今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

いい湯だな ここは北国、登別の湯            2015.08.14.(3)

2015-08-31 22:37:23 | Weblog
 虎杖浜を車で出て、20分ほどで今夜の宿に着いた。登別温泉と言えば、あのドリフターズの大ヒット「いい湯だな」の中でも最初に出てくる温泉だ。きっと、登別温泉に来たら「いい湯だな」がそこら中から聞こえてくるのかと思ったが、そんなことは全く無かった。ひょっとして、もう古い?



登別グランドホテル
息子が予約を取ってくれた。北海道に行くと決めた時が遅くて何とか予約できたのがここだけだったとか・・・


 チェックインをして部屋で一休み。それから、車で出て湯元を見に行くことにした。歩いても何とか行けそうな距離らしいが、2ヶ所を廻る積り。温泉街を通り抜け、山の中を登って行くと湯気が立ち昇っている池があった。脇の駐車場に車を停めて見物に出る。




大湯沼




池の水は灰色に濁っていて、まるで火口のようだ。


 大湯沼の奥にも小さな池があって、ここからも熱湯がわき出している。



      




奥の湯
池の上には道路が通っているようだ。


 また、大湯沼に戻り、車で走ってきた道を歩いて少し戻る。




イソツツジ
道の脇の叢を覗くと、イソツツジの木が沢山植わっていた。もうひと月ほど早く来ていたら満開だったに違いない。






 人が歩いている道を登って行き途中を右に曲がり森の中に入って行く。途中で中国からの団体さんと一緒になってしまった。とても賑やかだが、こっちも観光気分なので気にならない。道は大湯沼から流れ出る大湯沼川に沿って続いている。




川底の石は緑色に見えるのだが、苔?藻?


 川からは湯気が昇り、イオウの匂いが立ち込めている。この先に足湯があって、皆、そこに入りにいくのだが・・・・





まずい時に来たのかな、中国の人達に占領されている。


 しばらく待って、何とか入ることができた。



      


 川底は砂地になっていて歩いても痛くない。温度も最初は暑く感じたがやがて丁度良くなった。



      
自然と鼻歌が・・・・、「いい湯だな、アハハン・・・・」



 足湯から出て戻る。



      



 車に戻ってから次に向ったのは地獄谷。





日本って火山の国なんだなとつくづく思う。


 道は奥まで続いているようだったが、腹も減ってきたのでホテルに帰ることにした。車に戻る途中・・・・




ベニナギナタタケ



 ホテルに戻ってから温泉に浸かってのんびり。その後、大食堂でバイキングの夕飯を食べた。食堂は中国からの団体で満員で、終始圧倒されたが、それも初めての経験で楽しかった。日本の観光地が中国からの観光客で凄いことになっているという話は聞いてはいたけれど、これほどとは思わなかった。
 北のランプ亭、予約客意外はお断りっていうのはこういうことかなと思った次第。


つづく。

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虎杖浜といえば、毛蟹            2015.08.14.(2)

2015-08-30 18:48:18 | Weblog
 朝の散歩から戻ると、朝食を作ってくれていた。ありがとうございます。実は、今日は僕の誕生日。これから一泊二日の旅に出るのだ。昨夜、何が食べたいかと息子に聞かれたので、一言、海鮮と答えた。だから、海鮮の旅になるはず。

 9時に出発することにして、それぞれ用意をして2台で出発。夕張から1時間ほど走り、千歳市の社台ファームに着いた。海に行くついでに寄ってくれたようだ。道の脇に車を停めて、裏口から入って見物する。





 裏口だけあって誰もいない。





 サラブレットの生産牧場というだけあって随分広い。このウッドチップを敷いてあるエリアはなんだろう?仔馬でも遊ばせる場所なのだろうか。


      


 窓から馬が顔を出していた。隣の窓から中を覗くとお腹の大きな馬がいた。もうすぐ生まれそう。






 敷地の中は芝生の緑が綺麗で気持ちが良い。



      



 車に戻り、苫小牧方面に走った。北海道はやっぱりスケールが大きい。畑も広さが違う。




とうもろこし畑





いんげん豆かな?とにかく広い。


 道の脇にはオオハンゴンソウがずうっと咲いていた。赤信号で停車した隙にパチリ。





こんな感じ。なかなか上出来の雑草だね。


 苫小牧の町中を通り抜け、一時間半ほど走って虎杖浜に到着。昼飯を食べる予定の店は・・・・




北のランプ亭



      


