人生のベテランさん達の引率ヘルプで、今回は比良山系の蓬莱山と打見山への
ハイキング。
この山に雪のない時に行くのは久しぶり。
このところ、スノーシュー・ハイキング
http://blog.goo.ne.jp/dash111779/e/07bb2d4d247ca914f002848d09792745
や、テレマークスキーの練習
http://blog.goo.ne.jp/dash111779/e/c7975b21b287f79ea1376d519ac2637a
などで訪れる機会しかなかった。
びわこバレイのさんろく駅の左手に舗装林道がある。この終点が広場になっていて、
そこから植林の中の登山道となる。
このルート、蓬莱山まで標高差800m近い登りがひたすら続く。
パーティーの皆さんにとっては、本気の勝負である。
このところ涼しい日が続いていたが、この日は結構暑い。
標高差があるのは前もって伝えていたので、皆さん、気合の入り方が違った。
水を夏の登山並みに補給しつつ、最初の1時間でしっかり標高差300m、
次の1時間でも250mと、こちらの予想以上に順調に登っていく。
やがて雑木林が混じるようになる。金毘羅峠付近は、カエデが綺麗。
峠を過ぎればすぐに、琵琶湖の眺めが開け、一同、歓声をあげる。
空気が比較的澄んでいて、対岸はもちろん、向こうの山並みまで見通せる。
湖面は空の青を映して碧く輝いている。これはラッキーな日に来ることができたゾ。
ナナカマドの赤い実を見つつ、3時間かけて蓬莱山の広いピークに到着。
北に武奈ヶ岳、釈迦岳、南は手前に小女郎ヶ池、向こうに比叡山。
琵琶湖方面の眺めはさらにワイドで、鈴鹿山系まで見渡せた。
比良の魅力のひとつは、なんといっても、この琵琶湖の眺めである。
涼風の中、のどかな昼食をすませ、下山にかかる。
打見山へ向かう途中、長い滑り台がある。滑りたくてムズムズしていた
ともちゃんが率先して童心に返り滑り降りると、2人が後に続いた。
打見山で、新装なったばかりのロープウェイを見送りつつ、我々は山道をとる。
ロープウェイの付け替えで、以前あった北側を回り込む登山道が立入禁止に
なっていて、寺屋敷のほうから回りこむ。13:50。
クロトノハゲの赤いお地蔵さんの裏から、烏谷山、堂満岳方面が見える。14:15。
Mr.Dashはパーティのしんがりを歩いたので、写真を撮り放題だ。
ここを少し下りた先で、ちょっとしたハプニングが発生。
明るいキャラでムードメーカーのM原かあさんの脚が攣ったのだ。
今日の標高差と気温が、じわじわと体力を奪っていったのだろうか。
せっかく楽しみに来られているのに、お気の毒なアクシデントだ。
Mr.Dashのこの1年の山行で、同行者で脚が攣った人が出たのは3例目。
ある程度の対処は十分できるが、今回の症状は大丈夫だろうか。
パーティの足を止め、直下の緩斜面に待機していただく。
ともちゃんがしばらくマッサージしていたが、やがて、ガイド協会の講習会で
習ったテーピング技術を活用。
ズボンを脱いでいただく必要があったので、ツェルトを出して、M原かあさんと
ともちゃんに、頭からかぶってもらった。
周りからは、黄緑の物体がモゾモゾ動いていて、なかなかシュールな光景に見えたが仕方ない。
この際、クライミング用の筋肉復活用スプレーも動員し、なんとか歩けるように。
Mr.Dashがザックを担いであげて出発。
もう1回攣ったら、明るいうちの下山は難しいかなと、若干の不安を感じつつ、
その時はこうしよう、ああしよう、ビバークだけは避けたいとイメージしながら、
M原かあさんに付き添ってゆっくり歩く。15:13、天狗杉に到着。
トムラウシの事故とか、最近はいろいろあるが、登山である以上、平地と
同じような万全の対応は、できるはずがない。とにかくCL、SLは、
あらゆるハプニングに、常にベストを尽くすしかないが、こうした小さな
事件を通じて、我々はまた、鍛えられていく。
Mr.Dashとともちゃんがついていく山行は、どんなことが起きても、
