今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

なめこ遠征の翌日  2000.11.23.

2009-11-30 08:08:21 | Weblog





 昨夜は収穫してきたなめこの処理で夜遅くなってしまった。
遠征の後となると尚更大変だ。当面の焼き物、煮物用に幾つかを残し、後は全部水煮にして煮汁ごと冷凍した。と、書くと簡単なのだが・・・・



 大抵、煮汁が多すぎて冷凍庫に入らない。でも、何となく煮汁を捨てるのがもったいないので、取り敢えずの料理に煮汁を使ってみる・・・。新鮮なナメコは肉桂の匂いがすると思うのだけど・・・、これは Cinnamaldehyde の匂いだろう。スーパーで買うなめこにその匂いを感じたことがない・・・。これが、天然ものだ。



 冷凍庫のスペースを作り出すのが大変だ。




 さて、翌日。疲れたのでずっと寝ていたい気分だが、膝の様子が気に掛かる。結構きつい傾斜を昇り降りしたけれど、今日は大丈夫か・・・。様子見に、近くのシモコシの顔を見に行った。








今年のシモコシはチョロチョロと長く、少しずつ出ることに決めたようだ・・・。









 膝の調子は問題なさそう・・・、筋肉痛の方が問題。




 ユニクロに買い物に行き、その帰り。この道の先に自宅がある。毎年の事だが、銀杏並木が色付き、寂しげな風景だ。





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やはり心残りはなめこ・・・(2) 2009.11.22.

2009-11-28 19:33:05 | Weblog
 翌朝、目を覚ますと、窓の外は霧に覆われ、ぼんやりと周囲の木々が見えるだけだった。8時半からの朝食に間に合うように起き上がり、食堂へ行く。







 食事をとりながら、外を眺めると霧は晴れ始め、青空が見えてきていた。部屋に戻り、荷物をまとめて出発する。その頃にはすっかり晴れ渡り、晩秋の風景が広がっていた。









 紅葉で色づいた山、葉をほぼ落とした銀杏の木、そして柿。この時期、柿が沢山なった木を見掛けるけれど、どれだけの柿が食べられるのだろう。不思議。









 昨夜、ビールを飲みながら今日はどこへ行こうかと考えていた。前日、散々だったので、もう、なめこは遅すぎるのかもしれないとも思っていた。今日は浜坂でカニ祭りがあるらしい。まず、そこに行って昼飯を食べてからOノ山を西から登ってみることにした。日本海側はもう雪で勝負にはなるまい・・・。




 浜坂への道は混んでいた。こんな田舎道が何故?という感じだが、カニ祭りのせい?浜坂港には沢山の車とヒトが溢れていた。













どうも、到着が遅れてカニ汁のタダ券を貰い損なったようだった。沢山のテントが並んでいて、そのどれにも多くの人が並んでいる。なかなか理解できなかったが、カニうどんとイカ焼きの食券を買い、それぞれのテントの行列に並んで昼飯にありつくことができた。



 蟹はというと・・・







相変わらず、高いね・・・



 その後、海岸の黒松林をうろつく。ひょっとしたら松露でも出ているかと思ったのだ。でも・・・・








普通のホコリタケではないだろう・・・エンジ色がかったホコリタケ?



 その後、国道9号に出て、途中で若桜方面に南下し、西側からOノ山を登る。ブナ帯に入ってから車を降り、川沿いの谷を登ってゆく。クマ出没の看板が出ているが、構わず進むと道は消えけもの道のようなものが続いている。谷の傾斜はかなり急で、気をつけないと滑り落ちそうだ。



 その谷に突き出たようにミズナラの立ち枯れが何本かあり、何年か前にその立ち枯れからナメコやムキタケが出ていたのだが、今は養分をきのこに抜き取られ、ただの枯れ木になっていた。しかし、その周囲にはまだ、なめこが出ているものもあった。





久しぶりのなめこ




 山の西側は昨日、雨はなかったのか・・・なめこが乾いている。そして、少し、遅めか・・・。しばらく谷を進んだが川沿いの斜面には他にはなめこは見つからなかった。


 最近、諦めが早いというかすぐ気持ちが折れてしまう。もう、帰ろうかと戻りかけた時、何かがあると同行者がいう。その方向を谷から見上げると、細めのブナが続いていて、その根元をオオイワカガミが覆っている。





ブナ林とオオイワカガミの斜面




 そして、さらに上を眺めていると随分と上のほうに・・・・・








左上部に注目・・・



 何かが木から出ているように思えた。その木はまっすぐ伸びてはいない。ブナ林に混じって生えていたミズナラだろう。かなりの急斜面で、確かめるために登るのには、少々、躊躇したが、行かぬわけにはいくまい・・・








