Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2022年11月26日(土) [嶺南]三十三間山を再訪。錦秋を楽しむ!

2022年11月28日 | 山登りの記録
■メイン写真
赤や黄色に色づいた尾根道を行く


■今回のコース
倉見登山口→風神ノ滝→最後の水場→夫婦松→風神→三十三間山→(往路を戻る)→倉見登山口


関西百名山のひとつ、福井・滋賀の県境にある三十三間山を、先月に続いて再訪した。
今回は、山頂部のブナ林はすっかり落葉して初冬の風情になっていたが、
アプローチ中の落葉広葉樹林は、紅葉、黄葉がじつに美しかった。



公衆トイレが整備された駐車場から林道を少し入ると、山名の由来を記した石碑がある。
京都の三十三間堂の棟木に使われた材を、この山から切り出したのが山名の由来だ。



獣除けのゲートを通り、しばらくは渓流沿いに作業林道を歩く。
「山頂まで3km」の標識を過ぎると、前方に風神ノ滝が現れる。
最初の休憩をとるのに絶好の場所だ。



林道を巻き上がり滝上を抜けていくと、対岸が明るい黄色に染まっていた。
キリが密生しており、落ち葉の黄色と、樹に残った葉の黄色で眩しいくらい。



「最後の水場」で、簡素な橋を渡る。ここで谷筋を離れ、しばらく急登になる。



アカマツの多い尾根に出る。カエデの紅葉を楽しみながら尾根道を登る。
陽の光と青空に映えて、鮮やかさが強調される。目の保養だ。



一瞬、北側が開けた場所がある。



紅葉に囲まれながら、一本道を行く。



夫婦松は、ちょっとした広場になっているが、肝心の松は枯死してしまっている。



ずっと急坂が続き、体力がボディブローのように奪われていく。
このあたりからアスナロ(明日檜)が姿を現す。
ヒノキに比べて、べちゃっと広くつぶして転げたような葉形。



稜線の直下に、「風神」がある。悪風退散を祈願した石碑と、小さな地蔵が祀られている。



まさに今、「悪風退散」が求められる気がした。



福井県と滋賀県の境でもある稜線に出る。
風になびくススキの穂の向こうに、日本海が眺められる。なんとも雄大な光景。



シカの糞がいっぱい落ちている尾根。山頂も近い。



三方五湖を眺めながら、ピークに向けて最後のがんばりだ。



三十三間山の山頂は、ブナ林の中だ。
わずかひと月の間に、葉はすっかり落ちていた。あとは積雪を待つのみといった雰囲気。



往路をそのまま戻り、無事下山。少し時間があったので、熊川宿の道の駅で休憩。
鯖街道の古い宿場町は、往年の賑わいを今に残しており、散策も楽しい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2022年11月19日(土)~20日(日... | トップ | 2022年11月27日(日) [京都北... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事