九十九里浜で遊んでから次の目的にに向かう途中で、坂口憲二プロデュースのコーヒーショップ、THE RISINGSUN COFFEEに寄ることにした。場所を検索すると店から海岸沿いに少し北西?に進んだところにあるらしい。でも、そこはサーファーの店で、実際は大網白里市にあった。辿り着いて、休憩。店の中には座るところがなくて、外に一つだけテーブルがある。
先客がいたので、さっさと車に乗り込み、次の目的地へ。
次の目的地は高校生の頃、初めてブラックバスを釣った雄蛇が池。もう、50年以上も前の話。その話は少し後で書くことにする。目的地に近くなり、この角を曲がれば池に突き当たるというところに・・・・
たぶん・・・・世界一小さいチョコレート工場。結構、有名な店らしい。孫連れでここを素通りするのは困難だ・・・
かなり買い込んで、いよいよ、雄蛇が池の大きな駐車場に到着した。僕が初めて来た頃は駐車場などは無く・・・、何があったかは覚えていない。何も無かったんじゃないかな。櫃提を登ると懐かしい景色が広がった。
白い柵は昔はなくて、この時期だったら水面までのスロープはかなり葛に覆われていたし、水面はヒシが覆い始めているころだろう。でも、今は水草は何も見えず、水量は異常なほど多い。田植え前なのかもしれない。
晴れていて眩しい位なのだが、露出を落としていて上手くいかない・・・、スマホにするか。
ところでこの池に通うようになったきっかけは友人のT君からの情報だった。高校2年の時だったか、この池の近くに住んでいたT君から、ルアーを投げていたら大きな魚が釣れたけど、これ、何ていう魚?と、魚拓を見せられた。それはスズキのような魚で35cmくらいはあった。その頃の僕は釣り好きでルアー釣りは中学生のころからしていて魚のことは結構知っている生徒だった。1971年か翌年頃のことで、その時はブラックバスは芦ノ湖くらいにしか居ないと思われていた頃だ。淡水の池でスズキのような魚??、ブラックバスが真っ先に候補に挙がったけれど、千葉の田舎の池にいるわけない。ということで、T君と他、数人で釣りに出掛けたのだった。そして目出度くブラックバスを釣り上げて確認はできたのだが、誰が放流したのかは分からず仕舞い。それから、僕たちの秘密の釣り場になった。T君はその後、50cm近い大物も釣り上げたけれど、僕はあまり才能が無かった。
昔、良く釣りをした入り江に行ってみようと周回路を歩いてみた。昔は周回路は整備されてなくて草を掻き分けて進むような感じだが今は公園になっている。でも、鬱蒼とした森の中の道で千葉では心霊スポットとして有名らしい。
岸から釣れそうなところはここしかないけれど・・・・、全然違う感じ。もっと浅瀬が広がっていて藻が覆って雷魚が沢山いたんだけど・・・・
道から池に出られる場所はほとんどなくて、50年も経つと随分変わるもんだ。引き返すことにした。
戻る途中で見慣れない草を見た。何なんだこれ。この不気味な斑点は?この段階で高さは40cmはあるだろう。まだまだ、大きくなりそうだ。
帰宅後、Facebookで聞いてみたらキツリフネじゃないかとの意見だったが、違和感満載だ。この千葉の標高50mもないような場所にキツリフネが育つのだろうか?さらに調べてみると千葉県にはキツリフネは絶滅危惧Cクラスとして記載はされているようだった。でも、気になる記事があった。2010年だったか、オオキツリフネという正体不明の植物が報告されていて、関東地方で広がっているのだとか。そして、去年、近くの泉自然公園?だかで見たという人が現れた。高さは2mくらいにまでなるらしい。なんじゃこれ!
これはウラシマソウだろうか。驚くほど大きく育っているが、仏炎苞が全く見当たらない。
これは花の時期が過ぎていて、見当たらなかったのか、陽当たりが悪すぎて花を付けなかったということにして、スルーすることにした。
戻る道から僅かに水面が見えた・・・・
あの入り江がそれらしいのだが・・・・、入り江の水草の上を無数のチョウトンボが飛んで、七色に輝くところを観たかったのだが、それはもう無理のようだ。
懐かしい場所に来れて嬉しいような、あまりの変わり方に残念の様な。。。 次の目的地に急ぐことにした。
つづく。