見事なまでに特大のナメコが木の根元から上まで出ている・・・。



 オオイワカガミを踏みしめ・・・、本当は踏まずに上りたいのだが・・・、オオイワカガミの生えている所だけが登れるところで、それ以外は草もほとんど生えていなくて登りようがない・・・、そのミズナラの上まで登り、斜面にわずかに生えた細い木に掴まりながら根元に到着した。




 途中、足が滑り、2度ほど斜面の細い木に片手でぶら下がったことがあった。あの時、木が折れていたら・・・、抜けていたら・・・そう思うとぞっとする。



 そのミズナラは根元からほとんど水平に幹を伸ばし、途中から上に幹を曲げて生えていた。冬に積もる雪のせいなのだろう・・・。その水平に伸びた幹の上でバランスをとりながら・・・掴まるものがないから・・・ナメコを剥がしてコンビニ袋に入れる。




     



じっくりと写真を撮りたいのだが、幹の上に乗りながら片手にコンビニ袋を持ち、写真を撮るのは難しい。ボケボケで御免なさい。






木の下のなめこを撮ろうと思ったが・・・滑り落ちた・・・。川まで落ちなくて良かったなぁ・・・。




 今度こそ・・・






傘の径は10cmを越えている・・・


 一つ目の袋はすぐ一杯になってしまった・・・でも、手に持つ余裕はない。袋の口を縛り、左手首に持ち手を通す。次の袋を取り出し、剥ぎ取っては入れる。採れる範囲のなめこは袋2つに何とか収まった・・・。



 目の前には今まで採ったなめこの何倍ものなめこがあるというのに、届かない。少しでも無理をすれば、はるか下に流れている川まで滑り落ちるだろう・・・。



 二つ目の袋も口を縛り、今度は右手首に持ち手を通した。さて、諦めて戻るか・・・・。立ち枯れのミズナラの木の下はえぐれたようになっていて、オオイワカガミも生えていない。掴まるものがないので、一度足を滑らせたらおしまいだ。斜面は土で、岩ではないから滑って落ちたとしても多分、死ぬことはないだろうけど・・・。両手に2kg弱ずつの重りをぶら下げた状態で急斜面をまた登り、オオイワカガミの所まで戻り、下って、何とかけものみちに戻れた。周囲には他にも何本かのミズナラの立ち枯れがあり、なめこも出ていたが、近づけない・・・届かない・・・。







残してきたなめこ達よ・・・



 まあ、良く無事で戻れた・・・。帰り道・・・





クリタケ老菌?






赤い実




 これは、何故か来る時は気が付かなかった・・・。





なめこ



なめこがびっしりと付いている。そして、一見、目の前にそのなめこは見えるのだが・・・、ミズナラの立ち枯れは急斜面に立っていて、その根元には近づけないのだ・・・。見るだけ。ピンボケで御免。雨が降ってきて手持ちでは写真が撮れない状況・・・。



 車に戻りながら写真をそれでも撮る。




    
左:ブナの倒木に出た不明菌(傘径1cm弱)
右:ムキタケ





アシナガタケ? のわりに傘が白い・・・




 何とかなめこを収穫して、3時間のドライブの後、帰宅。






ああ、疲れた・・・。でも、良かった・・・。

 
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やはり心残りはなめこ・・・ 2009.11.21.

2009-11-27 08:10:34 | Weblog




 例年出会っているきのこで、今年出会えなかったものは幾つもあるが、やはりなめこに遭遇していないことが心残りだった。いつもであれば、10月後半には会いに行き、それなりに出会えていたのだが今年はタイミングが合わずにいた。



 少々、時期を逃したように思ったが、このままでは・・・・・。思い切って、土曜日の朝、鳥取の山を目指して家を出た。天気予報では終日曇りということだったので、日本海側とは言え、何とか動き回れるだろうとの目論見だった・・・



 3時間ほど走り、Oノ山の麓に着き山を登る。ブナ帯に差し掛かる頃から、道の脇には幾つもの滝が流れ落ちている。



 曇り空から何時の間にか、雨がポツポツと落ち始め・・・、登るに従い、雨脚は強まって行った。雨は上から下に降るもの・・・。気がつくと雨がフロントガラスの下から上に舞い上がっている。雨はみぞれに、そしてみぞれが雪に変わりつつあった。








