テングタケ
このテングタケ、小さなものでも傘の径は15cmを超えている。毒キノコだって迫力がある。皆が昼飯に降りてくるのを待って、周囲を散策する。
STさんは、僕が花好きなのを知っていて、トリカブトが去年沢山咲いていた場所に案内してくれた。
マムシグサだろうか・・・
トリカブト
今年はきのこに怖気づいたのか、花は少し。
戻る道、ささやかに・・・
出始めの・・・クリタケ
??
車を停めた広場に戻ると、SZさん、HGさんと、管理をしているキミちゃんが戻っていた。SZさんは、とっておきのコウタケの場所に案内してくれた。見事な株を指して、持って行けと言う。
コウタケ
言葉に甘えて引き抜く。
昼飯になった。これが、今回、特に印象に残ったものだ・・・・・
素朴な鍋
・・・に見えるだろう。菜っ葉ときのこの鍋。きのこはクリフウセンタケとマツタケが沢山。香りも出汁も凄い。松茸の土瓶蒸をがぶ飲みしているようだった。
その後は、また・・・・
え・・・・、また?松茸?
牛肉もあるんだ!
楽しい昼飯
肉とピーマンは減ってゆくが松茸がなかなか減らない・・・・。昨夜からどれだけ食べてるんだろう。クロカワも焼いて食べた。
いい加減、松茸と松茸山を堪能したが、昼飯後に今まで行っていない尾根を散策することにした。広い山で車に乗って15分くらい走り、山の反対側?から登る。
スギタケ・・・・綺麗
急な斜面を登り、痩せ尾根伝いに歩く。登山の方がずっと楽だ。急斜面には獣道のような踏み跡だけ。鎖場もなくて、木の根、枝を掴んで登るしかない。
ケロウジ
この尾根には大きなケロウジばかり。そして・・・・
ニガクリタケ
そして、去年の伊那谷でほとんどきのこの姿が無い中、これだけは山ほど出ていたっけ・・・。
ニンギョウタケ
これが山ほど出るようじゃ、駄目だな・・・。諦めて山を降りることにした。急な斜面で降りるに降りられず、下る場所を探して歩いていた。
その時、後を歩いていたSTさんが・・・、「何だ、これ、偽物か・・・」と話すのが聞こえた。そしてすぐ、大声で呼ばれた。尾根のすぐ下、崩れかけた所に開きかけた松茸が並んで出ていた・・・・。その肝心の場所の写真がない・・・・。興奮すると写真を撮るどころじゃなくなるんだな・・・。
ひどい急な斜面で、片手で体を支え、残りの手で松茸を抜く。4本までしか持てないので、尾根の上に置いてからまた、採る。大きいのを抜くとその脇に蕾の松茸が現れる。尾根の下から採っているのでずり落ちそうになると、松茸に掴まって体を支えた・・・(大袈裟)。まあ、そんな訳で2人で大きな松茸を20本以上採った。
大笑いしながら、今度こそ降りようと歩いていると、また・・・・
また、何本か出ていた。
車に戻り、驚かせてやろうと、袋の中身を見せると、HGさんも友人も驚かない。なんでだろう・・・と思っていると、驚かされたのはこっちだった。
HGさんは、急斜面を登る途中で、お腹が痛くなり、少々下る途中で、松茸に遭遇したそうで、周りを見回すと松茸だらけだったそうだ。皆を呼ぼうと思ったが・・・呼ぶに呼べなかったらしい。
5kgは超える松茸 一箇所で
元の場所に戻り、撤収。湧き水の出ている場所で手や顔を洗う。
トリカブト
アサギマダラが何匹かユラユラと飛んでいた。
アサギマダラ
その後、SZさん、HGさんと別れ、STさんと恵那に戻り、友人と帰路についた。
名神高速道
三連休の最終日だけあって、高速は渋滞していて、帰宅したのは11時を過ぎていた。帰ってからしばらく、きのこの整理をしてから寝た。疲れたが、楽しかった。こんな経験は、もう出来ないかもしれないと思える・・・そんな2日間だった。ありがとう。
あれから5日後の16日、STさんから連絡が入った。その後も続いているらしい。バブルは弾けない、終わらない。