今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

翌朝、目的の花、ベニバナイチヤクソウを見に走る      2013.06.23.(1)

2013-06-30 23:25:05 | Weblog

 


 翌日はいつもの朝のように、早く眼が覚めた。でも、朝食は7時半からなのだ。タオル1本持って温泉に行く。朝から風呂に入るのは体の動きが悪くなるのであまり好きな方じゃなかったのだが、今回は山登りでもないしのんびりするか・・・


 朝食はバイキングで、和食・洋食ごちゃ混ぜで沢山食べた。天気も良いし、気持ちの良い朝だ。部屋に戻り、ザックにカメラなどを入れて出発。同じ宿で2泊するので身軽に出来る。今日は、今回の旅の目的、八千穂高原のベニバナイチヤクソウと麦草峠周辺のオサバグサを見てくるつもり。麦草峠を通り越し、八千穂高原にまず行ってから麦草に戻ってくることにした。


 前日は八子ヶ峰で沢山の桷の花のあとを見たのだったが、麦草峠の少し手前の標高2000mくらいのところで1本だけ、花をつけた桷の木に出会った。不思議なことに今回の旅で本当に1本だけ、花を付けていた。













 また、新妻喜永氏の花の山旅・八ヶ岳の引用になるのだが・・・・

「尾根上は、どこも、桷の天下だった。どれもが満開か満開にちかかった。が、途中に一本だけ、二分咲きていどで、ほとんど蕾という妙な樹があった。・・・・・だが、このふしぎな一本は桷は花より蕾、の価値観にしばられるわたしには欣快な一本だった。」「桷の蕾は、花よりも美しく、味わい深い」・・・・大賛成。。でも、満開の花を見た後で、蕾の桷を見たからなおさら、蕾の美しさが印象的だったのだろうとも思う。








 足元にはマイズルソウ・・・








 予定通り、麦草峠を通過して・・・・・







 
 八千穂高原に到着。これで何回目になるだろう・・・・、このところ毎年のように来ているのだが、いつも夏で白樺林の下にはイチヤクソウの葉だけが茂っていた。調べるとどうやらベニバナイチヤクソウらしいことが分り、一度、満開の時に来てみたいと思っていたのだ。





白樺林



 林の中に入り込む。




咲いてる、咲いてる・・・・













 林の下は湿気がたっぷりできのこも出ている・・・・




チチタケの仲間?



















 いったい、どれだけの数のベニバナイチヤクソウが咲いているのだろう・・・・、白樺林はとても広くてその下に無数の花。














 写真は山ほど撮ったけれど、これくらいにしておこう。。。


 林を出ると目の前にアヤメが咲いていた。







 まだ、10時過ぎ。どうしよう。。


つづく。





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八子ヶ峰の hyutte ALBIREO      2013.06.22.(3)

2013-06-30 10:00:00 | Weblog





 八子ヶ峰山頂に向かう途中にはサラサドウダンも咲いていた。どうして、レンゲツツジにサラサドウダンなんだろう・・・・。オレンジ色ばかり。


















 八子ヶ峰山頂付近は広い草原になっていて、その中にレンゲツツジがぽつぽつと咲いていた。朱色が目立たないのは、まだほとんどが蕾だからのようだった。








 









 ヒュッテに到着。







 無人のヒュッテと思っていたが、建物から水が道に流れ出していた。そして、管理している人だろう・・・・、人影が見えた。前を通った時に外に出てきたので話をすることができた。


 この八子ヶ峰は特にレンゲツツジの名所としてPRすることもないし、名もない山なので訪れる人も少ないのだとか。この時期だけ、レンゲツツジが山を彩り華やかになるという話。でも、ちょっと前は桷(ズミ、またはコナシ)が満開で綺麗だったらしい。この山頂付近が何故、開けた草原なのか不思議だったのだが、何でも70年ほど前に山火事があり、この辺り一面は木々が燃えてしまったらしい。それから今までで少しずつ木が育ってきたのだとか。。


 山頂までもう少しだから、どうせならそこまで行ってみたら?という勧めに従い、もう少し歩くことにした。










蓼科山




      










Hyutte ARBIREOと北横岳



もう、6時半だ。宿に入らなければ・・・・・



 急いで車に戻り始めた。





夕日が影を作る・・・・




カマツカ?