 いつもなめこを探して歩く辺りに着き、道沿いに生えている根曲がり竹を掻き分けて沢沿いを進む。雪が積もっていて斜面の凹凸が見えない。兎に角、この所沢山のなめこが出ていたブナの倒木を探してみる。










 漸くそのブナの倒木に辿り着いたが、やはり、何も出てはいなかった。出ていた痕跡も見えなかったのは今年の異常気象のせいではないだろう・・・。倒木の養分はもう、なめこに吸われてしまい残っていないのだろう。




 雪の積もった斜面を歩き、車に戻る。さらに車で登り大根畑の辺りまで行く。雪は降り続いていてすっかり冬の景色だ。


















 道で出会ったおじさんと雪の降る中、立ち話をする。近くの知り合いの所で大根となめこを貰ったという。この辺りは赤土で、大根がとても旨いらしい。赤土と黒土の違いを教えてくれるのだが、よく分からなかった。兎に角、大根は赤土に限るのだそうだ。




 彼の知人の話では、なめこはまだ、出始めでまだ小さい??のだと言う・・・。そして、なめこ探しに遠くから来た僕を気の毒がって、自分の貰ったなめこをくれるというのだった。




 折角の親切を断るわけにもいかず、有難く頂戴した。この辺り、おそらくはもっと標高の低い辺りでなめこは出ているのだろう・・・。でも土地勘のない僕は・・・なめこ探しを諦めるしかなかった・・・。山を下る。




 下る途中、雪はみぞれになり、雨に戻った。時に土砂降りになり、突然、厚い霧が押し寄せてきたり、不安定な天気だ。










 霧が晴れた合間に、谷越しに滝が見えた。そのわきに赤い実を沢山付けた木が生えている。











 雪のせいできのこ探しもできず、やることがない・・・。



 隣の上山高原の様子を見に行くことにした。この高原には行ったことがなかったが、ここでなめこを採ったという話は何人かの菌友から聞いていた。高原というだけあって開けた平地が広がっていた。そして、そこには枯れススキが雨に濡れていた。






上山高原




 道は続いている。何となく前に進んでゆくとやがて、上り坂となり、雪が積もり始める。ワダチが続いているが、それ以外は真っ白に雪が積もっていて、Uターンする場所もなく、仕方なしに前進する。




 前からワゴン車が走ってきた・・・・。当然、すれ違うことはできない。この山道の山側には雪水を流すための側溝があり・・・車を降り足で踏んで確認したのだが・・・すれ違うだけのスペースがないのだ。家族連れのワゴン車をバックさせるわけにもいかず、数百メートルをバックで戻ることになった。




 何とか、すれ違える場所まで戻ったが、相手の家族の人たちの感謝の言葉で何とか救われた・・・。




 そのまま、今度こそ山を降り、神鍋高原まで移動し、地の蕎麦を食べてから宿で一夜を過ごすことにした。




 明日、どうしようか・・・。明日こそ・・・。
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名古屋にて 2009.11.15.

2009-11-24 08:12:16 | Weblog
 シモコシのシロを覗いた後で名古屋へ向かった。名古屋まで3時間あまり。学生の頃の仲間と十年ぶりに会うために。


 
 十年は長いようで短かった。皆、それほど変わってはいなかった。いや、自分も同じように変わっているから感じないのだろうか。その晩は、昔のように痛飲するでもなく、軽く二日酔いする程度に飲み、翌朝、昔、ウロついた辺りを歩いた。





講堂前




 ここで、入学式があったな。その朝、出席しようと来たが、駅前のパチンコ屋に入ったら、結構沢山出て、結局、さぼってしまった。




アート?



 建物も、随分変わっている。壁に落書きがしてあるのかと思ったら、説明が書いてある。でも、内容は忘れてしまった・・・。




昔、毎日通った道



薄暗い道だったが、今は明るくなって紅葉した葉が道に散らばり、綺麗な建物が建っていた。





ひと夏、閉じこもった部屋



暑い夏だった。ひと夏、こもって実験をしていた。エタノールを大量に使うので、毎日朝から酔っぱらっていたっけ・・・・。水を毎日、浴びるほど飲まないとやってられなかった・・・。その部屋の入り口は蔦がからまり、しばらく使われていないようだった。







これが全体の大きさなのか?どうしてもこんなに大きかったような記憶がない・・・。




記念館



これは、ごく最近になって建てられた記念館だ。知る人ぞ知る・・・。






キララタケ


つい探してしまう・・・。今日はこんなことをしに来たんじゃないんだが・・・。





エノキタケ?


