内容紹介
「あなた、まだ、自分が生きていると思っているんですか?」
編集者の須賀は作家と渋谷で打ち合わせ中、スクランブル交差点で女の子を襲うゾンビを目撃する。各地で変質暴動者=ゾンビの出現が相次ぐ中、火葬されたはずの文豪たちまで甦り始め……。
デビュー10年目の極貧作家K、久しぶりに小説を発表した美人作家の桃咲カヲル、家族で北へ逃げる小説家志望の南雲晶、区の福祉事務所でゾンビ対策に追われるケースワーカーの新垣、ゾンビに噛まれてしまった女子高生の青崎希。
この世界で生き残れるのは誰なのか!? 芥川賞受賞で話題を攫った羽田圭介が現代日本を撃つゾンビ・サバイバル問題作!
読書備忘録
地下鉄のネズミ・・・そうです銀座線のホームで線路の向こうの暗がりを見ていると大きなネズミが必ずいたんです。
いまはどうなんでしょうね?お若い羽田さんが書いておられるのだからいるのかな?
といきなりそんな話から入りました。
結束バンドの使い道が・・・
これからホームセンターで結束バンドをみたらきっとゾンビを思うのだろうなぁ~・・・
80才以上の老人が変質暴動者(ゾンビね)となってのくだりに合点。
わかるような気がするって言っている私は、ボーっとしているからすぐゾンビ!
希にかじられ爆死する人・・・
そんなことを思っていたのだけれど・・・大体始まりが!
読みが浅いのか、どうやって初めが現れたか?わからん。と思いつつ、ま!いっかと先に行った。
そして・・・
「すべては、多様性を失うこと━━━思考の画一化への警告なのだ」
「緑色のヤツ」
その作品が出たら、いよいよか・・・なんちゃって!
問題作とは思わない、大体ゾンビなんかいないんだからって身もふたもないことを言ってしまったけれど・・・幽霊ならわからない。
面白かった。
余談・・・
「スクラップ・アンド・ビルド」が良かったからよんでみたの。
もう一人の芥川賞受賞者の作品
我が町図書館に91冊あって2800人以上の方がお待ちの「火花」
2月に文庫落ちするみたい。
出遅れて1000番近くで待っているけれど、取り消して文庫待ちすることにした。