います(^_^)
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クリンちゃんへ (遅生)
2023-01-18 14:37:03
後出しジャンケンの後ろめたさが、多少なりともつきまとうので、どうだこれでっ、とはなかなか言えないです(^^;

言われてみれば、どこかしら「ヴィーナスの誕生」の雰囲気を漂わせていますね。
観音様は、ふくやかな弁財天にしませう(^.^)
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凄いのが出て来ましたね! (越後美人)
2023-01-18 16:57:17
荒々しい波の造形!花器の脚が凄すぎます~♪
日本海の荒波を思い出します。
波の上の岩場に生える松。
臨場感があります。
紫檀の花台に載せると格調もぐんとアップしますね。
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Unknown (jikan314)
2023-01-18 17:14:05
遅生様
皿に軽石や、伊吹のさざれ石を飾れば、天晴れ‼️めでたい?庭から苔をむしって。。。。と想像が脹らみます。
おお?日曜日は旧正月🎍ローマ教皇グレゴリオ13世が定めた元旦は、めでたくも無し?おらが春ですね😃
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越後美人さんへ (遅生)
2023-01-18 19:40:41
銅の花器は、鋳造しやすいから(おそらく蝋型)でしょうか、凝った脚の品が時々みられます。複雑な波形の割には安定しています。花受けの部分がラッパ形で大きく見え、波とのバランスが危なっかしいので、インパクトがありますね。実際は小さな花器です。が、写真では大きく見えます。そんなわけで、小さな松を探すのに苦労しました(^.^)
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jikan314さんへ (遅生)
2023-01-18 19:48:00
確かに、石なども組み合わせたくなりますね。
一時、盆景をやろうと、少しパーツを集めたことがあります。しかし、楽しみ方のイロハがわかる資料が全く無くて、諦めました。

さざれ石、地味な石ですね。見過ごしてしまいそう。どうしてこれがワーワー言われるのか、さっぱりわかりません(^^;
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遅生さんへ (酒田の人)
2023-01-18 23:05:24
これは凄い品ですね~!
作った人のセンスは並外れているように感じます
荒波を金属で作るという発想にはまさに脱帽です。
ちなみに、絡み合った竜のように見えるのはワタシだけでしょうか・・・
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酒田の人さんへ (遅生)
2023-01-19 09:30:22
確かにのたうち回る龍に見えますね。
波の形を作るのは金属しか無理ですね。形が複雑ですから蝋型細工でしょう。蝋型の一品物だとすると高くなります。だからでしょうか、思ったより小振りです。
骨董では、大きく見える品は優品とされているので、まあ良いのかなと(^.^)
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Dr.Kさんへ (遅生)
2023-01-19 12:53:24
リコメを書いたはずなのですが、どこかへ行ってしまいました(^^;
思い出しながら、再掲します。

このアイデアはすぐに浮かんだのですが、実際に松を入れる段でしばし立ち往生。というのは、この花器は見た目よりもずっと小さくて、普通の松は大きすぎて活けられないのです。探し回って、ようやく五葉の松を見つけました。これで何とか。
松はいいですね、花と違ってどれだけでも持ちます。
正月に活ければよかった(^.^)
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