内容紹介
【新たな今村夏子ワールドへ】
読み始めると心がざわつく。
何気ない日常の、ふわりとした安堵感にふとさしこむ影。
淡々と描かれる暮らしのなか、綻びや継ぎ目が露わになる。
あひるを飼うことになった家族と学校帰りに集まってくる子供たち。一瞬幸せな日常の危うさが描かれた「あひる」。おばあちゃんと孫たち、近所の兄妹とのふれあいを通して、揺れ動く子供たちの心の在り様を、あたたかくそして鋭く描く「おばあちゃんの家」「森の兄妹」の3編を収録。
あひる
おばあちゃんの家
森の兄弟
読書備忘録
ふんふんと読んでいると・・・不気味にゾッとするお話。
はたしてぞっとしていいのでしょうか?
ほんわかりんとしたあたたかいお話でもあるのではないかと・・・
でもやはりあひるは三匹だったと知っていたり、鍵を探しにした男の子といい、インキョにいるおばあちゃんが電話に出ちゃたり、モリオとモリコの行ったビワの木のある家といい・・・
やはりゾッ!
こういうお話・・・すき。