また・・・・。





日泰寺



3年間、近所に住んでいた。仏舎利が祀ってある寺だ。宗派がない寺。日本仏教の全宗派が協力して建立したので、宗派がないわけだ。住んでいた頃はただ、だだっ広いだけの寺でたまに市がたつ位のものだったが、五重の塔もでき、綺麗になった。



 突然、賑やかな音がして、お坊さんたちが行列になって石段を登ってきた。3年間、一度も見たことがない光景だった。とても不思議な気がした。






あの頃、この寺でお坊さんを見た記憶がないのだ・・・。
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名古屋に出かける前に・・・ 2009.11.14.

2009-11-16 08:06:33 | Weblog

シモコシ




 木曜日は朝から青空が広がりいい天気だったが、金曜は終日雨。土曜日も朝起きたときは曇りで期待できない天気だった。今日は名古屋まで行かなければならないのだが、夕方までに着けばいいので、朝からシモコシの様子を見に行った。




 今週はほとんど雨ばかり降っていたから、シモコシがまた出るかもしれないと思ったのだ。先週の1本のシモコシが出始めのものならば・・・。














      
シモコシ




 数は少ないながらもシモコシは出ていた。古いものもあるが、ずっしりと重いものも出ていたので、もう少しの間、出続けるのかもしれない。誰か、先行者が採集した跡があったが、平日に来ているのだろう・・・。




 赤松の生える急斜面は雨で濡れていて、滑るし、枝葉についた水滴で服はビショビショ、ドロドロだ。





ヒノキオチバタケ



斜面に落ちていた枝から出ていた。



 朝の散歩はこれくらいにして、帰って支度しなければ・・・。車に戻る途中、道の脇を見るとヌメリイグチの幼菌が出ていた。いつの間にか雲が切れ、空には青空が広がってきていた。天気の回復が少々、早まったようだった。







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そろそろかなぁと思って・・・2009.11.07.

2009-11-11 08:03:54 | Weblog
氷ノ山から随分、時間が経った。その間、何もせずにいた・・・わけじゃないが、特に書くことも無かったなぁ。



 山に入って30分後に土砂降りになって帰ったり、S植物園に行ったら沢山の人が紅葉を見物に来ていたり、ハナイグチが一つしか見つからなかったり・・・。



 今日は、少しばかり雨が降った後だし、一度、寒波が来た後だから、そろそろ、シモコシが出始めるだろうと・・・、いつもの場所を散歩がてら見に行った。





シモコシ



意外なことに・・・、今年に限っていえば意外でもないが・・・、シモコシは一個しか見つからなかった。早いのか・・・、今年はもう出ないのか・・・、分からない。




 今年は、やっぱりダメ!!と思い、昼からはコウタケのシロ探しに行くことにした。去年、コウタケが沢山出ていた場所に行き着いたのだけれど、今年はその場所が何処だったのか分からなくなってしまった・・・。何度か行っているのだが、沢山ある獣道のどれなのか・・・、台風で枯れ木が沢山倒れ、まともに歩けないような状態で、行き着くことができなくなっていた。



 そのかなり急な斜面にある赤松混じりのコナラ林に向かう途中、大きな薄茶色の傘をもったキノコが・・・






Cortinatrius sp.



傘の径が10cm以上ある・・・。見た目、クリフウセンタケなのだが・・・





Cortinarius sp.



良く見ると、傘に微妙なシワが縦に走っている・・・何か変だ。


 
 さらに斜面を進みたどり着いた緩斜面には、似たようなきのこ。




不明



傘の色が随分と白っぽい。臭いを嗅ぐと、良い匂い。嗅いだことがあるのだが、思い出せない。



 コウタケの場所、斜面を行ったり来たりして漸く見つけた。肝心のコウタケは気配すらなかったが・・・。今年はどうやら出ない積もりなのか・・・。




      
左:これが、目印。ここから崖を下り・・・。
右:何だこれ?






キヒラタケ幼菌?



普通に、キヒラタケの幼菌と思い、これが出るようじゃ・・・と思ったが、本当にそうなんだろうか・・・




 帰り道、また、フウセンタケ科に出会った。今度こそ、クリフウセンタケ?





Cortinarius sp.


 クリフウセンタケと呼んでいるきのこは・・・僕が呼んでいるきのこには明らかにいくつかのキノコが含まれている・・・と、いつも書いているが、今日出会ったものも、秋の初めに大量に発生するものとは違うと思っている。でも、クリフウセンタケに似たキノコを食べてあたったという話も聞いたことがない・・・、そんなわけで、皆まとめて食べてしまった・・・



 大丈夫。



 夕方から、命の水・・・を買いに行った。その途中、別のシモコシのシロを見に行ったのだが・・・、カラカラに乾いたシモコシ2個見つけただけだった。他には・・・・





Collybia sp.





