今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

ようやくクリフウセンの群生に辿り着く         2015.09.19.(3)

2015-09-30 21:57:44 | きのこ など



 友人の別荘で昼飯をご馳走になり、その上、野菜などを頂いてから自宅に向けて走った。その途中で、満開の彼岸花の写真を撮った。道の脇に広がる田んぼの畦はどこも彼岸花だらけで、何処で停まっても良かったのだが・・・・





 
 車に戻り、さらに走ると道の脇に白い中型のきのこが出ていた。また、車を停める。





Amanita かなと思ったけれど・・・・


  



オオシロカラカサタケ


 一度、自宅に戻って採ったクリフウセンを冷蔵庫に入れてから次の山に行くことにした。そして、いつものように川沿いを歩く。



タマゴタケ



  
Amanita sp.
老菌で良く分らないけれど、スオウシロオニタケでよいのかもしれない。かなり雨に叩かれている。



      
クロコタマゴテングタケ



 その少し上の斜面に出ていたのは・・・・






クリフウセンタケ


 ちょっとだけ顔を出している斜面(左)の周りの枯れ葉をどけてみると・・・・


  

食べ頃のクリフウセンが出ていて御機嫌だったが・・・・


 その少し先の斜面を見て唖然とした。





完全に開いてしまっているけれど、大きくて傘の分厚いクリフウセンが一列に並んでいた。











どこまで続いているんだろう・・・・


 ビニール袋に二つ収穫したが半分も採れていない。一度、きのこを車に運び、車に乗って戻ってからまた収穫。ようやく採り終えて、斜面を降りて歩きだした。




タマゴタケ


 山に登り始めると、毎年見掛ける不明のシメジ属




ホンシメジではないと思うけれど、何かと聞かれると分らない。美味しそうなので収穫。。


 ここでもやはり、サクラシメジは爆発していた。













サクラシメジ


 急な斜面の下を覗いてみると・・・・



サクラシメジ



      
ミネシメジ



 何種類ものきのこが菌輪を描いていた。そして、こんな奴も・・・・








カキシメジ


 やはり、雨の多い秋はきのこが大発生する。1週間前まではBoletus やら Aureoboletus の不明種が沢山出ていた斜面は・・・・





一雨降った後には、白く黴たイグチの残骸が残っているだけで・・・・


 クリフウセン等の秋のきのこの出る斜面に変わっていた。









 今年は、面白いほどドラマチックに山の様子が変化する。これから先がまた、楽しみだ。


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満を持して山へ向う   クリフウセンは何処?         2015.09.19.(2)

2015-09-30 07:11:09 | きのこ など

ルコー草


 庭の花の写真を撮ってから山に向う。最初に向う山はクリフウセンとコウタケが出る山だ。どっちも出ているかもしれないという期待が膨らむ。20分ほど車を走らせ、いつもの場所に停めて歩いてゆくと・・・・




アミタケ
毎年出る辺りにアミタケの幼菌が出始めていた。良い調子・・・・


 ところがどうだ・・・・。いつもクリフウセンが出る場所では・・・・





クリフウセンは出てしまっていて、既に倒れ始めていた。


 先週末に歩いた時にはまだ、サクラシメジしか出ていなかったから、そのすぐ後に出てしまったということだろう。その後、山道を登って行ってみたけれど・・・・



クサウラベニタケ 毒菌







サザナミツバフウセンタケ



 山をかなり登ったところの斜面、道もない場所で別荘の友人夫妻に出会った。この場所で出会うということは、僕のコウタケのシロは既にばれているのだろう。話しをしていると、「昨日が一番良かった」と奥さんが言っていた。

 要するにきのこは出ていたのだが、沢山の人が来て採ってしまったから何も見つからないのだ。仕方なく車に戻ることにした。




ウスヒラタケ


 車を停めた場所まで戻ったが、このまま移動するのは厳しい。いつも人の歩かない林の中を点検した。










クリフウセンタケ



cortinarius sp.



 これは何だろう?