 確かに下る斜面には花後の桷の木が沢山あった。一気に車道まで下ると車を停めていた場所から50mほど離れた場所に出た。道の脇が湿地のようになっていて、そこにコバイケイソウがポツポツと咲いていた。



      







 7時になった。それから、蓼科にとった宿まで走り、チェックイン。晩飯はホテルの近くのそば庄という店で鴨の付け汁の蕎麦。いつもの奴だ。昼に食べられなかった・・・・




ビールが染みる・・・・、昼の火傷を思い出した









 初日は無計画の割に収穫の多い一日だった。帰宅後、読んでいた新妻喜永氏の「花の山旅・八ヶ岳」に八子ヶ峰がこんな風に紹介されていた。

「ひとむかしほどもまえのこと、笹平に通ずるひょうたん坂を登っていて、眼下に山火事をみた。三角屋根の山小屋が炎につつまれていた。-花盛りの蓮華躑躅とすぐわかったが、八子ヶ峰を認識したのはこのときである」。なんだ、書いてあったんじゃないか・・・、勉強不足だな。

 そして、その本によると八子ヶ峰の草原は夏の終わり頃には一面、松虫草の咲く草原になるのだとか、その頃にまた行ってみたいものだ。







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山が燃えている・・・  八子ヶ峰のレンゲツツジ      2013.06.22.(3)

2013-06-29 23:51:27 | Weblog

 


 
 女の神氷水を後にして、車で白樺湖へ向かう道を走った。別に白樺湖に行く積りはなかったけれど、夕暮れまでの時間に何かに出会えればという気持ちで車を走らせていただけだった。長い道を走って来たのだから、このまま夜を向かえてたまるかって感じかな。


 走らせながら道の左上を見上げると、山の斜面が赤く染まっていた。あれ、火事かな・・・・、そう思ってしまうほど広い範囲がオレンジ色に染まっていた。夕日で斜面が染まるような時間じゃない・・・・。しばらく車を走らせると八子ヶ峰登山口があった。ちょうど、この上くらいかな、と見当をつけて車を停めて登り始めた。もう、午後の5時を過ぎているから遠くまでは歩けない。でも、オレンジ色の斜面の正体を見たい思いで、兎に角登った。












 出会ったのは、サラサドウダン。斜面を染めていたのはこれ?まさか・・・・・


 笹の中の細い道を登って行く。突然、ガサガサ、ドカドカと音が聞こえた。鹿が餌を食べていたようだ。そして・・・・




レンゲツツジ



























 正体はレンゲツツジだった。今回の蓼科行きを決めた時、最初の予定は1週間前だった。でも都合で1週間遅れさせた。それで八千穂高原のレンゲツツジは盛りを過ぎてしまったのだが・・・・、何の問題も無かったのだ。


 八千穂から少し高度を上げれば良いだけだったのか・・・と思いながら道を進む。




アヤメ



 一輪だけ、道の脇に咲いていた。朱に染まった山に貴重なアヤメ。


 さらに登る。














 一面のレンゲツツジ。他には何もない。























 尾根に出た。でも、やっぱりレンゲツツジ・・・・














      




 ひと際、色濃く咲いている場所、この辺りが盛りの様だ。








 レンゲツツジの向こうに北横岳が見える。










蓼科の町方面・・・・




 丘の上にヒュッテが見えた。あれが、八子ヶ峰のヒュッテ ALBIREOだろうか。








 あそこまでは行かなければ・・・・








 足元にはコケモモとか・・・・



   


   
チゴユリ





シロバナニガナ



 ヒュッテに向かう道はなだらかで、木もまばらな草原に続いていた。






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女の神氷水と沢沿いの森      2013.06.22.(2)

2013-06-28 23:40:13 | Weblog

 


