今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

久し振りの市内散策2

2007-09-30 20:11:26 | Weblog
30日もきのこの様子を見にいったけれど、まず昨日の続きから行きます。


クロコタマゴテングタケ Amanita citrina var.grisea


セイタカイグチ Boletellus russellii (Frost) Gilb.


カバイロツルタケ Amanita fulva (Schaeff.) Pers.


キホウキタケ? Ramaria flava (Fr.) Quel.


ベニタケの仲間 Russula sp.
何かの老菌と思うけど、洒落ている


ウズタケ Cyclomyces fuscus Fr. 
傘の裏も見ずにとりあえず写真を撮ったけれど、良く見ると特徴的な傘の裏が見えていた・・。

明日は少し珍しいきのこについて書けるかな?


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久し振りの市内散策

2007-09-29 22:03:10 | Weblog
ここのところ、所属するグループの合宿や岡山行きが続き、自宅周辺を廻ることがなかった。どうせ、この猛暑、少雨では何も無いだろうと思っていたが、最近はソコソコ雨も降り、気温も下がって秋めいてきたので、期待して市内を巡った。
目的地へ向かう途中、例年通りに黒豆の枝豆を売る出店が開いていた。この店が開く時期は例年、クリフウセン、ショウゲンジなど等が出始めるのでひょっとしてと思いながら山へ入った。
まず、目に付いたのはウラベニホテイシメジかなと思ったが、柄は細く傘も薄い、どうみてもクサウラベニタケだ。

クサウラベニタケ Entoloma rhodopolium(Fr.) Kummer

次に目に付いたのは、コガネヤマドリである。

コガネヤマドリ
今年の合宿で講師をお願いしたN先生の話では、コガネヤマドリには2種あり、一つは山渓の図鑑や幼菌の会の図鑑に記載されているオレンジがかったもので、もう一種は本来のBoletus auripes Peckであるとのこと。もともと和名コガネヤマドリとしたものはBoletus auripes Peckではなく、別の学名を付す必要があるとのことだった。この写真は図鑑に出ているコガネヤマドリの方である。去年採取してコガネヤマドリのようでもあるし、キアミアシイグチのようでもある不明種としていたものは本来のBoletus auripes Peckだったようだ(この話は一度どこかに書いた)。

Boletus auripes Peck


ベニウスタケ Cantharellus cinnabarinus Schw.


ツチカブリ Lactarius piperatus (Scop:Fr.) S.F.Gray 


ニセクロハツ??
この手のキノコはたとえクロハツであっても食べることは決してないが、一応、切って変色性を確認して見た。左二つが上のキノコ、右はその直ぐ近くに発生していたヒダがより疎の個体である。

左は白い乳が変色しピンクになったが、黒くなることは無かった(3時間後も)。右は古いせいか全く変色はなかった。でも、クロハツの特徴のヒダの脆さはなかった。これは一体何なのか?左はニセクロハツで良い?
結局、何の確信も持てなかった。やはり、この手は触れずに立ち去るのみ!

秋めいてはきているが、本格的な秋のきのこシーズンはもう、1~2週間後と考えた方が良さそうだ。


続きは明日。
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芦生の報告2

2007-09-25 22:25:37 | Weblog
芦生2日目は前日の杉林に懲りたので、宿の方に聞き、近くの峠まで車でさらに30分ほど走ることにした。車を降り、山の急斜面を降りながらキノコを探すと数は少ないもののいろいろなキノコが発生している。さらに降りると状態の良いヒロヒダタケモドキが出ていた。

ヒロヒダタケモドキ

色鮮やかなタマゴタケが出ていた。柄のダンダラが鮮明の普通のタイプだ。

タマゴタケ

降りていくと車道に出てしまったので、元の場所に戻り、別の斜面を細い沢沿いに下って行く。濡れた岩肌がむき出しになった場所を慎重に降り、ほっとしたところで、なんとなく、脇にあった古い木の株に目をやった。「エッ、なんでこんなところに??」。マイタケだった。大きな古株に幾つものマイタケが発生していた。

マイタケa


マイタケb


マイタケc

予想していなかったので、本当にびっくりだった。「マイタケの満艦飾や~!」
そして、その後だった。滅多にお目にかかれないカエンタケに出会えた。崖の縁の少し降りたところに発生していて落ちそうになりながらも何とか撮影できた。


カエンタケ

その他、多く発生していたのはホオベニシロアシイグチであった。
それはそうと、芦生にはクマもいると聞いて来たが、これはクマの引っかき跡だろうか?ヤバイな!

