高原の秋
ハナイグチを探した後で、近くの砥峰高原に車で向った。午後の3時を過ぎていたが、昼を食べていなかったのだ。どこか景色の良いところで昼飯を食べようと思って辿り着いたのがこの高原だった。
その途中、またかよ・・・という感じなのだが・・・凄いアケボノソウの群落に出会ってしまった。全部を一枚の写真にはとても写せない・・・。ほんの一部・・・。
アケボノソウ
アケボノソウの蜜腺は花びらの中ほどにあるって書いたのを覚えてる? 八島湿原の案内人に教えてもらったこと・・・。
見ていると、アリが歩いてきて、花びらの黄緑色の斑点を舐め始めた・・・
この花でも、アリが舐めている・・・。
寄り道をしていて遅くなってしまったが、漸く高原に着いた。花の写真を撮っていて遅れたせいで、高原の蕎麦屋は暖簾を下ろしていた・・・。もうあと10分早く切り上げていたら食べられたのに・・・。
なぜ、ノルウェイの森?
噂には聞いていたが、このススキ野原は見ごたえがある。ここで、映画「ノルウェイの森」のロケをついこの間までしていたのだそうだ・・・。ノルウェイにススキが生えているのかって?まだ、ススキの穂が出る前の話だ。
夕暮れが迫ってきている・・・、もうすぐ午後5時になる。陽が落ちてくるとススキの穂が一段と輝き出したように感じる。写真を見るとそんなでもないか・・・
故郷、千葉の利根川のススキ野原を思い出していた。秋に広大なススキの野原を通り、櫨釣りに行った子供の頃のこと・・・。