 高速を出てから痛い昼食を採り、北上して今夜の宿を確認してから、さて・・・・どこに行こうか。思い浮かんだのは女の神氷水だった。去年、蓼科辺りを走っていたときに立ち寄った場所。


 iPadで場所を調べてみると直ぐ近くのようだった。湧水が岩壁を流れている場所の近くに車を停めて、靴を履き替えて見に行った。




      



 水の流れる岩の表面を草が覆っていた。




クルマムグラのようだ・・・




      




 少し乾いた辺りには白い花がポツポツ。




シロバナヘビイチゴ





ハリブキ





















 そのまま、湧水の流れに沿って下り、森の中を覗いてみると・・・・・





ズダヤクシュ






ヨツバムグラ










 そして、陽のあたる所には一面にシロバナヘビイチゴが花を付けていた。














 視線を上げると・・・・









マユミ?




 車道に戻り、道を渡り斜面にある踏み跡を辿り下って行く。










オオヤマフスマ




      



 踏み跡から森の中に入り、沢まで歩いて行くと・・・・




   
マイズルソウ

陽当たりが悪いからなのか・・・・、3cm程しかない葉をつけたマイズルソウが花を付けていた。






沢の脇にはトリカブトの仲間だろう・・・・、細い華奢な姿。秋に花をつけるのだろうか・・・・・



 
 森は湿っていてキノコもポツポツと出ている。










茎に下向きと棘・・・  オククルマムグラのようだ



 車に戻って行く。


 ここまで走ってくる途中、マタタビの白い葉は沢山見てきたが、じっくりと見ることはなかった。車を停めた所のすぐ近くにマタタビの葉を見つけて見に行った。









      









 マタタビは花を一杯つけていた。なかなか綺麗な花・・・・・














 さて、また車を走らせ、何かを見つけよう。当てのない旅・・・・・







つづく。










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蓼科へ行く   朝起きてから支度して、高速をひた走る      2013.06.22.(1)

2013-06-27 22:44:07 | Weblog

 エキナセア
 


 最近、平日は特に忙しい。週末に遠出をしようと思っても、疲れ果ててしまい、金曜の夜から用意をする体力も気力も残っていないのだ。この週末は蓼科に宿をとり、散策をしようと思っていたが、前日の夜は帰宅後のビールを飲みながら、ブログの記事でも書いているだけ・・・・



 土曜の朝、6時過ぎに起きてから持ってゆく荷物の用意をした。車での旅だから、何でも気になるものは放り込むだけの用意だ。あらかた、荷物を放り込んでからカメラを持って庭を歩いた。



 梅雨の時期に雨が少なくて元気が無かったアジサイ達はようやく咲き始め・・・・









      
       アナベル





墨田の花火




 そして、アナベルの八重だったか・・・・






挿し木苗を去年の秋に植えたけれど、早くも花をつけた。来年が楽しみだ。




 そして、同じく去年の秋に植えたナツエビネ3株。辛夷の木の下に植えておいた。


 今年は蕾をつけると期待はしていなかったが・・・・・











3株とも蕾をつけていた・・・・・





エゾスカシユリ



 朝の8時半、ようやく自宅を出て高速を走った。それから4時間ほど経過した頃、恵那山トンネルを走っていた。工事中で対面通行、結構な渋滞もあり・・・・








 高速を出る直前の諏訪湖近くのSAで給油のため、休憩をとった。トイレに行ったついでぶらついていると・・・・





あれ、こんなものもあるんだ。暖簾が面白くて写したが、今見てみると、女湯と書いてある・・・・、覗いてないよ。。




・・・、美味そう




牛串、一本。


 あまり旨くなかった。。。


 諏訪インターで出て、さて初日は何処へ行こうか・・・・。実は翌日の行先は考えてあったが、この日のことは考える時間が無かったのだ。取り敢えず、宿泊地の蓼科に向かうことにした。