 取り敢えず、店の様子を見てくると言って息子は店の中に入って行った。直ぐ戻って来て言うには「予約なしでは食事はできない」とのことだった。お粗末。それほどの人気店とは思わなかった。でも、これって、昨今の中国人観光客の急増とも関係あるんじゃないかなと思ったのはもう少し後のことだった。

 それで辿り着いたのはここ。



かに御殿


 昔からあっただろう大型ドライブイン風の建物だ。でも、中に入ってびっくり。








凄い迫力。値札には日本語と多分、中国語だろう。噂には聞いていたが、観光地には中国人が溢れている。




貝類の生簀







規模がでかい。


 その生簀の周りを中国からの観光客が大きな皿を持ってウロウロしている。生簀から気にいったものを選んで、調理してもらってから食堂に運び込んでいるのだ。

 我々も生簀の見物を終えてから食堂に行ってメニューをみると、丼ものや定食しかない。係りの人に聞くと中国の団体さんが入って来ているから、そんなものしかできないということだった。結局、こっちも生簀に繰り出して行って欲しいものを生簀から出して貰って、ちょっと値切ったりして注文した。

 ボタンエビ生、イクラ醤油漬け、毛蟹大生、ホッキ貝、ホタテ2枚、ツブ貝大を注文してお造りにして貰った。








あ~贅沢だなぁ。

 
 虎杖浜の毛蟹は甘くて絶品。北のランプ亭に入れなかったのは幸運だったけど、ちょっと高くついた。

 食後にお土産を買って、外に出た。店の裏がすぐ海になっていた。





 ずっと一直線に続く浜。やっぱり北海道はスケールがでかい。さて、次の目的地は?


つづく。


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朝の散歩 北海道って凄い            2015.08.14(1)

2015-08-29 11:46:15 | 山、花、山野草




 朝、起きると初孫は御機嫌だった。天気が良いので朝の散歩に出掛けることにした。カメラに90mmマクロを付けて
用意をしていると、近づいてくる。


  

まずい、近すぎて収まらない。

 
 アパートを出ると駐車場の縁にガガイモが沢山花を付けていた。






  




ガガイモ


 自宅近くではあまり見かけない花。良い匂いが漂っている。さて、隣の小さな公園の脇を通って細い道を下って行った。








ヘラオオバコ








ヒレハリソウ


 道の脇に目の覚めるようなオレンジ色の花を発見。



  
コウリンタンポポ



 最初のガガイモは別として帰化植物ばっかりだ。




コゴメハギ







シナガワハギ
白と黄色の色違いと思ったが、調べてみると違う植物のようだ。


 道はさらに下っていて、夕張川にかかる小さな橋に続いていた。




イタドリ




コオニユリ







アレチノマツヨイグサ







ゲンノショウコ
一株に白い花とピンク色の花がついている?




ノイチゴ
赤い実を摘まんで口に含んだ。


 橋のたもとに到着。




遠くにアパートが並んでいるのが見えた。正面にも沢山並んでいる。何か違和感あり。なぜだろう・・・





コンクリートで出来ているアパートに見えるが、屋根にトタンが貼り付けてあるのだろうか、かなり錆びている。
違和感、それは沢山の煙突だった。ここは冬は寒くて-20℃にもなるようで一日中暖房する必要があるんだろう。


 夕張川はやはり、濁っていた。前日、前々日と随分雨が降ったから。。。





 
 さて、お腹も空いてきたので戻ることにしよう。








何ていう木?調べよう。






ブタナ
自宅近くでも随分殖えてきている。




アカツメクサ







ノラニンジン
これだ!新千歳空港から夕張に走ってくる途中、道の両脇に沢山咲いていたセリ科の花。


 前回、北海道に来た時はあまり町なかを歩くことがなかったので気がつかなかったが、帰化植物だらけ。しかも、
見たことのないようなものが多くて面白い散歩だった。さて、朝飯だ。


つづく。

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ダム湖の斜面のオオハンゴンソウ            2015.08.13(6)

2015-08-27 23:24:32 | 山、花、山野草




 北海道に着いてレンタカーで走り始めてから、道の脇に咲き群れる無数のオオハンゴンソウに圧倒されてきた。綺麗に咲き揃ったところの写真をその内撮ろうと思っていたが、本当に何処にでも咲いているので、かえって車を停めて撮るタイミングがなかった。