  

しっかりと雨に打たれてしまっている。でも、雰囲気はヒメベニテングタケなのだが、自宅周辺では見たことが無かった。


 別荘の友人が帰りに寄ってくれと言っていたことを思い出して、帰り道、車を停めてから別荘へ続く道を進んだ。
途中の林の中で・・・・






  
クリフンセンタケ



 収穫してから友人宅にお邪魔してお昼をご馳走になった。




アミタケの汁もの



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SONY E-mount 90mm MACRO         2015.09.19.(1)

2015-09-29 19:47:09 | 
 これまでの状況や情報からいくと、この週末は自宅周辺の山はきのこの本番を向かえているに違いなかった。そんな時に、注文していたカメラのレンズが届いてしまった。

 きのこを撮るレンズじゃないし、Eマウントのカメラは買ってからほとんど使ってないから、使い方も忘れてしまった。じっくりと撮ってみたいところだが、今日は早くきのこの山へ行かなければ・・・・。カメラにレンズを装着して庭に出た。









ニラの花
f3.2 かなりの暈けだな。


 庭では秋明菊が花盛りなので、つい撮ってしまう。








秋明菊














秋明菊


 ホトトギスの花達もいろいろと咲き始めている。







 















コムラサキシキブ













 このレンズは評判通り、とても良さそうだ。これで Eマウントのカメラの出番も増えそうだ。



















ハナミズキとオミナエシ


 
 きのこが一段落したら、このレンズでじっくりと花を撮りたい。でも、今日は急いで山に行かなければ。。。



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今年も秋になり、飯田詣で  マツタケは豊作        2015.09.26-27.予告

2015-09-28 22:15:49 | きのこ など



 今年もSTさんからのお誘いを受けて恵那から飯田へマツタケを探しに出掛けた。自宅周辺では気温が下がるのが早かったせいか、クリフウセンやサクラシメジが例年より1週間ほど早く出始めたのだが、飯田のマツタケは例年通りのスケジュールのようだった。

 26日からの週末にするか10月の第1週にするか迷ったのだが、週末前に雨が降ったのを期待して26日から伺うことにした。朝、5時半に自宅を出て中国道で東進。今回は一人での旅立ちだ。

 1時間半程走り関ヶ原辺りを走る頃、青空が見えてきた。その後、STさんの自宅から飯田の山へ行き、いつもの急斜面に張り付いたのが11時前。今年はちゃんとマツタケは出ているだろうかと気になったが、出会いはいつも突然に・・・・







 そして、初日の収穫はSTさんと合わせて27本だった。







 その夜はいつものようにベランダで焼マツタケを頂き・・・・





酒を酌み交わして眠る。


 翌日も山に行き、またマツタケを3人で40本ほど採り下山。その後、満月が東の空から登る頃・・・・





明石に着いて、一部のマツタケを友人のコウタケと交換して帰宅。


 今年はマツタケがかなりの豊作で、STさんのお陰で自宅まで持ち帰れたマツタケは40本ほどだった。(予告)


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庭はもうすっかり秋   秋明菊        2015.09.25.

2015-09-25 22:08:48 | 




 今年はきのこが早い早いと言いつつ、気がつくと秋も盛りだ。木々は少しずつ色付き始めている。庭では秋明菊が花盛り。





 明日の早朝、恵那の友人のところに行き、恒例の松茸さがしをしてきます。


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2015.09.13.の残りの画像 ハイカグラテングタケ       2015.09.13.(2)

2015-09-23 22:35:39 | きのこ など
 9月13日はいろいろな事件があって、今年初めてのクリフウセンとか、S公園で初めて芥子色のアウレオに会ったりとか。それ以外にも久し振りの出会いがあったので、紹介する。





 S公園はかつては良く通っていていろいろと珍しいきのこを観察したり食菌を採ったりしたものだが、最近はほとんど来ていない。所属していたきのこのサークルをやめたことがその理由の一つ。
 
 久し振りに訪れた公園には早速、懐かしい食菌、カワリハツが出迎えてくれた。この公園の入り口付近に特に多くて良く採って食べたものだ。そして、木の下にズラズラと出ているのはクリフウセン?







こんなところに出ていたことはないぞ、と思って観てみると違う。キアブラシメジ?



そして、いつもヘビキノコモドキが沢山出ている広場を通り抜けようとすると、大きな幼菌が幾つも出ていた。懐かしいなぁと思って写真を撮って、モニターで写した写真を見てみると、あれ?違う。







ハイカグラテングタケ
この公園でハイカグラテングタケを見るのは初めてだった。これは以前に試食して美味なきのこであることは検証済み。幼菌5本を採集する。大型になるきのこだけあって、幼菌5つでもずっしりとくる。



