カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

箱根・明神~明星ケ岳

2021-11-15 | ヤマのこと

2021.11.13(土)明神ケ岳へ


大雄山線というこの旅情あふれる路線も好みなので
箱根を歩くときはつい、空いているこちらのルートを選んでしまう



いつものように大雄山・最乗寺から
樹齢500年以上の杉の巨木たちに圧倒されつつ進みます


ところで、来るたびに気になっていたあの登山道に現れる古い鉄の塊



伊豆・箱根は子供のころから来ているけど、箱根でスキー場は聞いたことなかったし
ロープウエイやゴンドラは駒ケ岳と大涌谷にしかなかったと思う
資材の運搬用にしてはあまりに大きすぎる



この登山ルートにはあちらこちらに錆びた鉄塔が残されている
これらは何の名残なんだろう・・・とずっと不思議に思っていた


ほとんど見ることのなかった自分の持っている「山と高原地図2006年版」を読み直した
”古い鉄塔が下から並んで登ってきているが、これはかつて計画された登山リフトの名残だ”
との記載

調べてみるとおよそ3,40年前、最乗寺から明神ヶ岳へF観光のリフト敷設計画があり
勾配の緩やかな場所の建設までは出来たが、山頂付近の急勾配な箇所は断念したらしい
断念した理由は明らかになってはいないが、これらは完成することなく放置されたものだった



山を歩いていると、時々こういう古いものたちに出会うことがあるけど
それぞれにどことなく虚しい物語がありますね




いつも尾根に乗るとふさふさのススキが迎えてくれるけど
今日は刈り取られてしまったようで、ちょっぴり残念

涸れることのない神明水を過ぎ、くぼんだ道を登りきると



快晴の空の下、くっきりとした富士山が迎えてくれました
手前のまあるいお山は金時山



まだランチにはちょっと早かったので、明星ケ岳まで行くことにする
相模湾を見下ろすこの尾根道は ほんとうに気持ちよい



てくてくと



もくもく煙をあげる大涌谷を眺め



わずかに咲き残るリンドウを愛で



登ってくるみんなの笑顔とすれ違い



明星ケ岳の御嶽大神に手を合わせ



箱根大文字焼の字に乗って宮城野へ下山 そのあとは



いつもの小田原温泉でさっぱりして
いつものお店で買い物し
いつもの店で地魚を堪能した、我が家の定番箱根遠足







【行程】
新宿6:00⇒小田原7:31 大雄山線小田原7:48⇒大雄山8:09 大雄山バス⇒道了尊BS8:24

最乗寺登山口8:45⇒明神ヶ岳11:07~11:28⇒(途中でランチ)明星ヶ岳13:00⇒宮城野橋BS13:52

バスにて風祭BS15:00(温泉)⇒早川⇒小田原⇒新宿

累積標高差:登り1052m 下り:889m





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