 山登りを終えてシューパロ湖まで戻ってきたときに車道からダム湖に下る斜面にオオハンゴンソウが咲いていたので、思い切って車を停め斜面を下ってみた。斜面は草で覆われていて下りにくかったが、草の途切れたところを下り斜面を見上げると、オオハンゴンソウやルピナス、シシウドなどが咲いていた。











 さらに下ると・・・・





枯れた木が視野に入ってくる。







 この辺りはシューパロダムが完成する前、大夕張ダムの時代の道なのだろう。今は使われておらず、雪解けの時期には水に沈んでいて、周囲の木は枯れてしまったと思われる。それでもしたたかなイタドリやルピナスは生き延びて花を咲かせているのだ。







      
    シラタマソウ


 道は続いているがこの先まで歩いて行っても何もないだろう。







 ダムの方を見るとまるで冬のような景色が広がっている。あの橋を渡って夕張岳から戻ってきたのだ。一段下にも車道が見えている。









何とも不思議な景色。夏と冬が混じったような・・・・


 車に戻ることにした。天気が怪しい。







 車を停めた場所に戻ると、空き地に咲いているアザミにアゲハ蝶が蜜を吸いに来ていた。









見たことのないような青いアゲハだが、どうやらミヤマカラスアゲハのようだ。


 その近くに見たことのない花。





これもきっと帰化植物なんだろうな。


 いよいよ雨が降りそうになってきて、慌てて車を走らせたところで一気に降り出した。











 そして、どんどん視界は失われてゆく。この日はそれから隣町の由仁の温泉まで走り、汗を流してから食事をとった。



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バライロウラベニイロガワリ キタキツネ            2015.08.13(5)

2015-08-26 23:47:50 | きのこ など




バライロウラベニイロガワリ


 登山道の合流地点を過ぎたところで状態の良いバライロウラベニイロガワリらしきイグチに出会った。かつてT氏がひとかけらを試食しただけで死の淵を彷徨ったという猛毒のイグチ、かもしれない。なるべく傷つけないように抜いたが、指で摘まんだところは素早く青変していた。

 さて、合流点からしばらく山道を登る。




エゾスズラン
3年くらい前に北海道の西別岳で見て、それから蓼科でも見掛けた花。



      







 30分余り、登ると傾斜は緩くなり歩きやすくなった。石原平に着いたのだろう。午後の2時を過ぎている。平らな所に腰掛けて昼のおにぎりを食べた。座ったまま見廻すと、きのこがポツポツ。




チチタケ




ツエタケ


 
 さて、ここから先はしばらく急斜面を登り、1時間弱で前岳の湿原に行けるはず。しかし、どうも天気がよろしくない。進むか戻るか迷っているところにパラパラと雨が降り出した。前進を諦めて撤退することにした。この道の先は次回のお楽しみにしよう。




ハンゴンソウ


 戻ると決めたら、一気に下る。何か、雨雲に追いかけられているようだ。




コモチミミコウモリ









      



 1時間と少しで登山口上の小滝まで降りてきた。







 登る時はゆっくりと見ることが出来なかったので、滝の周囲の植物も見てみた。



  
左:ミヤマアカバナ
右:キツリフネ




ミヤマセンキュウ








 何とか雨に降られずに下山して車に乗り込んだ。それからシューパロ湖に向けて道を走るのだが、走り始めて間もなく土砂降りに。





余りに降りが酷く前が見えず、車をしばらく停めた。道はあっという間に川になり怖いほどだった。


 この手の雨は止むのもあっという間だ。小振りになってからまた車を走らせた。道が舗装道路になった辺り、前方を見ると・・・・





道の先に何かがいる。犬か猫かなと思ったのだが、車を停めて良く見るとキタキツネだった。


 ハイブリッド車は便利だ。ゆっくりとモーターで前進して、パチリ。







 車を停めて観察していると、座ったり、寝転んだりした後、こっちの方に近づいてきた。何とも無防備な・・・・



  


  



 後方から車が走って来て、前方からも1台、走ってきた。もう停まっていられない。ゆっくりと車を前に進めるとキツネは漸く僕の存在に気がついたようで、慌てて草むらの中に走って行った。


 今日は長男の家に泊めて貰うので電波のある所に早く出て連絡を取らなければなるまい。


つづく。


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夕張岳  登山口からの登り道 2            2015.08.13(4)

