本・久坂部羊 「祝葬」

2018-06-21 07:12:33 | 図書館本 読書備忘録 
祝葬

 内容紹介
「もし、君が僕の葬式に来てくれるようなことになったら、そのときは祝福してくれ」自分の死を暗示するような謎の言葉を遺し、37歳の若さで死んだ医師・土岐佑介。代々信州を地盤とする医師家系に生まれた佑介は、生前に不思議なことを語っていた。医師である自分たち一族には「早死にの呪い」がかけられているという――。 簡単に死ねなくなる時代につきつけられる、私たちの物語。

祝葬 
真令子 
ミンナ死ヌノダ 
希望の御旗 
忌寿


               

 読書備忘録 

私はご長寿信仰ではないから愉しく読んだ。
死生観は人それぞれ、それをあーだこーだと自分よりにしていこうなんて事をするのがおかしい。
百まで生きるのが当たり前なんて時代がすぐそこまで来ているみたい。
健康で百までならいいけれどぉー
ちゃんと自分で考えなくては・・・

そんなこと思っていて「忌寿」・・・

早死にする医師家系でただ一人長生きしてる「祝葬」の佑介の兄の信介に会いにいくと・・・

忌寿最高!感情失禁に笑えた。

AI時代か・・・
そんな時まで生きていないから知ったこっちゃないけれど、やばいな。
ガンも治ってしまう。いいお薬が開発され実用化!
なかなか死ねなくなり、中高年はうまく滑落死できればラッキーとばかりに、軽装備でわざと危険なコースを選ぶ山登り、スーパークライムを始める。

お金持ちは生きられる。
ミイラのようになっても生かされている。

よかったわー・・・お金持ちじゃなくて!

★★★★★


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