

昭和五十年。横浜で刑事をしていた蓑島周平は、皆柄下郡・雉子宮駐在所に赴任した。ある事件で心身に傷を負った妻の花と穏やかな暮らしをするため、自ら希望した人事だった。しかし、優しくて元気な人ばかりのこの雉子宮にも、事件の種は尽きないようで……。平和な田舎の村を守るため、駐在夫婦が駆け回る! 「東京バンドワゴン」シリーズの著者が贈る、どこか懐かしい警察連作短編。
プロローグ
日曜日の電話は、逃亡者
水曜日の嵐は、窃盗犯
金曜日の蛇は、愚か者
日曜日の釣りは、身元不明
エピローグ








元医者の妻を気遣い刑事から駐在所のおまわりさんになった周平といっても、すでに妻であったわけではなく、これから結婚と言うところでの選択に、そういうことを考えるもんなのかしらん。
大きな事件ではないけれど、それなりの報告しなくてもいいの?日報にも書かずに?警察や駐在所の事は知らないから、何でもかんでも報告すりゃぁいいってもんでもないのね。へぇー・・・そうなの・・・と読んだ。
「日曜日の釣りは、身元不明」のお姉さんを自殺に追い込んだ男の件では、なんだかなぁ・・・!
駐在さんはお休みがあってないようなもの・・・事件だけじゃなくて人間のお相手もしなくてはならない大変なお仕事。
お話はほんわかりんとしたもの・・・さっくり読めました。
★★★☆☆