2015-08-25 22:12:07 | きのこ など

冬虫夏草 詳細を語るには百年早い・・・


 12時を過ぎた。朝飯をしっかり食べたのでお腹はまだ空いていない。前進あるのみ、なのだが登山道の両脇には面白そうなものが沢山で、いつのまにか牛歩戦術を繰り返す。この冬虫夏草も掘り出してみようと思って触ると、砂地にかるく埋まっているだけだった。でも、時間がないのでビニール袋に砂ごと放り込んでザックに入れた。







 傾斜は大したことはなく、進んで行く。途中でアカゲラが2匹、登山道の先でゴソゴソしているのが見えたが写真には収められなかった。



オオミヤマトンビマイ?
老菌



アキノキリンソウ


 やがて進行方向、左側に大きな塔のような岩が見えた。きっと、名のある岩なのだろう。



      



 歩いてゆくと、水の流れる音がだんだんと大きくなった。冷水の沢についたようだ。







ミヤマタニタデ?



      


  
アリドオシラン


 葉の辺りがツルアリドオシに良く似ているのだが、花が全然違う。名を調べて納得した。




ツバメオモト
どうせショウジョウバカマだろうと思っていたが、青い実が付いている。白い花が咲いている頃にまた来たいもの。








ツルリンドウ
久し振りに会う、良く知っている花だ。






      
コバノイチヤクソウ

これまで、自宅近くでコバノイチヤクソウかなと思うものは何度か見てきたけれど、これが本家らしい。今まで見てきたものとは全然、特徴が異なる。


 久し振りにイグチに出会った。かなり老菌なのだが抜いてみて驚いた。これは・・・・






バライロウラベニイロガワリ
あの、悪名高い強毒性のイグチに良く似ている。触れただけで強く青変した。



 噂のツルアリドオシが咲いていた。



ツルアリドオシ
何か、アリドオシランと関係があるのだろうか・・・・



  
多分・・・・、コイチヤクソウ





ホソバヤマハハコ










セイヨウタマゴタケ
先を急いでいたので柄の写真を撮らなかったが、帰路にサンプリングして確認するとダンダラ模様が無かったので、セイヨウタマゴタケとした。


 写真を撮りながらののんびりした山登り。ようやく冷水コースと馬の背コースの合流点に到着した。高度は1150mくらいだろう。登山口から600mくらいは登ってきた。







 午後1時半になるところ。前岳の湿原まで行けるだろうか・・・。


今日はここまで。



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休題    ヤマボウシの実            2015.08.21.

2015-08-25 08:44:28 | 

 


 今年は勤め先のヤマボウシが沢山実を付けた。それも不思議と北側が特に多い。






 緑色に赤い実というと、クリスマスのイメージだけど、今は灼熱の夏だ。変なかんじ。



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夕張岳  登山口からの登り道 1            2015.08.13(3)

2015-08-24 22:11:43 | 山、花、山野草




 登山口の駐車場の手前にアジサイが沢山咲いていたので、また車を停めて写真を撮っていたのだが、そこが登山口から一番下の駐車場だったようだ。約10台くらいが停まれるスペースがあるが、それは後で気がついたこと。




エゾアジサイ





ハンゴンソウ





ホソバガンクビソウ


 こんなことしていたら山には登れないとは思いつつ・・・・




エゾゴマナ





??  木イチゴ・・・


 結局、この場所の上に8台車が停まれるスペースがあり、8台目の場所に車を停めた。時間は11時前。駐車場には2人居て、話をしていた。挨拶をして山の様子を聞くと、朝から登って下山してきたところだと言う。達者な人ならそんなこともありそうな時間だ。

 その内の一人と話していると愛知県安城から来ているとのこと。8月6日から車で来てこれまで随分、山を登ったのだとか。熊も渡島辺りで出会ったといっていた。そして、今から登るのはお勧めできないね、だって。

 そんなことは分っている。行ける所まで行って、楽しんでくる積り。さて、前進。




小さな滝


 道の脇は緑が一杯で楽しい。適当にパチリ。




写っているのは、ヨツバヒヨドリ、エゾアジサイ、ゴゼンタチバナ、などなど。




タニソバ?