 北上する道の脇に蕎麦屋を見つけ入った。注文をすると温かい蕎麦つゆを使う料理が出来ないと言われ・・・・注文したのは・・






 何故か、味噌カツと蕎麦の定食。美味しそうだったのだが・・・・・


 火で朴葉の上の味噌とカツを焼いて食べる。カツを口に入れると焼けた味噌でまず、上顎を火傷した。そして、揚げたてのカツの衣で火傷した粘膜がボロボロに・・・・。連休の初めから口腔内に深手を負い、まずいことになった。


つづく。





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帰り際、ちょっと野営場の辺りを散歩        2013.06.16.(5)

2013-06-27 10:00:00 | Weblog




 
 車に乗り込み南光河原方面に走るが、思い立ち、野営場の辺りを散歩した。大したものはなかったけれど、写真だけ並べておこう。










ツルアリドオシ





ヤマアジサイ





トチバニンジン










ヤマアジサイ



 帰り道は渋滞もなく、2時間ほどで帰宅。








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2013年 今年の砂滑りはどんな具合?        2013.06.16.(4)

2013-06-26 22:30:18 | Weblog




 
 ザックを背負って下り始めた。一面の緑の斜面からはオオバギボウシの蕾がニョキニョキと突き出ている。









カラマツソウも蕾・・・・



 もう2週間も経てばこの尾根も賑やかになるのだろう。そして1か月後はユートピアが本当にユートピアになる時期だ。その頃にまた来れるだろうか・・・・


 30分ほど下り、上宝珠越への降り口に立った。






良く晴れた・・・・




      



 それからしばらく下り、上宝珠越に到着。ザックを降ろしてスパッツを着け手袋をした。ストックも2本取り出して、砂滑りを下る用意をする。その間に3回、谷の崩れる音が鳴り響いた。登ってくる時も砂滑りは賑やかだったし、大丈夫だろうか・・・・


 ちょっと迷っていた。空を見上げると・・・・





晴れ上がっていて、尾根に小屋の屋根が見えている。そして・・・・、月。



 これが見納めになるかも、なんて考えながら急斜面を下りロープを伝わり砂滑りに降り立つ。




いざ



 下り始めると、思いの外、砂は良く積もっていて楽に斜面を下れた。が、10分後には・・・・





砂は無くなり、残雪の上に崩れ落ちたゴロタ石が積もっていた。








 歩きにくくて危険な道。残雪のせいだろう、谷の下はガスで良く見えない。






ガスの中にタニウツギの花が見えている。ちょっと幻想的な景色だ。



 でも、ガスはどんどんと濃くなり行先は見えないくらいだ。







 転ばないように、注意しながら下り続けた。どれだけ下っただろうか。辺りが明るくなったところで振り返ると・・・・





快晴



 何か嘘みたいだな。少し休んでから、下り始めた。





ヤマボウシ





ツルアジサイじゃなくてイワガラミでもなくて・・・









 降りきった所に咲いていたのはブタナ。大山も帰化植物がこんなに殖えているのか・・・








 また、森の中に潜り込んで奥の院まで歩く。





ヤマアジサイ





ヤマブキショウマ





ヤマボウシ





トチバニンジン









 奥の院に着いたところで、以前、友人が奥の院の裏にダイセンキスミレが沢山咲いていたと言っていたのを思い出した。そんな馬鹿なとか言っていたのだが、確かめに行ってみると・・・・






花は終わっていたが、確かに黄色い花の咲く菫が沢山あった。ふーん、本当だ。



 石段を下り・・・・・









 途中で見上げ・・・・・







 いつもの店で・・・・・









 駐車場まで下ると、遠く米子湾が見えていて・・・・・












 17時近い。下りもバテて、2時間以上かかってしまったけれど無事に戻れて良かった。さて、まだしばらくは明るいから・・・


つづく。


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2013年 ユートピア尾根で一休み        2013.06.16.(3)

2013-06-25 22:25:20 | Weblog

 



 ちょっと、間延びしてしまったけれど、大山のつづき。


 三鈷峰の方を眺めてから、尾根を登った。小屋では10人ほどが休憩をとっていて賑やかだが、こちらは一人、この場所では落ち着かない。それから30分ほど歩いてからお気に入りの場所でザックを降ろした。





尾根はイワカガミなどが花の時期を終えて、所々にダイセンクワガタの花が目につくくらい。端境期だ。





恒例の・・・・


 お湯を沸かしている間にビールを片手に周囲を見て廻ると・・・・




カラマツソウ・・・・咲き始め





ダイセンクワガタ















ノギラン?




