ケスハマソウ
もう、咲いているだろうと思って行ってきた。車で30分ほどのところなので昼からでも十分に楽しめる。
この日は天気も良かったので、途中のコンビニで昼飯を買って花でも見ながら食べようと思って出掛けた。
でも、おなじようなことを考える人は沢山いたようで、山の上のベンチは空いていないし、
人でも多かったので車の中で急いで食べることにした。
食後に花を見に行ったのだが、その場所には人影はない。あの沢山の人はどこに行ったのだろうか。世の中、
忙しなく花などをのんびりと眺めるような気分ではないのかもしれない。
以前、ケスハマソウが沢山、自生していた場所に行ってみたが僅かにしか花は咲いていなかった。
最近、杉の間伐がされた場所で、陽当たりが良くなったせいなのだろうか。除草もされているので目立つようになって、
盗掘されてしまったのだろうか。
写真を撮っていると、一人、ケスハマソウを撮っている人がいるのに気が付いた。同好の輩と思い話しかけてみると、
数を減らしたケスハマソウの保護を手伝っているとのことだった。でも、特に山野草について詳しいわけではないようだった。
礼を言ってから、他の場所の花を見に行くと伝えて別れた。
その後、記憶にあった自生地に行こうと山を下ったのだが分からなくなってしまい、下り過ぎて麓まで降りてしまった。
消えてしまったのか・・・
コショウノキ
探している途中で出会った。この山の日当たりの良くない斜面には結構、沢山生えている。
ケスハマソウは下から登りなおしてようやく見つけた。どうも、なぜこの場所に咲いているのか不思議な場所。
誰かが植えたのかとも、思ってしまうような場所なので、見つけられなかった。
半日蔭で雨が降ると雨水が集まるような浅い谷筋に自生するように思うのだが・・・
春だから明る過ぎるように感じるだけなのかもしれない。兎に角、この場所に何年も自生しているのは確かなのだ。
写真を撮り終えてから斜面を登り車道に戻ったところで、先ほどのケスハマソウの保護を手伝っている人に出会ったので、
自生地の話をすると、驚いたことにご存じなかった。お礼の積りで教えてあげることにして再度下り、また登り車に戻った。
良い運動にはなったかな。