    

巨大なヨブスマソウ
高さは僕の伸長を遥かに越える。3mくらいありそうだ。







 しばらく歩くと登山道の分岐に出た。右の冷水コースの方がなだらからしいので右を選択。









タニタデかな







  




エゾアジサイ


 

サラシナショウマ
咲き始めなのかな。一株だけ咲いていた。




クルマバツクバネソウ





コモチミミコウモリ



 ああ、まだほんのちょっとしか歩いていない。花の名前を調べるのも大変。今日はこの辺で。


つづく。



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夕張岳へ  登山口への遠い道のり 2  花ときのこ            2015.08.13(2)

2015-08-23 09:13:24 | 山、花、山野草

エゾホソバトリカブト


 シューパロ湖を後にして、しばらくは舗装道路を走った。道の両側には原野が広がっていて、薄暗くて見通せない。
樹下には熊笹が覆っていて単調な景色が続いた。一体、どこまで続くのだろうか。ナビには最初の内は車道が表示されていたが、
マップに記載されていないのだろう、途中から消えた。

 舗装もなくなり地道を進んでゆくと薄紫色の花が咲いているのが見えて、車を停めた。エゾホソバトリカブトの名前は帰宅を知った。



  

淡い紫色で華奢にも見える姿は美しい。


 車を降りたついでに、また散策をしてしまう。登山口は遠い・・・・。



トリカブトのつぼみとイケマの花




ウドの花




多分、ヨブスマソウ
北海道の花は自宅周辺のものと違って、イチイチ調べないと分からないものばかり。


 北海道に来てから、実はあらゆるところで帰化植物の群生を見てきているのだが、その代表がオオハンゴンソウだ。
その風景は後で紹介するとして、森も深くなってゆくとその姿もほとんど見なくなり・・・・



  
オオハンゴンソウ
黄色い花を見つけて近づくとハンゴンソウやアキノキリンソウであることが多くなった。


 車に戻り、また走る。車窓から見えるのはトリカブト、ハンゴンソウ、ヨツバヒヨドリなどの花。車を停めずに走り続けたが、
やがて周囲が明るくなり、カラマツ林が広がった。そして、下草の途切れたところの地面に黄色い中型のきのこが出ているのを、
見逃さなかった。また、車を停める。




多分、コガネヤマドリ







 他にもいろいろと出ている。



  
イロガワリの仲間
老菌で何とも判断できず。異様な程の変色性の強さはイロガワリの仲間だろう。



モリノカレバタケ



  
フジウスタケ



  
ウメガサソウ
きのこじゃなかった・・・。




コガネヤマドリ
周囲にはきのこを狙う虫が飛び回っている・・・・




不知  ⇒ ニカワジョウゴタケ
ニカワタケとかの仲間かな。


 探し回っていて、ランの花の後を見つけた。



不明のラン





??
ヤマトウバナとも違う。シソ科の何か。調べよう。 ⇒ ミヤマトウバナ



  
オニルリソウ



 また、車に戻り進む。そろそろかなと思った所に看板が右側に出ていたが、よく見えずに通り越してしまった。
車を停めてサイドミラーを見ながらバックしようと思った時に、前方にエゾシカが立ってこちらの様子を窺っているのに気付いた。




驚かすのも可哀そうに思えて、写真を撮ってからバックするとエゾシカはバックした分、前に進んでくる。





若い雌のようだ。


 看板を見て登山口まであと僅かであることが確認できたので、車を前に進めるとエゾシカは慌てて山に駆け登っていった。


いよいよ、登山だ。



つづく。

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夕張岳へ  登山口への遠い道のり            2015.08.13(1)

2015-08-21 21:52:00 | 山、花、山野草




 翌朝、いつものように6時位に目が覚めた。幸い、二日酔いじゃない。となれば、今日は夕張岳に行こう!

 何で夕張岳に登るから前夜は酒は控えて朝早く出発しよう!!とならないかというと、今回は連れがあることと、
やっぱり疲れでしょうかね。盆休みだからのんびりしたいという気持ちもあって、中途半端なんだよなぁ。

 ホテルの朝食は7時からなので、それまでに荷物を整理する。連れも起こして朝食へ。バイキングだったけど、
こうなると和食一通りの後、洋食も少し、コーヒー、フルーツと満腹になるまで食べてしまった。

 食事を終えて部屋に戻る途中、窓の外を見て驚いた。何だ、こりゃ?