まあ、出会わずに良かったと思いながら帰路についた。多くの収穫とは言いがたいが、質の点では大満足の遠征だった。美山のかやぶきの里を眺めてから帰った。


このごろ、いろいろなところで見かける知らない花
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芦生の報告1

2007-09-24 22:41:40 | Weblog
朝7時半に出発し、美山かやぶきの里を通過し、11時過ぎに芦生に到着。早目の昼を済ませ、午後4時までの予定で散策に出た。出発してじきに道と川沿いの杉林の中に白いキノコが群生しているに出会った。近づいてみるとオオイチョウタケであった。ここまできてオオイチョウタケかとがっかりはしたが、大きくずっしりとした良質で食べ頃だった。


道は杉林の中をずっと続いており、キノコの姿は少なかった。

左は色が薄いがコウジタケだと思う。右はイヌセンボンタケ。

一時間ほど歩いてようやくブナやミズナラが混じるところまできたが、少しのヌメリスギタケモドキがあっただけだった。


開いているものは収穫し、オオイチョウタケとともに晩飯のすき焼きの具となった。頂上付近まで行きたかったが、時間的に初日はこれまでとした。帰り道に杉林の上の雑木林まで急斜面を登ってみたが、ササクレシロオニタケなどの毒菌が並んでいただけだった。


道沿いにきれいな花がいろいろ咲いていたけれど、アケボノソウ以外は分からなかった。


名前を調べなきゃね。誰か教えてくれないかな・・。

(予告::初日は冴えない成果でしたが、2日目は感激の一日になりました。)
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9月8日の記録(姫路)

2007-09-21 22:06:28 | Weblog
少し前のことですが、9月8日の記録をアップします。投稿の練習も兼ねて・・・。

オオシロタマゴタケ(仮称)
ミヤマタマゴタケとは確かに雰囲気が違います。傘径15cm程はありました。

オオミノクロアワタケ
クロアワタケとの違いがもう一つはっきりしませんが・・。針葉樹下にでるのがオオミノということで。

コビチャニガイグチ
オクヤマニガイグチとの違いはコビチャは孔口をキズつけると褐変する?

コゲチャイロガワリ
柄もお見せしたいところだが、ピンボケでアップに耐えない。虫喰ったところが赤変するのは特徴。

ベニイグチ

オオオニテングタケ

投稿日時は何処に表示されるのか?自分で書かなきゃいけないのだろうか?
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今年3度目の岡山S公園

2007-09-21 00:07:20 | Weblog
今年3回目のS公園。夏キノコのイグチ類が一段落し、秋キノコには少し早いこの時期、やっぱり高度を上げなければ・・・。公園に近づくと土砂降りに。小降りになるまで車内でコンビニ弁当を食べ、いざ公園に。入り口近くのカラマツの広場でゴミだらけのツルタケに出会いました。さっきの土砂降りでこんなになっちゃったんだ。


雨は一向に止みそうも無く、といってこのまま帰るわけにもいかず、ランニングシャツ一枚で登り始めました。じきにに苔むした杉の切り株にスギヒラタケが。久し振りです。ちょうど食べごろですが、一昨年に突然に毒菌としてデビューしたキノコですね。気にはなりますが、腎機能は正常だしと採集しました。


また少し登ると山道に突き出たように細い枯れ木にウスヒラタケが発生しています。これも収穫。

登りながら、ポツポツと出ている緑あざやかなクサイロハツの若い個体を摘みながら標高900mほどの奥ブナの平に到着。雨は降り続いており、ブナ林はガスがかかり視界も良くない。


ふと足元をみると鮮やかな紫色のきのこが雨をたっぷり蓄えて立っています。ムラサキアブラシメジモドキは自宅周辺の低地ではこれほど鮮やかな姿を見せてくれない。幾つか種類があるということを聞いたことがあります。


さらにビックリするような朱色のキノコが。この公園にはヒメベニテングタケが多く発生しますが、今日のは鮮やかさといい、大きさといい、これまでで一番でした。



今日は本当にここに来て良かったと思いながら歩いているとツエタケの群生に出会いました。これまでも今日はやけにツエタケが多いなとは思っていましたが、これほどとは!


ツエタケは食菌だと聞いていましたが、食べるほどどうしたら採れるんだ?と思っていました。ここなら簡単です。いい気分で歩いていたら道を間違え、トンビマイタケの発生する大ブナを見ずに公園入り口に戻って来てしまいました。きれいなアケボノソウが咲いていましたが、相変わらず雨は降り続いていました。
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