Amanita sp.



ドクツルタケ風。



 帰宅して撮ったマズイ写真。




     
左:これはさすがに食べなかった・・・
右:これはクリフウセンか、近縁種?






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氷ノ山 2009.10.31(2)

2009-11-03 18:34:27 | Weblog
国道に戻り、北上。しばらく登ってから下り、右に入る。氷ノ山への登り道だ。いつもは途中を左折して車を停め、杉林を登ってブナ帯に上がる。それでも良かったが、今回は左折せず、山頂方面を目指した。









千メートルを越えた辺りのブナは大方、葉を落としていた。








 道の脇の枯れたブナの木を見上げると・・・








もう随分と古くなったムキタケが沢山付いている・・・。


 その木の肌を良く見ると、いろいろなキノコが付いているようだ。







 沢沿いに登ってムキタケ、ナメコを探そうとも考えたが、何とも勘が働かない。沢は細く、傾斜はきつい。すぐに諦めた。そのまま、車を走らせ、登山道をのんびりと登る。








 すると、ここでも・・・





クリタケ




 やはり、乾燥しすぎているのか。傘のひび割れたクリタケ。道の脇に横たわっていたミズナラの倒木を良く見ると・・・



     
左:オツネンタケモドキ
右:ヌメリスギタケ



ヌメリスギタケは柄にヌメリがなかったのでそうしたが、この乾燥した状況では自信なし。


 やはり、このブナ林はちょっと行って見ただけではどこから手を付けてよいか分からないなぁ・・・紅葉を眺めながら、横行渓谷を下り帰宅した。







 
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クリタケとシモフリ 2009.10.31(1)

2009-11-02 07:46:28 | Weblog
 秋深まる。ブナ林できのこ探しをしたいのだが、どうも体調が万全ではない。氷ノ山ならブナ林も一応あるし、時間もそれほど掛からない。氷ノ山の様子を見に行くことにした。


 最初からブナ帯を目指すか、後に回すか・・・。氷ノ山のブナ林には慣れていない。きっと、どこにいったら良いのかもわからずウロウロするこのになるだろう・・・。考えた末、寄り道をすることにした。


 季節が見えていない・・・。今、クリタケなのか、それはもう過ぎたのか・・・。


 クリタケの山に向かう途中・・・・・











モミジ




 コナラ林の中ほどの路肩に車を停める。支度をして右のなだらかな斜面を下る。この一帯は季節が合えばクリタケ、ナラタケが収穫できるのだが・・・



 やはり・・・





クリタケ



 やはり、最初に来て良かった。









      
乾いている・・・




クリタケ




 この場所、クリタケの季節には、シモフリシメジもでているはず・・・。道に戻り、今度は反対側の山を登り、赤松混じりの雑木林を見て廻る。最初の一つ・・・






シモフリシメジ



傘の開いた大きなもの。いつも、こんな場所では出ていたことがないのだが・・・。辺りを見てみるが、シモフリはこれだけでクリタケが見つかる。




      
クリタケ




 いつもの場所を着いて、探す。





シモフリシメジ









山は乾燥しきっていて、シモフリシメジも惜しいことに乾き始めている・・・


 さらに探すと、沢山出てはいるんだが・・・









      











      
シモフリシメジ



 
 シモフリシメジに混じって、妙に白いきのこが出ていた。これは・・・独特の臭い・・・




      
左:ミネシメジ幼菌
右:カベンタケ
この時期、赤松の下に発生する右のような菌はヒメカンムリタケであることが多いとの指摘を頂いた。どちらも良く似た菌で残った写真だけでは判断できなかった。次回はじっくりと観察することにしよう・・・。


 さて、寄り道はこれでおしまい。ブナ帯へ・・・




野菊・・・分からない。ハルジョオンに似ているけれど、違う。




      
ヨメナ


途中の田んぼの畦に沢山咲いていた。花の径が5cmほどもある。ヨメナとは思わなかったが、よく見ると、多分、ヨメナ。引っこ抜いて持ち帰った。ヨメナを庭に植えるのはどうかと思うのだが、どうせノコンギクも庭で満開なんだ。ヨメナも植えてしまえ・・・。どちらも同じ場所で殖えたりするんだろうか?それもまた、面白い。





収穫(シモフリシメジだけ)

酒蒸しにして食べよう・・・。
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