ヌメリイグチ?
素通りする。


 池の脇の道を通り、公園奥の山に分け入る。これから、出会った未報告のきのこを並べていく。



アカイボカサタケ




シロテングタケ




シロオニタケ
スオウシロオニタケかもしれない・・・



トキイロラッパタケ
相変わらず、この公園には朱鷺色と白いトキイロラッパタケが沢山出ていた。



Tylopylus sp.
フモトニガイグチ?無数に出ていて、かなりが腐って異臭を発していた。






ムラサキフウセンタケ


 それから、クリフウセンタケや芥子色のAureoboletus sp.を観察した後、公園広場に戻り砂利道を通って入口に戻る途中、道から下を見下ろすと育ち過ぎたタマゴタケが幾つも見えていた。





 そのまま、車に戻ろうかと思ったが、かつてキンチャヤマイグチが良く出ていた斜面をチラリと見ると、明るい茶色のきのこの傘が見えている。素通りは出来ず、斜面を登って行くと・・・・・



キンチャヤマイグチ
大きな食べ頃が2つ


 それから、幼菌がひとつ。






 側溝の脇にはクロハツ、多分、がズラズラと並んでいた。






 そして、最後にクリフウセンを一塊り、と思ったら・・・



イロガワリフウセンタケ
僅かに赤色が始まっている。


 久し振りのS公園は今まで出会ったことがなかったきのこに幾つか出会えたし、前とは違う場所に馴染みのきのこが出ていたりと、随分変わったなという印象だった。

 これから、これまた懐かしい近くの北海ラーメンに行き、味噌ラーメンを食べる積りだ。



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再度、バライロアミアシイグチを探しに        2015.09.12.(3)

2015-09-23 11:47:19 | きのこ など
      


 最後に廻る場所は前日の朝に歩いた場所。H氏からの連絡ではバライロアミアシイグチ近縁種の幼菌が出ていたらしいので、
再度、確認することにしていた。それと、友人から連絡があり近くの野池にヒメビシが居るらしいので確認して欲しいと言われていた。

 向かう途中、車窓からは草を刈ったばかりのあぜ道から彼岸花が花芽を伸ばし始めている様子が見えた。周辺の農家は彼岸花の時期になると丁度良く、
草を刈って彼岸花が咲くのを待つ。そのくらい、彼岸花は規則正しく開花するような気がする。



シロテングタケ



幼菌


 茶畑の脇の土手には毎年、初夏にヤマドリタケモドキが出る場所があるのだが、今年はほとんど姿を見なかった。それが、今頃になって沢山出だしていた。







ヤマドリタケモドキ


 
 山は前日も歩いたばかりなので、それほど発見もない。



オオコゲチャイグチ
かなり育ったような気がする・・・・


  
ハラタケ科




ヤマドリタケモドキ
端にこげ茶色のイグチも出ている。




俺的には外観から判断するとヤマドリタケモドキとウツロイイグチということになるのだが、帰宅後、切断面の匂いを嗅ぐと同じヤマドリタケモドキの匂いがした。



オオキイロフウセンタケ




シロオニタケ
スオウだったりするかもしれない。




Aureoboletus sp.
柄の赤みが強い個体




谷側の斜面にはブルーアウレオの新鮮な個体もまだ出ていた。



ヌメリコウジタケ


 結局、また新しいバライロアミアシイグチは見つからなかった。H氏に確認してみたが、場所は確認できたがイグチは行方不明だ。
イノシシにでも喰われたのだろうか。

 Hからいただいた今年のバライロアミアシイグチ近縁種の写真をアップしておこう。








このイグチは出る時期は毎年同じころなのだが、暑すぎたり雨が少なかったすると発生しないし、今回のように1週間の内に出て、
腐ってしまうこともあるのだろう。今回は、どうも黴の生えたベニイグチと間違えて、出ているのに気が付かなかったような気がしている。


 さて、山を降りて友人に頼まれた野池の様子を見に行った。でも、池にはヒメビシの気配は全くなく、土手に紫色の花が咲いていただけ。









 そろそろ、帰ってシャワーを浴びてビールにしようか。



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続き  コイヌノエフデ        2015.09.12.(2)

2015-09-21 21:35:25 | きのこ など
 綺麗どころをアップしたところで、その他のきのこを紹介。







Boletus かと思ったけれど、傘の裏を覗いてみると鮮やかな黄色をしている。ちょっと前に Mustered Colored Aureoboletusとして、
紹介したもの。NBさんが、芥子色のアウレオと呼んでいるから。

 この日はこのイグチの老菌も幾つか見られた。











Aureoboletus sp.



  
ブドウニガイグチ



  
イロガワリキヒダタケ




ツルギキョウ
一休み・・・







コイヌノエフデ





何だと思う?



