作品紹介・あらすじ
「その者は、光をまとって書院の隅に立っていた」──。古より伝わる本に記された「羽あるもの」をめぐる奇妙な冒険を、静かな筆致で描き出す。吉田篤弘小説世界の新境地。
読書備忘録
羽あるもの / その花の香り / 虹喰い / 夕舟 / 彼方より / あとがき
その者は、光をまとって書院の隅に立っていた。
で、始まる。
理解できるかな?と読み始めた・・・言葉遣いに戸惑い、やはり難しかった。
羽あるものを探していたのね。
あとがきに、あくまでも仮想的な平行世界のお話。そのうえで、ふだん使うことのない言葉と向き合う鍛錬を試みた。と書いてあり、さらに、いつもと勝手が違い、読みやすいものではなかったかもしれませんが、と書かれていたから、ホッとした。
このお話は一冊で終わりではなく・・・とも書かれていたから、次が出たら、またこの作品から読んでみたいと思った。
★★★☆☆