7/14、関東地方では梅雨明けしましたね。
外は夏本番なジリジリした太陽が容赦なく照りつけています!
天まで届きそうな青空の下、気持ちよく山々を歩くことができるこの季節。
山好きさんには「待ってました!」な夏。
高いところで体感する朝夕の風景や、みずみずしい木々の間を歩けるシアワセを、
想像するだけでもウキウキ♪
が・・・・我が家は今週末三連休も仕事、来週も仕事、お盆は短期帰省、
と最大連休3日では、今年もあっちやこっちのアルプスな夏山には行けないです・・・
いつかいける日を夢見て、頑張るしかありません・・・(イッタイイツナンダ?)
梅雨が明けてしまったので、ちょっと間抜けなレポになったかな?
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7/11(土)
【交通】往路:西武新宿5:45→6:26所沢駅6:31→飯能駅7:01(¥480) バス7:10→さわらびの湯7:50(¥430)
復路:御岳駅(ホリデー快速)→新宿(¥890)
【行動】有間ダム→棒ノ嶺→権次入峠→黒山→岩茸石山→惣岳山(巻く)→御岳駅
(行動時間約6.5時間)
また天気予報がよくなかったので、もう遠くに行くのはやめて近くの低山へ。
この「棒ノ嶺」は私がまだ山歩きを始めたばかりの2005年に一度来たことがあった。
とても楽しかった記憶があったので、沢沿い歩きならこの暑い時期でもダイジョウブかな?と選んでみた。
朝5:40から西武線人身事故で電車が止まる、というハプニングにあう。
が、なんとかバスの時間に接続1分で滑り込んで「さわらびの湯」バス停到着。
前回はここで温泉して帰ったっけ。バス停にはトイレ、自販機有り。
8:20、朝食をベンチで済ませ、「有間ダム」の脇の車道を歩いていきます。
前方に「白谷沢登山口」が見えてきました。
登山口に入ると、すぐ沢沿いを上がっていきます。
あー、こんなだったけ。と記憶をたどりながら歩きます。
この時期でも人気があるのか?同ペースで4,5組上がっていきました。
ひんやりとした沢風が吹き下りてくるし、新緑のカーテンがあるので夏でも気持ちのよいルートです。
左右に迫り来るこの程度の岩も、あの頃は山なんて歩いたことなかったからビビリながら登ったなー。
こんなとこ、人が歩けるのか?と思ってたような気がする懐かしいな。
鎖場を登りきって見下ろすと、ここが埼玉の低山とは思えないほどの深い森に見える。
いったん車道を横切り、そこからは階段。
いくら涼しい沢沿いでも、やっぱり大汗かいて「権次入峠」に到着。
ここから山頂まではまた階段。
所々あたらしいものに付け替えられていた。
(た~いへん!足が太くて私の画像は大きくできないよー(゜ω゜;)
10:40、なんだかんだで「棒ノ嶺」到着。
前回もガスガスだったけど、今日のほうがまだましみたい。
遠くに武甲山や大持山(たぶん)が見えていた。
今日はまだ先が長いので、ここでは休憩だけ。
汗をかいた身体に効く「冷凍みかん」でエネルギー補給。
10分ほど休み、分岐へとまた戻ります。
権次入峠分岐を小沢峠、という道標のほうへ進みます。
ここからは先ほどのにぎやかさがうそのように、ほとんど人は歩いていません。
11:20「黒山」到着。ここで昼食とします。
展望のないこの山頂にも「三角点」が。「点の記」見たら印象が変わった。お疲れ様です。
このコース、よく見たら「関東ふれあいの道・山草のみち」でした。
春にはスミレがキレイなコースらしいです。
主に植林の道を進みますが、時々開けた場所に出たりもします。
今の時期はお花は何も咲いていませんでした。
展望も危険なところもないので若干眠くなりそうな・・・(笑)でも楽しい時間。
でも木々の新芽が頑張っている様子をみたり、
静かに山を歩きたい人にはいいコースだと思いました。
私も静かな尾根歩きが嫌いじゃないんだな、と再認識。
13:00、ここら(どこだっけ?)で今日のコースの半分くらいでしょうか?
