読書備忘録
内容(「BOOK」データベースより)
物語を書くことにしか情熱が持てない安寿子が、40歳間近で願ったことを、神様は100パーセント聞いてくれた。願いが叶うまでの、長い長い物語。
宗教の本ではありません。エッセイのような小説のような・・・
”老いた親と同居しているすべての人に、お見舞いを申し上げます。たいへんですよねぇ。”
みんな大変と思えば、自分だけが大変なんじゃないって少しは救われる。
”歳をとるって、こういうことなんだ。死ぬって、こういうことなんだ。と、勉強できる。これは、大きい。”
そう、とてもとても大きなことだと思います。だれでもいつかはむかえる事だから・・・心して
”「介護した人は介護されずに死ねる」特典がついているらしく思われる。”
だといいなぁ~・・・だったら私は介護されずに死ねる。ヤッホーだ!
第一話 母の死を待って
第二話 すれ違う二人
第三話 傷跡の必要
第四話 二人の恵子
第五話 心残りはひとつだけ
第六話 陽気な骨
第七話 天国への階段
お母様が入院中、べらんめえになったって書いてあったから、私もそうなったらって話題にしたら、入院していなくてもべらんめえでしょ?と、言われてしまい、あら、そ?
お稽古の先生の話も、そうそういたいた・・・エレクトーンの先生の金切り声を思い出した。月1でそれはやってきていた。その後のお稽古でもはじめてフルートを習った先生はそれ系だった。それ以降は先生に恵まれてそういうことは一切ない。
私もこうやって語るのかな・・・?
”母は、なかなか死なない。私はそのことに慣れた。夢とうつつがごちゃごちゃ。”
「よくなることのない年寄りを診る医者に、何か期待されては困る」・・・そんなこと言われたんだ・・・って、同じような事を最近言われた!年寄りではないけれど・・・病気は診るけれど、人はみない。
だ・か・ら・・・病気になっちゃダメなんだよ!!!医者と関わらない生活をしないとダメ!!!って教えてくれた人がいた。お産以外で入院したことがなかった奥さんの看病で思ったんだって。冷たくなった奥さんを返されて、あれは医療ミスだった!と断言していた。
ま!医者も人間・・・いろんな医者がいます。その方は、運だよ!信用できるのは町医者!とも言っていた。が、普段病気しないから町医者とは関わっていないのです・・・
八十三歳寿命説・・・すっごい! じゃやっぱり途中まで行ったのですね、本当に帰って来た?
お父様は一番いい形で息絶えた。いいなぁ~私もこれがいいなぁ~・・・が、お母様は・・・なかなか逝かせてくれない。って・・・
”人の死を見送る重苦しさに比べたら、自分が死ぬほうがよっぽど楽だとさえ思う。”
まったくもって、しみじみ
同感
ということは・・・あの方法も一概に悪とは言えないのかしらね。
いろんなことを考えましたよ、
アリンコほどの脳みそでも・・・読んでよかった。