ホテルの中からスキー場へ続くガラス張りの通路があるのだ。






何て贅沢なホテルなんだろう。ホテルの前にはゲレンデがあり、リフトが見えていた。


 さて、部屋に戻り荷物を持ってチェックアウトする。そして外に出て見ると、ホテルの前にレストランがある?
昨夜、見てはいるのだが、再度見に行くと・・・・、駅舎だった。






 ホテルとの間を覗いてみると駅のホームが見えた。一列、片面。



JR ゆうばり駅
石勝線夕張支線の終点 ゆうばり駅だ。単線でその最後に終着駅である印に、線路止めがある。もの寂しい風景だ。


 かつて炭鉱で栄えた夕張の町の駅はここから離れた所にあり、既に廃駅となっているらしい。それでもホテルからみれば
ほとんど専用のような駅があって、ホテルの前には専用のゲレンデがあるのだから素晴らしい環境ということになるのかな。

 そして、その脇には昨夜、食事を摂った店がある。





 荷物を車に載せて出発したのは9時近かった。






 途中、駅の近くで見つけたコンビニで昼飯を調達する。それと多めの水分。今度こそ、夕張岳登山口をめざしてひた走った。
やがて、道路の右側に大きなダム湖が出現。しばらく走ってから、道の脇のスペースに車を停めた。




シューパロ湖 
不思議な景色だ。湖から枯れた木が見えている。




正面
中央に見えているのは夕張岳方面だろうか。




進行方向 斜め右
遠く、湖の上に橋がかかっているのが見えた。あの橋を渡って登山口へ向うのだ。


 少し走り、水没した橋の見える所で車を再び停めた。






 ここでこのシューパロ湖について調べたことを記しておこう。この湖は夕張川を堰き止めてできたダム湖で、
規模としては日本で2番目に大きい。以前には夕張川には大夕張ダムがあってダム湖があったが、その下流に
夕張シューパロダムが建設された。その竣工が今年の3月で、一気に水位があがり大夕張ダムとともに周囲の低い山は水に沈んだようだ。

 水上に一部見えているのは水面下に沈んだ橋のアーチ部分であり、他にも三弦橋と呼ばれた珍しい工法の橋などが沈んだ。
今、水面上に出ている枯れ木は春の雪解け頃に水位が上がり、一度沈んだ木が夏になって水位が下がり、
再度、水面上に現れたのではないか。

 車から降りて歩いたのがまずかった。周囲の植物が気になってしまい、カメラを片手に歩いた。




シラタマソウ




アメリカオニアザミ?
皆、帰化植物だ。



  
不明
フウロの仲間かと思って検索するが分らず。写真に移る蕊や蕾の形状を見るとアオイ科のような気がするが、分らない。



  
左:コゴメハギ
右:オトコエシ



  
左:ノコギリソウ
右:クサフジ  ナヨクサフジではなさそうだ。



 先を急がなければと思い、車に戻り橋を目指すと・・・・、道の脇に紫色の花が咲いていた。




ルピナス




ルピナスとシラタマソウ
ここではルピナスが野生化しているのだ。西欧の国と同じようだ。



 再度、車に乗り橋を進む。車窓からの景色があまりに神秘的なので、また車を降りた。





白く見える木の間を夕張川が流れていたのだろう。


 距離が長いわけではないが遠い。さて、今度こそ、この道を進み夕張岳の登山口へ走ることにしよう。いざ、行かん。



つづく。



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北海道夕張へ            2015.08.12

2015-08-20 21:26:37 | Weblog




 昨夜、仕事を終えて帰宅し、今日の北海道行きの荷物を作っていた。行く先は長男の住む夕張。迷っていたのは近くの花の百名山、夕張岳に登るかどうか。それによって持って行く荷物は随分変わってしまうのだ。結局、登る積りで支度をすることにした。

 4泊5日の旅ではあるが、30Lのザックとスーツケースという大荷物になってしまった。といってもスーツケースの半分は2人分の登山靴なんだけどね。

 朝の9時に自宅を出れば十分だろうと思っていたが、道が渋滞することも考えて8時半に出発。目指すは神戸空港、でも飛行機は関空から出る。神戸空港近くのベイシャトルを利用して関空から飛べば、神戸空港の駐車料が無料になるわけ。これは2年前の北海道旅行で得た知識なのだ。途中、渋滞することも無くベイシャトルの乗り場に着き、船を待った。

