山田哲哉さんの「山は真剣勝負」(東京新聞出版局、1400円)を読んだ。岳友(というか、完全に”師匠”的な人だが)のMATさんが読後感想をブログに載せていたので、これは読もうと思っていた。売れているのか、扱っている店が少ないのか、天王寺近辺で4軒の本屋を回って喜久屋でやっと見つけた。しばらく前に読み終えていたのだが、ブログに書く時間的余裕がなかったので、今日になってしまった。
まずは帯のところに「歩けなくっちゃ、話にならないんだよ」。いきなり、当たり前のことではあるが、辛口の表現だ。以前、本田勝一の「リーダーは何をしていたか」を読んで大いに共感するとともに、自分を恥じ入ったことがあるが、今回も、なかなか強いパンチを浴びせられた。日ごろ、感じていることが多いが、自分は果たしてそう言えるだけのスキルと厳しさがあるのか?登山における表面上の「やさしさ」は、結局は「なあなあ」であって、遭難への第一歩に過ぎない危険な態度ではなかったか。
4月1日に、救助訓練山行をしたのも、このような危機感を感じたからである。そういえば、実際、Mr.Dashが出会った二人の「モノスゴイ人たち」は、本当のやさしさと、妥協のない厳しさとを併せ持つ、スケールの大きな人だ。ひとりはヒマラヤに消え、ひとりは現役の大峰山脈プロガイドだ。Mr.Dashは生来の「小物」だから、到底彼らのような大きい人間にななれいが、チョットでも追いつきたい。
そう思っていたら、ウチの部員からこのようなメールが。「次回はぜひ縄文杉~宮之浦岳の縦走がしたいです。トレーニングに励まないといけませんね。今まで甘やかされてきましたが、そろそろ厳しく鍛えて下さい」。なぁんだ。部員も望んでいたんだね。一緒に、がんばろう。
まずは帯のところに「歩けなくっちゃ、話にならないんだよ」。いきなり、当たり前のことではあるが、辛口の表現だ。以前、本田勝一の「リーダーは何をしていたか」を読んで大いに共感するとともに、自分を恥じ入ったことがあるが、今回も、なかなか強いパンチを浴びせられた。日ごろ、感じていることが多いが、自分は果たしてそう言えるだけのスキルと厳しさがあるのか?登山における表面上の「やさしさ」は、結局は「なあなあ」であって、遭難への第一歩に過ぎない危険な態度ではなかったか。
4月1日に、救助訓練山行をしたのも、このような危機感を感じたからである。そういえば、実際、Mr.Dashが出会った二人の「モノスゴイ人たち」は、本当のやさしさと、妥協のない厳しさとを併せ持つ、スケールの大きな人だ。ひとりはヒマラヤに消え、ひとりは現役の大峰山脈プロガイドだ。Mr.Dashは生来の「小物」だから、到底彼らのような大きい人間にななれいが、チョットでも追いつきたい。
そう思っていたら、ウチの部員からこのようなメールが。「次回はぜひ縄文杉~宮之浦岳の縦走がしたいです。トレーニングに励まないといけませんね。今まで甘やかされてきましたが、そろそろ厳しく鍛えて下さい」。なぁんだ。部員も望んでいたんだね。一緒に、がんばろう。