ちょうど、標高が1,000m位の尾根道を歩いているのだが、日陰に鳴ったところでは道の両脇にカンアオイが一面に生えている。これだけあればギフチョウの幼虫でもいるんじゃないかと思うのだが、観たことがない。日当たりの良い場所ではヨツバヒヨドリが咲いていた。
尾根道には鳥取の海側から雲が流れてくることが多くて、この日もいきなり霧がかかる。
でも、雨が降るわけではなくて・・・・
こんな感じ。
この山ではいつも、ヒメベニテングタケに出会うのが楽しみなのだが、今日は一番確率の高い奥ブナの平でも気配がなかった。もう少し、気温が上がってからかなと思いながら歩いていたが、坂を上った先の避難小屋の三叉路にあるブナの木の根元にオレンジ色の丸いものが見えた。ひょっとして・・・・
ヒメベニテングタケ
会えて良かった。
地面は湿っているから、これから出だすのだろうか。
三叉路に立って、尾根道をそのまま進むか、左に折れて園地に戻るか思案する。今、午後4時になるところだから、このまま尾根を歩くのは遅くなりすぎる。下ることにした。
イワウチワの葉
下る道はとても急で、しかも木の根が剥き出しになっている場所が多い。慎重に下るが、一度、木の根に乗ってしまい滑って転んだ。何故かきのこの姿がポツポツと現れてきて、写真を撮りながら下る。
クリイロイグチモドキ
キヒダタケ
ウラグロニガイグチ
坂が急なだけあって、あっという間に園地の中央を通る道の端に降りてきた。後はブラブラと辺りを観ながら公園入口まで歩く。
ヤマジノホトトギス
ヤブレガサ
トンボソウの仲間なんだろうけれど、良く分からない。
ブナ、ミズナラ林で良く見るベニタケ科のきのこなのだが、良く分からない。傘の径は10cmくらいで中型のもの。傘の端に条線があるので、カワリハツではない。ウスムラサキハツを検索するが、何となく色調が違うような気がしている。今回の個体はちょっとだけ、赤味のある色合いの部分もあってウスムラサキハツなのかもしれない。
カワリハツ
隣に出ていたが、ムラサキっぽい色をしているが、これはカワリハツだろう。
ナツツバキ
木に花を付けているのを、ようやく見た。
チダケサシなど。
また、トンボソウの仲間。さっきのと同じ。
ようやく、駐車場に到着したが、来た時に沢山停まっていた車は一台も残っていなかった。
午後の5時を過ぎたところ。7時には家に着くだろうと思って公園を出たが、中国道が佐用辺りから渋滞して、下道を走って渋滞を回避したものの、帰宅は8時過ぎだった。