 やがて時間が着て乗船。関空までは約30分の船旅だ。







 車で走って来た橋の下を潜り・・・・


      



 やがて、関空に近づく。船の窓は海水で曇っていて擦りガラスのようでピントも合わない。




関空に着陸する飛行機


 昼前に関空について、昼飯を食べたりして暇を潰した。搭乗手続きの時に離陸は20分ほど遅れる予定とは聞くが理由については説明はなかった。




暇・・・・





ここに飛行機が来るはずなんだけど。。


 待っていると漸く飛行機が到着して・・・・



  





北海道からの乗客が降りてきて、目の前を通り過ぎて行った。ってことは、折り返し運転ですか・・・。電車みたいだ。


 飛行機は定刻より30分程遅れて離陸。飛行機は久し振りだな・・・・



      
       15:23




      
       15.31


 飛行機が北海道に近づくと・・・・





雲の下、雨が降っているのが見える。


 やがて、飛行場が近づいてきて・・・・





下界はどん曇り。



      

窓の外、上から水滴がツーと落ちて行く。


 雨だ。スーツケースを受け取り、バスに乗ってレンタカー屋に行き、手続きをして車に乗り換えた。何と、ゴールドのフィットハイブリッドだ。お爺さんだと思われたのかな。ゴールドって見たことないけど、分りやすくて良いかも。

 夕張に向けて走るが、途中で土砂降りになった。




増水して濁った夕張川


 実は今回の旅は、生まれてから10カ月になる初孫に会うためのもの。


  
初めまして。


 その後、泊るホテル、マウントレイスイへチェックインしてから食事に出掛けた。店はホテル前の屋台小屋だ。




幾つかの店が集まっているのだが、この夜は3店だけ。でも、魚も肉もラーメンもあるぞ。




生ラム串とアスパラ




ホッキ貝とホタテのバター焼き




ホッケ




名物 夕張石炭くろラーメン
夕張といえば炭鉱。今は閉鎖されてしまったが、ここに来る途中にはボタ山もあった。


 話題にはなるラーメンだけど、味はイマイチだった。生ビールを2杯飲んだ後、熱燗も2合。さて、明日は山に登る予定だがどうなることやら。


つづく。



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多可のキツネノカミソリ          2015.08.09.(3)

2015-08-19 23:37:34 | 山、花、山野草





 来る途中に見掛けた花はキツネノカミソリだった。去年はもう少し遅くに同じ場所を通り、盛りを少し過ぎたキツネノカミソリの大群生を見たのだ。今年はまだ咲いていないだろうと思っていたのだが、もう咲き始めていた。



      





キツネノカミソリ



 そして、ここにもハグロソウ。








      
    









アキノタムラソウ











何だっけ?ハエドクソウ?





イヌトウバナ




      
      ニガクサ





オニヤンマ
昼寝中。


 暑いからね。早く帰ろう。



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イワタバコを見に行く         2015.08.09.(2)

2015-08-18 21:47:46 | 山、花、山野草



 
 福山からの帰りにM谷に寄ってイワタバコの花を観て帰ろうと思ったのだが、まだ蕾だった。盆休みは北海道に行くことになっているから、このままでは今年は見れなくなりそうだ。思い立って出掛けることにした。自宅近くで咲いている所は幾つかあるけれど、近くて確実な所と言えば岩戸神社だ。ここは山に登ったり、谷へ下ったりする必要もない。

 家を出て1時間ほどで山間の神社に到着。神社に続く参道の鳥居の前に立った。でも、この参道の右側の石垣にもイワタバコが生えているので、その石垣沿いを歩いた。







  
イワタバコ
ここは日当たりが良いので開花も早く、もう盛りを過ぎている感じ。




万両の花




トチバニンジン



 結局、参道の横の道を進んで本殿の脇まで歩いた。川が流れていて参道がその川を跨いでいるところは日陰になっていて、イワタバコの花が見頃だった。













  
イワタバコ
今年も観れた。ひと安心。


 そのまま、本殿を通り越すと見覚えのある小さな花がぱらぱらと咲いていた。



  
ハグロソウ


 そして、川の脇に転がっていた苔むした杉の倒木に・・・・





ひとつ剥がして裏を見てみると、小さな孔口が見えていた。



アケボノオシロイタケ




マツカゼソウ
もう、咲き始めている・・・・




コミヤマスミレ
新しい葉が出始めているのかな?




