作品紹介・あらすじ
ある街にひっそりたたずむ、椎木夫妻が営むメンタルクリニック。仕事、恋愛、友人……。さまざまな悩みを抱えて訪れる人に対して、夫婦は優しく寄り添っていく。ふたりにも過去に背負った傷があって……。
キャンベルのスープ缶 ・ パイプを持つ少年 ・ アリスの眠り
エデンの園のエヴァ ・ 夜のカフェテラス ・ ゆりかご
エピローグ
読書備忘録
生きていればいろいろある。いろいろあり過ぎるほどある。
それでも何とか折り合いをつけて生きている。
ただそれがうまくいかないこともある。
そういう時にこうして寄り添ってくれる人がいればどんだけいいだろう。
ある医者はろくに話も聞かないで薬をどっさり出す。そんなところに行っていてもなかなか良くならない。と思うのは仕方のない事。
椎木さんが医者になったわけ、奥さんと一緒にメンタルクリニックを始めたわけ、純喫茶純の純さんの話も・・・うるうる読んでいた。
キャンベルのスープ缶の澪が元気になってよかった。ほんとによかった。
澪の作るパフェ、食べてみたいよね。