カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

初めてのスキー体験in草津

2009-02-10 | スキー

スキー場にすら行ったことのなかった私が、なぜかスキーをやりたくなったのが昨年、蔵王に行ったとき。

かんじきで降りてくる私の横をス~イス~イ滑っていくスキーヤーを見て、
・・・私も一生に一度くらい滑ってみたい・・・

と思ったのが間違いの始まりでした。

そして今回たまたま健保組合の宿が天狗山スキー場の近くにあることを知り、
受付開始と共に申し込んで、生まれて初めてのスキーを昨年から楽しみにしていたのでした。

ところが前日、ダンナが
「歯が(補綴物)取れたから歯医者に行きたい!」
と言ってきた。
最初からどうもスキーは好きではないらしく(滑れるらしいのだが真実は?)
行きたくない、と言っていたから確信犯か?とも思ったが、
医者に行くには土曜日しかないから仕方ない、
私一人で先に行くから、後で迎えに来てね、
と約束してひとり家を出たのでした・・・

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【2/7(土)】新宿4:44⇒4:53池袋5:02⇒5:10赤羽5:24⇒6:54高崎7:25⇒8:48長野原草津口
バス8:58⇒草津温泉バスターミナル9:26 タクシー⇒天狗山スキー場

スキーの靴すら履いたこともない私がスキーをやるには、とにかくスクールに入らなきゃ!
と初心者コースの受付時間が9:50、それまでにどうしてもたどり着かねばならなかったので、家を出たのが4:15。
5時間もかけてスキー場に到着。長い一人旅だった・・・。


(天狗山スキー場正面。 雪、駅前からずっとないんです・・・)
大急ぎでスキー場に着くとなんだかものすごい人で、ごった返してた。
初めて来た場所、右も左も解らないけどとにかくまずはレンタルだ!
が、レンタル受付も混んで並んでモタモタ。

お金を払って慌ててロッカールームに飛び込み、オーバーパンツだけはいてスキーを借りる。
次は急ぎ足で隣の棟の「スクール受付」へ。
が、ここも並んでいてバタバタ。
「すいませ~~ん!10:00のスクールに入りたいんですけどっ!」
と叫んでギリギリ入れてもらい、集合場所へ着いたときはもう始まっていた。

ゼーハー息を切らせながら水のイッテキも飲めないまま、板の履き方から歩き方など基本を習う。
そしていよいよ滑ります!(距離にして10mくらいデス)
・・・と言ってもほぼ傾斜の無いところでの練習。

がしかし。運動オンチでは誰にも負けない私は、やっぱりここでも負けていなかった。
同じコースのメンバーは私より皆さん年上で私を入れて5名。
が、皆さん普通に習ったとおりにほぼ滑れる。
転ぶのは私だけなのだ・・・
そう、何度滑ってもまっすぐには進めなくて・・・停まれなくて転んでしまう。

この日はとても天気が良くて日差しがガンガン降り注ぎ、暑い。
転んで起き上がるのも一苦労、ほぼ傾斜の無いところでも滑ってしまう私にとっては、
元の位置に戻るまでのカニ歩きがまた辛い・・・

喉はカラカラ、体は熱いし、先生の言っていることは解るんだけどそれが体に伝わらないのよ!
と、もう、何をどうしたらいいのか?訳解らなくなり頭から湯気出して頑張ってみたのだけれど・・・
転ばずに止まれたのはたった1回。(でも午前中滑れたのは5,6回だけど)
そんな時先生は「そうだ!今のだよ!今のを忘れないで!」
って言うけどさぁ~~何がどうして転ばなかったのか解らない、たまたま偶然できただけなんだから~~~

あまりの運動オンチっぷりに泣きそうだった。
確かに子供の頃から運動は大の苦手だった、体育の時間は大嫌いだった。
そう、そうだったよね、何をやってもどんくさくて、同じ事をやっても人の何倍も覚えるのに時間がかかったよね・・・
だから運動が嫌いになったんだよね・・・
悲しいけど、運動能力ってやっぱり個人差あるんだよね~。
私にはその能力は少ししか備わってなかったんだ、ということを思い出した。
う~凹むぅ~~。
あまりにひどい自分の滑りに嫌気が刺し、午後は黙って帰っちゃおうか・・・とも考えていた。