ミズタビラコ
もう、花は終わりかけだ。その脇に実は蝮が潜んでいたのだが、のんびりと川を渡って対岸に移っていった。


 来た道を戻り、脇の戸を開けて本殿の中に入った。中庭を抜けて参道の方へ進むと・・・・









ヒイロタケかな?
ちょっと、木から剥がすのは躊躇した。随分大きいけれど環紋があるからきっと・・・・


 神社の前に出て、参道に立った。



    



 この神社に向って走っている時に見掛けた花を帰りにゆっくりと見ようと思っていたので、先を急ぐことにした。


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突然の夕立         2015.08.08.(3)

2015-08-18 07:24:54 | その他
    



 暑かった休日の夕方、庭に水を撒いていると、遠くゴロゴロと雷の音が聞こえてきた。夕立が来るのかなと思うが、水撒きを途中で止めるわけにはいかない。

 十分に水を撒いて散水栓のコックを閉めて、東の空を見上げると黒い雲が空を覆い始めていた。帽子を取って歩道に出て大きな駐車場まで歩いてゆく。




西の空(17:43)
太陽は何とかまだ見えているが、北の空を見ると・・・・




(17:43)
もう、雨雲はすぐそこまで近づいているようで、雲の下が白く霞んでいた。


 
 やがて・・・・





雨は降りだして・・・・


 慌てて自宅にの方に戻ると・・・・



  
左:東方面    右:西方面 (17:56)



 その約10分後、猛烈に降り出した。




(18:05)


 暫くの間、木の下で雨を眺めていたが家に入って、最近、お気に入りの雨雲ズームレーダーを見てみると・・・・





今、まさに大きな雨雲が頭上を移動して行く最中であることが分った。


 それでも、夕立はゆうだち。やがて、雨は小振りになった。庭に撒いた水は一体、何だったのかと思ったが、それでも雨が降ったことは喜ばしい。庭の植物は喜んでいるに違いないのだ。

 散水ホースを片付けていると、空に虹が出ているのが見えた。また、カメラを取り出し道を隔てた公園に歩いてゆく。




(18:15)


 あれあれ、白鳥が餌をねだりに近づいてきてしまった。







夕方のほんの30分程の間の出来事だった。カメラで記録している自分が少々、滑稽に思えた。



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盆休み、北海道を走り廻る         2015.08.12-16.(予告)

2015-08-17 22:20:16 | 山、花、山野草
      



 長男に息子ができたのが去年の10月、その子に歯が生え出しらしい。早く来ないと赤ちゃんじゃなくなっちゃうよと催促をされ、盆休みに北海道に行ってきた。盆休みの初日の12日午後、神戸空港に車を停めてベイシャトルで関空へ。関空から約2時間で新千歳空港に到着した。

 レンタカーに乗り土砂降りの中、夕張市へ向いホテルにチェックイン。その夜はホテル前の居酒屋で飲んで寝た。




ホテル マウントレイスイ



 翌朝、ホテルの朝食を食べ夕張岳を目指した。ホテルを出たのが8時。登山口を目指して走るのだが・・・・




シューパロ湖



  
  



 雄大な景色や道端の花などに気が取られてなかなか前に進めない。登山口に着いたのは11時近かった。仕方なく、登れるところまでと登ろうと思って1300mくらいまで登る。




ヤマトリカブト



  
ヤマアジサイ



 山ではヤマアジサイやトリカブトなどの花、バライロウラベニイロガワリやセイヨウタマゴタケなどを見ることができた。その夜は長男の家に泊り・・・・

 翌日は近所になる社台ファームを覗いてから・・・・







 とうもろこし畑の中を白老町まで走り・・・・












 虎杖浜で海の幸を楽しんだ。その後、登別温泉に向い温泉の湧き出す谷を歩いた。







 温泉はまるで中国からの観光客に占領されたようで・・・・





山間の足湯もなかなか入る隙間がない程だった。



 登別温泉に1泊した翌日は直ぐ近くの日本で2番目に透明度が高い湖、倶多楽湖を眺めて・・・・







 高速を飛ばして小樽を訪ねた。





小樽ってガラス細工の町だった?


 昼にはまた、海鮮を食べてから倉庫跡をさんさくして・・・・







 夕張までまた走った。

 そして、最後の日、午前中の飛行機に乗り関空へ。







 あ、孫のこと書くの忘れた。詳しくは本編で。



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