 お湯が沸いたので昼飯にする。食べ終わるとやはり退屈なので、荷物を置いたまままたカメラを片手に尾根を歩いた。





アカモノは終盤









レンゲツツジが少しだけ咲いていた。














 岩の露出したガレ場を歩き・・・・













 細まった尾根を辿ると・・・・




      











ダイセンオダマキ



 去年は季節が早かったのか、これ程鮮やかな色をした花には出会えなかった。他の花がほとんど咲いていない時期だから出会える花だ。来て良かった・・・・





ミヤマハタザオとか・・・

























      


 仲良く話をしているような花たち。












まだ蕾も沢山ある。



 立ち去り難く、写真を撮り続けるが・・・・














 そろそろ、ザックを置いたままの場所に戻らなければ。









 天気は晴れてはいるが雲が次から次に尾根を包んでは去って行く。








 
 足元には気をつけなければ。花に見とれていてはいけない。

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蓼科にて   八千穂高原から麦草峠へ   ベニバナイチヤクソウとか      2013.06.23.(0)

2013-06-23 22:38:14 | Weblog




 高原の春は思いのほか進んでいて、ズミの花はほとんど散っていた。それでも二日目の朝、蓼科から八千穂高原に向かう途中の標高2100m辺りで満開の木を見つけた。




 それから、八千穂高原へ。




ベニバナイチヤクソウ




 麦草峠周辺を歩き・・・・




オサバグサ





ミツバオウレン



 取り急ぎ、夏手前の高原より。







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蓼科にて   とりいそぎ、八子ヶ峰のレンゲツツジなど      2013.06.22.(0)

2013-06-22 22:56:00 | Weblog
 ようやく週末になり、朝8時に家を出て蓼科に来た。走りながら、何を見に行こうかと考えるような旅。明日は八千穂高原のベニバナイチヤクソウとか、麦草周辺でオサバグサを見たいと思っているが、今日の予定は未定。



 取り敢えず、蓼科に来て車を走らせると・・・・、遠くまで来ると何かと面白いことがあるもんだ。




シロバナヘビイチゴ




 車の窓から見えたツツジの花を山に登り探しに行くと・・・・















 広い草原に木がポツポツとあり、それらはコナシとかサラサドウダンとか。








 昨日までは大雨の日々だったが、今日は最後は良く晴れた。



 取り急ぎの初日の報告。後は帰宅後にゆっくりと。




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2013年、下宝珠越から上宝珠越 ノビネチドリと・・・        2013.06.16.(2)

2013-06-21 21:38:03 | Weblog


 

 下宝珠越を過ぎると暫し、傾斜の緩い尾根を歩くことになる。が、展望はない。いつもなら、登山道の両脇の花や木に咲いた花などの写真を撮りながら登るのに、今日は何も咲いていない。


 ようやく見つけたツクバネソウ・・・・







 これはサワフタギかな・・・・

















 去年、6月初めにここに来た時はこんなにキツクなかったような気がする。夏に来た時は暑くてバテテしまったが、今日はそんなに暑くもないのに、バテバテだ。一人なんだし、のんびり登ろう。




ヤマツツジ









ハナヒリノキ 



 これまで何度も、突然、目の前に広がる北壁の荒々しい姿に感動したものだけれど、今日は肝心の上半分が雲の中だ。









 本当に上は晴れているのか?



