内容紹介
今日も、誰かがささやく。「あいつがカゲロボらしいよ――」。いつも、誰かに見られている……。最初は他愛のない都市伝説の筈だった。しかし、イジメに遭う中学生、周囲から認知症を疑われる老人、ホスピスに入った患者、殺人を犯そうとする中年女性など、人生の危機に面した彼らの前に、突然現れた「それ」が語ったことは。いま最注目の作家が描いた、救いをめぐる傑作。
読書備忘録
「ゆび」・・・そうそう、そのころの痴漢はね。社章つけてやってんの。だからどこの会社の男かわかっちゃうのにやってんの。なんたって今とは比べものにならないくらい電車は混んでいたからね。マミーナで買ったばかりのお気に入りのスカートにへんなもんべっとりつけられたときは、明日から指輪に画びょう仕込んで乗ってやる!って思っていたくらい。思い出しちゃいましたわ。
読み始め・・・やだー、ナニコレ
途中から・・・もしかして・・・
最後には・・・そうなのだよ。大丈夫なんだよ。いろいろあるんだよ。でも大丈夫なんだよ!
★★★☆☆