ミキイロウスタケ
何事も旬を楽しまないとね。この変わり様はちょっと・・・


 それから、いろいろ。



カバイロツルタケ




不明




ソライロタケ








      





ツルギキョウ


 車まで歩いて行く。今日は近場のパトロール。次は・・・・


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綺麗なきのこを沢山見た日 赤、黄、青、白        2015.09.12.(1)

2015-09-21 08:23:34 | きのこ など



 今年、サクラシメジを初めて見た日、その後にいろいろなきのこを見た。綺麗な色のきのこが多かったけれど、
ほとんど、名前の分かるものがない。でも、並べてみよう。
























Hygrocybe sp. 1


 これは違う種だと思うけれど・・・・








Hygrocybe sp. 2




Russula sp.


 この日はホウキタケの仲間がいろいろ出ていた。全部、写したわけではない・・・・


































Ramaria sp.
いろいろあるけれど、分からない世界。




ムラサキアブラシメジモドキ
か、どうか分からない。食べてみたが、苦かった。大きいもので、傘は10cm以上あった。



cortinarius sp.



  
cortinarius sp.
この頃、よく見るのだが、分からない。



  
cortinarius sp.


 次のきのこは以前から分からないもの。柄の上部ににささくれがある。どの科に属するかも分からない。












 次はイッポンシメジ科のきのこ。





アカイボカサタケかと思ったが、違和感あり。





小振りで倒木から出ている。


  
Entoloma sp.
柄の表皮が成菌になると剥げてくるようだ。










ソライロタケ

















シラヤマギク



 今日のところはここまで。



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test 20150921  クリフウセン大行列

2015-09-20 08:23:45 | きのこ など
 昨日のクリフウセンの様子を動画に。うまくいくかな?









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予想通りだった・・・・   秋のきのこの行列         2015.09.19.(予告)

2015-09-19 22:26:41 | きのこ など



 彼岸花が咲きだした。酒米も順調に育ち穂を垂れ始めている。気がつくと秋、真っ盛り。先週までの様子から考えて、この週末にきのこの発生はピークになるんじゃないかと思っていた通り・・・・




クリフウセンの行列 強烈!




サクラシメジの行列 ・・・・


 近年、稀にみる豊作の秋になった。予告、秋のきのこの行列。



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山から出勤  再びアンズタケ           2015.09.11.(3)

2015-09-19 07:28:20 | きのこ など


 
 急いで山を降りて川沿いの道で出た。きのこはもう探すまいと思いつつ歩くが、竹藪の奥をつい目を遣ると、綺麗なタマゴタケの赤い色が目に入ってきた。やっぱりこれは見過ごせない。

 近づいてみると姿の良い幼菌が並んでいた。そしてその奥には育って既に倒れたタマゴタケも見えていた。




幼菌だけ採って袋に入れた。

 そして向きを変えて道に戻ろうとすると、幼菌がさらに幾つか顔を出していた。




これも収穫。




シロイボカサタケ


 今度こそ、急いで車に戻り汗を拭った。車を停めた時に気になっていた白いきのこの塊りは・・・・




カレバキツネタケ



 帰り道、また茶畑の脇を通った。




霧の深い朝は天気が良くなるというのは本当だ。僅かに朝霧が残っているが間もなく消えてしまうだろう。


 そして、自宅方面を見ると・・・・




まだ、かなり霧は残っていた。


 帰宅して、まずシャワーを浴びて汗を流し、食事をしていつものように仕事に出掛けた。何か、得をしたような気分だ。

 仕事場には病気で療養していたフレンチのシェフが久し振りに出社して来た。完治したわけではないが、随分良くなったようで安心した。入院していた時に勤め先に出るジロールを持って見舞いに行って、良くなったらジロールでオムレツを作って欲しいと言ったのだった。

 そのジロールの出る場所を教えて欲しいと言うので、「今はもう出ていないけどね」と言いながらその場にあんないして、ツツジの植え込みの間を覗きこむと・・・・







アンズタケ またはジロール


 何と出ていた!! 今年二度目の発生だった。シェフは喜んで採ってから帰宅していった。



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ようやく見つけた バライロアミアシイグチ近縁種           2015.09.11.(2)

2015-09-18 22:38:47 | きのこ など



 バライロアミアシイグチ近縁種はひとまず諦めて、残った時間で範囲を広げて山の様子を調べてみることにした。
この斜面に来る時は目的は限られていて狭い範囲しか歩いてはいなかったのだ。奥に入って行っても Aureoboletus sp. は群生はしないものの、ポツポツと出ていた。