そんなこんなで何も解らないまま午前の部が終わり、
「午後は5分前に集合してくださ~い」
と言われ、フラフラしながらロッカーに戻り、暑くてシニソ~~だったウエアを脱ぎ、最小限に着替えた。
ペットボトル500mlを一気に飲み干し(それ位カラカラだった)気がつけばもう12:25。
あと30分でご飯食べなきゃ・・・お腹ペコペコだし。
と店に行けばあっちもこっちも長蛇の列!
え~~、絶対間に合わないよ!もう諦めて非常食のチョコレートだけで我慢しようか、
と思ったところで、レストランにパンを売っているのを発見。
このパンなら並ばずに買える様だったので慌てて購入。レストラン内も座るところを探すのが一苦労。
もーいいや!恥もすて(もう無い)駐車場脇でジュースでパンを一気に流し込み。
なんか、惨めっぽいなぁ・・・

と、そこまでしたらなんか吹っ切れた。
ここで帰ったらオンナがすたる気合入れなおして午後の部へ。


午後の生徒は私と午前中の一番上手だった奥さんの二人だけ。
先生は「リフトに乗るまでやりましょうね」と言っていたのだけれど・・・

どこへ滑っていってしまうか予測できない私を止めるのが大変な先生。
所定の位置より先へいってから戻ってくるから、上手な奥さんが二回滑る間に私は必死に戻ってきて、疲労困憊。
停まったままの姿勢でいちにっさん!と開脚の練習する間に支えている腕も辛い。
水すら飲めない、休む暇もなくて一瞬クラっと来て・・・
私「先生、ちょっと疲れました。私少し休んでますから○○さんと・・・」
先「あ、そうですね、じゃちょっと休みましょう。ハイ深呼吸~」
(って言っても立って休んでいるだけ)
先「○○さんは、あ、そうですか昨日から来てるんですか。
 cyu2さんは?今日来たんですか。え?新宿から?4時に起きて電車で?
 そりゃ~疲れるよね!今一番疲れがピークの時間帯だね。
 それに初心者ほど疲れるんですよね。力を入れるところと抜くとところが解らないから。
 でもね、みんな最初はそうなんですよ。それを乗り越えないとね。じゃ、はじめましょう
・・・ぜーーんぜーーーん休ませてくれない、てぃーちゃーぁ~~

先生にふんばってふんばって!と言われても、出来ない。
腰が引けちゃダメ!と言われても、引けちゃう。
膝まげて!と言われても膝が曲がらなくて腰が落ちてるだけ。
前に重心置いて!と言われてもすぐに後ろに伸びてずるっと転ぶ。
私のあまりのへたっぷりに・・・リフトどころではなくなり・・・

カ~ン15:00、1日コース、終了。奥さんゴメンナサイ、ワタシ足引っ張りました
今日上手くできたのは「転んだときの起き方」のみ。
あまりに何度もストック使って起き上がったのでもう腕がプルプルになって、
なぜかしら手首が筋肉痛で力が入らない。
足はまったく筋肉痛無いのに腕だけ筋肉痛。
ガックリと肩を落としたところへ・・・
ダンナ登場。

遅いよ

最初で最後になるかもしれない私&スキー板の写真を無理やり撮らせて終了。

まだ時間はたっぷりあったのだけれど、もうフラフラでし。。。
着替えて宿に向かうのでありました。


(みんな楽しそう・・・)
コンデジをウエアの中に持っていたのだけれど、撮る暇も余裕も無かったので、
スキー写真はこれしかありませんでした、ハイ。
最高の天気だったのにね。


やっぱり、スキーで滑るなんて夢のまた夢だったのね・・・
やっぱり最初からスノーシューで山の上で楽しんだ方がよかったのかも・・・
敗北感と自分の運動オンチっぷりに嫌気がさした悲しい1日でありました。


つづく・・かな?