 中宝珠越に着いた。








 ふと、足元を見る。





これはクルマムグラだ。オククルマムグラじゃない。ダイセンキスミレの葉も見えている。でも、花はみな終わっている。





コマユミ





ヤマボウシ





ソヨゴ 



 何か所か、ロープを掴んで登り、喘ぎながら上宝珠越に到着。もう登り始めてから2時間と少しが経過している。








 上宝珠越の砂すべりへの分岐の前でザックをおろして休憩をとった。





サワフタギ





クルマムグラ




 10分ほど休むがその間に2度、砂滑りに崩れる音が轟いた。最初の一度はとても大きな音で、北壁の崩れではなくて明らかに上宝珠側の崩落だった。北壁が崩れて岩どうしがゴツゴツと当たりながら落ちてゆく音を聞いたことはあるが・・・・、帰り道、砂滑りを降りるか迷うところだ。



 さて、ここからユートピア尾根までの道は注意をして歩かなければならない。今日の目的の花を見逃さないようにしなければ・・・・





ノビネチドリ

最初の一株は盛りを過ぎていて残念。








 

タニウツギ




      



 この道は本当にやばい。






この道の先は絶壁だったりして・・・・






違った・・・・








 ノビネチドリはこの辺りに集中して咲いている。登山道を外れて探してみるのも面白そうだが、危険過ぎるよね。大山は崩れる山なんだから。







コケイランも・・・





キシダマムシグサ・・・・かな?








 もう少しで、ユートピアの尾根道にでるはず。











 尾根に到着。今年も苦しみながら、でも辿り着いたって感じだ。ここでザックを降ろして休みたいところだが、もう一頑張りしてとっておきの場所で休もう。。。


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2013年、最初の大山は、やはりユートピア        2013.06.16.(1)

2013-06-19 22:59:17 | Weblog

 朝の5時に起きて、昨夜の内にあらかた用意していた荷物を点検してから車に運び込んだ。空は曇り。





紫陽花達はようやく咲き始めで・・・・





庭のホタルブクロはあまりの雨の少なさで育たず、早くもみすぼらしい姿になっている。



 土曜は雨が久し振りに沢山降って、夜中にも降っていたのだろう、ホタルブクロの花には水滴が残っていた。それから、家を出てコンビニに寄って朝飯と山でのラーメンやビールを買い込み、高速に入ったのは6時。









 空はすっかり青空になっていた。でも前方には低い場所に灰色の雲が残っていて・・・・






ちょっと不安定な空だなと思う。



 案の定、僅か標高200m余りの峠は雲の中で・・・・








 米子道に入るころには空は暗くなり・・・・






雨まで降りだした。



 今日は昼からは晴れるはずなのにな・・・・、さすが雨男。


 その一時間後、車を駐車場に停め、支度をして大神山神社へ向かう山道を登っていた。







 いつもながら、この山道を歩くのは楽しい。宿や土産屋などが並んでいるが、それぞれに綺麗に花を咲かせている。













      
      ミゾホウズキ



 石畳の歩きにくい道を奥社に向けて登る。この坂が結構長くてしんどい。途中、湧水をボトルに汲んで昼のラーメン用にザックに入れた。お茶と水、ビールで2kg。カメラ2台と交換レンズ、バーナーと・・・・、重い。


 道の脇をキョロキョロしながら登って行くのはいつものこと。




クルマバナ、エンレイソウ、カニコウモリ、ミヤマカタバミなどなど。





ヤマブキショウマ



 ヤマアジサイは咲き始め。大半はまだ色付いてもいない小さな蕾を付けた状態だ。








 大神山神社奥社に到着。




      



 奥社の脇から森に入った。そして分岐を下宝珠の方に進む。








 道は細くなり、傾斜の急な道が続く。登山道にはガスがかかっていて、湿度は限りなく100%に近い。




      








 気温はそれほど高くはないのだが・・・・・、直ぐに汗が噴き出した。喘ぐようにして30分ほど登ると懐かしい看板が正面に見えた。





下宝珠越



つづく。

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も一つ行こか・・・ササユリとかイチヤクソウが咲いてるはず。        2013.06.08.(4)

2013-06-18 22:17:54 | Weblog
 もう、午後の4時近い。カキランがまださっぱりだったので、まだ帰りたくない気分だ。ここでビールを飲んだら今日はお終い。


