内容紹介
近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性のことが、気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で働きだすように誘導し……。
『こちらあみ子』『あひる』『星の子』『父と私の桜尾通り商店街』と、唯一無二の視点で描かれる世界観によって、作品を発表するごとに熱狂的な読者が増え続けている著者の最新作。
読書備忘録
大丈夫か? 『私』
むらさきのスカートの女より、権藤チーフである、黄色いカーディガンの女である・・・『私』の方が常軌を逸しているんだから・・・
だいたい自分の職場に誘導するなんて、おかしいでしょ・・・やり方も・・・
そして表紙にばかり気を取られていたところ、読み終わっての裏表紙に・・・あ!リンゴ!むらさきのスカートの女が塚田チーフからもらった北斗!子供たちと洗ってみんなで食べたひとつのリンゴ!
最後の一行に・・・やっぱりっ!と思いきや、続きがあったら、 え? が始まりそうで、終わった。
不思議なお話大好物・・・
★★★★☆