作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学小説】小劇団を主宰する大輔と瑞穂は、週末だけ里親として小学生のひなたを預かることになった。天才演劇少女のひなたを起用して、一風変わった人材派遣業をすることになるが──。ワケあり夫婦と親に捨てられた少女が紡ぐ新しい"家族"の物語。
読書備忘録
人事派遣って・・・?
あーそういうのがあるのね?
読み始め、おい、利用しているの?とも思ったけれど、ひなたのお母さんね・・・いろいろあるとは思うけれど、そのお母さんだったら大輔と瑞穂のほうが親にはなれなくても、おじさんおばさんでいいんじゃないの?と・・・加島ひなたはどうやら才能があったみたいだから。
瑞穂の同級生だった元ヤン渚がいいわー・・・卒業しなきゃいけない時の話が、いいわー・・・自分の人生呪うのは悲しいものね。
解説もよかった。時に日本の社会は「思い込み」で出来上がっているのではないかと・・・その「思い込み」がね。読んでみよっ!山田昌弘の『「家族」難民―生涯未婚率25%社会の衝撃』
★★★★★