 社の森公園に寄ることにした。ササユリは終盤のはず。前に見つけておいたイチヤクソウもそろそろ咲いているはずだ。次の週ではもう遅いだろう。公園のいつもの場所に車を停めた。この時間から公園に入ると駐車場を閉める時間までに戻れない可能性が高いから、道の脇のポジションに。。


 道から細い道を下ってまっ直ぐに湿地まで下って行くと・・・・





シライトソウ





ササユリ




 大体、予想通りの展開だ。それはそれで嬉しいような、つまらないような・・・・。




      




 少し風があってシライトソウが風でユラユラとしているともっと風情があるんだけど。無風で蒸し暑い夕方の公園。汗が噴き出してくる。突き当たりを右に曲がって、ササユリの咲く公園の奥に向かって歩いて行った。




      




 ササユリはやはり終盤だ。蕾は見当たらなくて、開ききった花ばかりだ。この季節にいつも出会うけれど、どういう風に写していいか分らないソクシンラン。










ソクシンラン




 さらに進んで笹原に差し掛かった。この辺りにはササに交じってササユリが沢山咲く場所だ。










何故か、目につくと写したくなる・・・・



 いつのまにかタツナミソウの仲間は盛りを過ぎていて・・・・・




トウゴクシソバタツナミソウ



 そういえば、ずっとこれはシソバタツナミソウだと思っていたのだが、驚くなかれ兵庫県にシソバタツナミソウはほとんど確認されていないらしいことを友人から知らされた。タツナミソウの同定は難しいからどのように決着するのか分らないけれど。



 さて、笹原の中のササユリは・・・・













 ちょっと、盛りを過ぎたか・・・・、ピンク色が薄い。






辺りに漂う濃厚なササユリの匂い。



 坂を登り切り、イチヤクソウの花の様子を見に歩いて行った。




ツルアリドオシ



 途中から道を少し外れ林の中に入り込んで行くと咲いていた。




      
      イチヤクソウ



 この所、さっぱり雨が降らないのでちょっといじけ気味だ。









 今年の梅雨は最初だけだったようで、自宅の庭でもホタルブクロの花が小さいし、葉が枯れて黄色くなっている。見るものは見たのでそろそろ、帰ろう。車に向かって歩き始めた。





ヤマボウシ



 途中、池の下の斜面の脇を通った時に見てみると・・・・










この場所は午後から日陰になる場所なのでササユリの開花が遅れるのだ。



 大きな蕾を付けたササユリが幾つも土手の斜面に生えているのに気がついた。最後の登り坂に行く前にコウホネの池の様子を見に行った。






随分、育っている。花はお終いかな・・・・



 元の場所にもどり坂を上った。















ツルアリドオシ



 ツルアリドオシはこれからが盛りだ。車道に出て車まで歩いて行った。








 そういえば、今は午後の5時半。夏になったので閉園の時間が30分遅くなったようだ。30分後に閉園するという放送が聞こえてきた。これで、帰宅したら旨いビールが飲めるというものだ。。。
 



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カキランの様子        2013.06.08.(3)

2013-06-18 10:00:00 | Weblog





 昼飯の後、前半戦で見つからなかったカキランの様子が気になり、また出掛けた。もう探しつかれたから場所は近所の湿地。カキランがどの辺りに咲くか分っている場所だ。


 まだ、早いとは聞いていたけれど・・・・、池に着いて土手から眺めると緑が少ない。カキランの場所まで歩いてゆくが、モウセンゴケもコケオトギリもほとんど咲いていなかった。で、カキランは・・・・


 なかなか見つけられなかった。周囲の背の低い笹と見分けがつかなくて・・・・





まだまだ・・・・




      








 ちょっと時間がかかりそうだったが、あれからもう1週間経ったから、今頃、どうだろう。









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近所でヤマトキソウが咲いているらしい        2013.06.08.(2)

