車で5分ほど走ったところの小さな沢を登る。沢の脇のブッシュの中を進んで行くとユキワリイチゲの葉がポツポツと
見えていた。でも、花の姿はなかなか見つからない。ようやく、日陰の岩の脇に一輪見つけた。
懐かしい、剣咲きのユキワリイチゲの花。沢筋によってユキワリイチゲの花の特徴が違うのが楽しい。
一輪見つけてから辺りをみると、不思議と花だけが摘み取られたような痕跡が幾つも見つかる。そういえば、何年か前にこの沢を訪れた時もそうだった。
その時は、萎れた花だけが地面に幾つか落ちていたのだが、今回は取られた花は見当たらない。こんなことはこの沢以外では経験ないのだが、
友達はあるという。とすると、犯人は虫?動物?、人間ではないよね、多分。
陽当りの良い河原でユキワリイチゲの花びらが虫に喰いちぎられている光景は良く見るのだが・・・・、謎。
僅か5mほど離れた場所には性質の違うユキワリイチゲの花が咲いているのも面白い。
花を観ていたのは5分ほどだっただろうか。これ以上、探しても新しい発見はなさそうなので元の沢に戻ることにした。