今日も最後に目的があるので、ちょっと焦り気味になってきました。
小さなアップダウンを繰り返してきましたが「岩茸石山」近くなると、
よりイワイワな登りが増えてきました。
前方かなり上のほうから声がします、あそこが山頂かな?
13:30、最後の登りは暑くて辛かった 着きました~「岩茸石山山頂」
あら、ここ、こんなに展望がよかったっけ。
曇ってはいるものの、今歩いてきたと思われる山々、埼玉県方面がよく見えています。
2005年にここ、高水三山も来ていましたが駅からぐるりっぷだったので、
今回で棒ノ嶺から奥多摩が繋がりました。
山って繋がっているんだよねー、と改めて感じる瞬間。
またしても凍らせた「甘みあっさりフルーツ」でクールダウン。ウマイっ
(御岳駅前の登山口)
その後は緩やかなハイキングコースとなり、人も結構歩いていました。
惣岳山の下まで来たら「巻き道」発見!
以前行ったし、時間が押しているので今回は巻くことにして、
植林の道なので特に写真も撮らず、ただひたすら御嶽駅目指してもくもくと下山しました。
15:10、御嶽駅に到着。
さあ!入浴だ!
なぜか今まで「御嶽駅」周辺では日帰り入浴だけできるところがないと思っていて、
ここを下山口のコースを組めなかった。
だが今回はよさそうな場所を見つけ、事前確認もしてあったので行ってみます。
入浴時間が16:00くらいまで、と聞いていたので焦っていたのです。
・・・がここで目指す場所の地図を印刷してくるのを忘れ、うろ覚えで歩き始めて10分・・・
おかしいなぁ、もうそろそろ着くはずなんだけど・・・
心配になって電話してみると、またやってしまった
逆方向へ歩いていた・・・
ダンナにぶーぶー言われ・・・(ごめんちゃい)
来た道をまた戻り、結局下山後30分もかけて目指す旅館へ到着。
「ぎん鈴旅館」の前に来ると、美しい女性が一人外に・・・。
なんと、私が電話した時に、反対方向に歩いていたことを知った女将さん、親切にも外に出て待っていてくれたのだ。
泊まりに来たわけじゃないのに~。たかだか日帰り入浴なのに。
「暑かったでしょ、大変だったわね。高水行ってきたの?さあさあ、中へ」
なんて親切なの~~~こういうのに弱いワタシ。
こじんまりとした昭和な香りの旅館。
中に通され、レトロな廊下の先にお風呂があった。
湯船は2人入ればいっぱいの小さなお風呂。
脱衣所との仕切りが木枠のガラス戸なのが面白い。
中から脱衣所を眺めながら入ると、山のいで湯っぽい雰囲気がする。
温泉ではないけれど、汗を流せるだけでもありがたいし、この雰囲気はとても好き
休憩所に冷水があるからそこでゆっくり休んでね、と案内され、
中に入ると眼下に御岳渓谷というロケーション。冷房も利いている気遣いが夏は嬉しい。
ここは黒い「音威子府蕎麦」というお蕎麦が食べれるらしいのですが、
食事をしてしまうと帰るのがいやになるのでビールだけで我慢。
帰りの電車の時間まで調べてきてくれた、いたれりつくせり。
とっても親切な美人女将に感動。絶対また来よう、と挨拶をして帰ります。
御岳駅周辺で入浴できる貴重な場所でありがたいです。
「ぎん鈴旅館」入浴料¥850
※日帰り入浴は土日は基本的にやっているそうですが(12:00~16:00位)
一応電話確認して欲しい、とのことでした。
駅まではゆっくり歩いて10分程度。
いつも慌しく利用するだけの「御嶽駅」ゆっくり眺めてみれば、
こんなステキな駅舎だったなんて、気づかなかったな。
駅から近い山も、駅から遠い山も、それぞれの楽しみ方ができる奥多摩ってやっぱりすごい。
静かな尾根歩きの楽しさも少しだけ解ったような気がして、盛夏はちょっとキツイけど、
秋冬の楽しみがまた増えた、収穫のあった山歩きでした。