2013-06-17 23:20:43 | Weblog
 雪彦山で出会ったのがきっかけで連絡を取るようになった人から、自宅近くの山にヤマトキソウが咲くらしいけれど知らないか、とメールが来た。誰かのブログに書いてあったらしい。


 その山は確かに近くて、ちょっと時間の空いた時に登りに行く山だった。でも乾燥した山できのこの出も悪いから花やきのこを探して歩くことはなかった。「知らない・・・」と返事はしたが気になっていた。ヤマトキソウって、だいたいどんな花か知らないし・・・・、WEBで検索してみると、日当たりの良い草地に生えるとか。トキソウのように湿地に咲くとかいうなら探しようがあるけれど、日当たりの良い所って探しようがないじゃないか。








 何も予定のない土曜日、快晴の天気だ。昼前にちょっと山を散歩がてらヤマトキソウを探しに行くことにした。見つかるわけないし、昼飯までの時間つぶしの積り・・・・。カメラもDRG3をポケットに入れて、麦わら帽子を被って・・・・、お茶1本。


 登山口まで車で行ったものの、何処をどう探す?とりあえず、駐車場の周囲の「日当たりの良い草地」を見て回るが・・・・





ヤブヘビイチゴ
土手のちょっと日陰になる辺りにあった・・・・



 土手をそのまま登って、山に登ろうかと思ったが道は進入禁止になっていた。仕方がないので、そのブログに近くにカキランも咲いているようなことが書いてあったのを思い出し、湿地をまず探すことにした。冬に辺りを歩いた時に、山の奥に湿地らしきものがあったのを思い出した。歩いてゆく・・・・・


 歩きだしてすぐ。




ササユリ



   
左:ササユリの若い株
右:トンボソウ?の咲き終わり




イシモチソウ



 カラカラの乾燥した場所かと思ったら、結構面白そうなものが見つかった。それに気を良くして進んでゆくと・・・・、道は広葉樹の中に進んでいって日陰になった。




タツナミソウかな・・・・



 最近、タツナミソウの仲間を良く見るので図鑑で調べていたのだが、これは「タツナミソウ」に近いような気がした。」



   



 日陰には他にもいろいろと生えていた。



      
      良く見るランだが・・・・






生まれたての蛇が這って行った。ミミズかと思ったよ。5mmくらいかな。



 それから1時間くらいウロウロしながら歩いただろうか。消えかけた道の脇にイシモチソウが幾つか咲いていた。








      





      



 カキランはいつ頃咲くんだっけと思って友達にメールをしてみた。その時に、今、ヤマトキソウを探しているけれど、場所も知らないから見つかるわけないけどと書いて送ったのだが・・・・・


 そのほんの数分後、プラプラ歩きながら道の右のほんのちょっと小高くなった辺りを見ていると、WEBで見たのと同じ花が咲いている姿が目に飛び込んできた。あ・・・・・、あれ?あった?周りを見回すが、当たり前だが誰もいない。




      



 見つかるわけないと思ったからコンデジしか持ってきていない。ピントを合わせようと思うのだが、何故かさっぱり合わない。何回も、何回も写したけれど・・・・。かろうじて・・・・



   









 周囲の似たような環境の場所を探してみると、少し戻った辺りに群生とは言わないものの30株位はあっただろうか。




イシモチソウ



 ぐうぜんとは言え、見つかったので戻ることにした。







 とはいえ、カキランを探して湿地に行こうとしていたことを思い出し、途中の三叉路を奥に入って行った。




      




 そして行きついた池。





こんなに大きかったっけ・・・・



 見たのは冬だったから渇水期だったのかもしれない。







 ノハナショウブ?も咲いていたが、池の周囲を草をかき分けて歩いてみるが湿地がない。岸は乾燥していた。これじゃカキランは咲いていそうもない。この場所にもタツナミソウが咲いていた。









茎からは開出毛。タツナミソウでいいのではないかな・・・・



 昼飯までの積りで歩いていたが、1時を過ぎていた。急いできた道を戻り、といっても30分はかかったが車に戻り、コンビニで冷やしラーメンを買って自宅に帰った。







つづく。




 



コメント (2)
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