ミキイロウスタケ








 予想を遥かに上回る範囲にかなりの数が出ていた。他に見つかったもの・・・・




クサイロハツ




キツネノハナガサ




オオコゲチャイグチ




ダイダイイグチ


 大体の様子が掴めたので、GPSを頼りに元の場所に戻って行った。その途中にも・・・・









ブルーアウレオ



 そして、ようやく見つけた。バライロアミアシイグチ近縁種。幼菌なのか、踏まれて育ちそこなったのか。



      


 高さ5cm程。ちょっと情けない個体だったけれど、何とか目的を達成できたので下り始めることにした。今から帰れば仕事に行く前にシャワーも浴びられそうだ。


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我慢できずに夜明け前に家を出る           2015.09.11.(1)

2015-09-18 07:29:01 | きのこ など
 新しく見つけた水色のアウレオの出る斜面をH氏が火曜に歩いた時の報告が届いた。なんと探していたバライロアミアシイグチが出ていたというのだ。次の休日まであと二日。雨が降り続いている状況では、2日は長すぎる・・・・

 悩んで考えた結果、朝、仕事前に見に行くことにした。田舎に住んでいる特権?、住んでいてもこんな特権を使う人は少ないのだろう。日の出の時間を調べると5時半くらい。その頃に起きて出掛けることにして寝床に就いた。

 寝坊するのではないかと心配したが疲れていたので、起きられなければ止めようと思って目覚ましも掛けずに寝たが、あっさり5時に目が覚めた。すぐに最近愛用のツナギに着替えて、お茶とカメラを持って家を出た。自宅周辺はまだ薄暗く、しかも霧が深い。これでは山へ行く道は走れないかもしれないと思ったが、むしろ霧は薄くなっていった。

 茶畑の脇を走る頃、陽が昇り始めた。



朝6時

 自宅方面を見ると、まだ霧に包まれていた。





 いつもの場所に車を停めて歩いてゆくが、川沿いの道は暗くて脇の斜面にきのこは見えているが良く分らない。今日の目的は明確だし、時間も限られているので、なるべくきのこは見ないようにして進む。

 それでも・・・・



ヤシャイグチ





白いイグチと思って写したが、後で観てみると黴たイグチ。何が黴たのかクイズに出したいところ。



タマゴタケ
これは、薄暗くても判った。



クロコタマゴテングタケ


 そこから一気に登り、辺りが明るくなってきた頃、目的の斜面に到着した。その入口には・・・・



Boletus sp.
先週出始めていた未記載種のイグチが朽ちかけて残っていた。


 H氏から聞いた発生場所付近を探すが見当たらない。3つ出ていて2つはサンプリングしたようだが、残り1個体はあまり状態が良くなかったらしい。どうも、朽ちてしまったようだ。探している内に見つけたのは・・・・






ヒメウグイスイグチ
自宅周辺ではあまりみないイグチ



育ったブルーアウレオ







Boletus sp.
未記載種の状態の良い個体



ブルーアウレオとクロコタマゴテングタケ、そしてミキイロウスタケ


 相変わらず、この斜面は賑やかだ。まだ6時半になっていない。あと1時間位は探せそうだ


つづく。
 

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新しいブルーアウレオの発生地          2015.09.06.(3)

2015-09-17 08:05:43 | きのこ など


 
 ただでさえ日陰で薄暗い場所なのに、雨雲が空を覆っている。水色のアウレオのはずなのだが、ちっとも水色には見えない。でも、これまで沢山観てきたから同種だと分るのだ。辺りを見廻すと他にも幾つか幼菌が出ていた。



Aureoboletus sp.


 さらに奥にはこれも新種のBoletus sp.が幾つも出始めていた。








 この場所はこれからだ。林を出て、一応、H氏に連絡を入れた。この調子ならバライロアミアシイグチ近縁種も出るかもしれない。

 このスポットの周囲を軽く観ながら車に向った。



セイタカイグチ







ニセアシベニイグチ
傘の径は20cm程。傘は灰色がかって見える。典型的なアシベニイグチ(図鑑に載っているような個体)は初めてだったので、サンプリングした。


 山を下る。



ウツロイイグチ




ヌメリコウジタケ
これが御本家、Aureoboletus の図鑑に載っている唯一のイグチだ。


 帰宅後、ニセアシベニイグチ?を解体した。



      




 

 辺りにチーズ臭が立ち込めた。



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