なんとかなる、そう言われる存在になっていきたい。
M原かあさんの脚は、なんとか大丈夫なようだ。気合で頑張られたこともあり、
この先も思った以上に順調に下山できた。
イヤー、ホントよく歩きましたネ! 再発しないでよかった。
麓から振り仰げば、頂上部が見える。小さく、あの滑り台が見える。
「うわー、あそこまで登って下りてきたんやね~」
皆さん、敢闘賞モノのがんばりだった。
16:45、湖西道路のガードをくぐり、17:00志賀駅に到着。
予定より1時間ほどのディレイで済んだ。
ちょうど10分後に電車が来るというので、今日の山行の締めの言葉も
満足にかけられないまま解散とし、改札を急いでいただいた。
ハイキング。
この山に雪のない時に行くのは久しぶり。
このところ、スノーシュー・ハイキング
http://blog.goo.ne.jp/dash111779/e/07bb2d4d247ca914f002848d09792745
や、テレマークスキーの練習
http://blog.goo.ne.jp/dash111779/e/c7975b21b287f79ea1376d519ac2637a
などで訪れる機会しかなかった。
びわこバレイのさんろく駅の左手に舗装林道がある。この終点が広場になっていて、
そこから植林の中の登山道となる。
このルート、蓬莱山まで標高差800m近い登りがひたすら続く。
パーティーの皆さんにとっては、本気の勝負である。
このところ涼しい日が続いていたが、この日は結構暑い。
標高差があるのは前もって伝えていたので、皆さん、気合の入り方が違った。
水を夏の登山並みに補給しつつ、最初の1時間でしっかり標高差300m、
次の1時間でも250mと、こちらの予想以上に順調に登っていく。
やがて雑木林が混じるようになる。金毘羅峠付近は、カエデが綺麗。
峠を過ぎればすぐに、琵琶湖の眺めが開け、一同、歓声をあげる。
空気が比較的澄んでいて、対岸はもちろん、向こうの山並みまで見通せる。
湖面は空の青を映して碧く輝いている。これはラッキーな日に来ることができたゾ。
ナナカマドの赤い実を見つつ、3時間かけて蓬莱山の広いピークに到着。
北に武奈ヶ岳、釈迦岳、南は手前に小女郎ヶ池、向こうに比叡山。
琵琶湖方面の眺めはさらにワイドで、鈴鹿山系まで見渡せた。
比良の魅力のひとつは、なんといっても、この琵琶湖の眺めである。
涼風の中、のどかな昼食をすませ、下山にかかる。
打見山へ向かう途中、長い滑り台がある。滑りたくてムズムズしていた
ともちゃんが率先して童心に返り滑り降りると、2人が後に続いた。
打見山で、新装なったばかりのロープウェイを見送りつつ、我々は山道をとる。
ロープウェイの付け替えで、以前あった北側を回り込む登山道が立入禁止に
なっていて、寺屋敷のほうから回りこむ。13:50。
クロトノハゲの赤いお地蔵さんの裏から、烏谷山、堂満岳方面が見える。14:15。
Mr.Dashはパーティのしんがりを歩いたので、写真を撮り放題だ。
ここを少し下りた先で、ちょっとしたハプニングが発生。
明るいキャラでムードメーカーのM原かあさんの脚が攣ったのだ。
今日の標高差と気温が、じわじわと体力を奪っていったのだろうか。
せっかく楽しみに来られているのに、お気の毒なアクシデントだ。
Mr.Dashのこの1年の山行で、同行者で脚が攣った人が出たのは3例目。
ある程度の対処は十分できるが、今回の症状は大丈夫だろうか。
パーティの足を止め、直下の緩斜面に待機していただく。
ともちゃんがしばらくマッサージしていたが、やがて、ガイド協会の講習会で
習ったテーピング技術を活用。
ズボンを脱いでいただく必要があったので、ツェルトを出して、M原かあさんと
ともちゃんに、頭からかぶってもらった。
周りからは、黄緑の物体がモゾモゾ動いていて、なかなかシュールな光景に見えたが仕方ない。
この際、クライミング用の筋肉復活用スプレーも動員し、なんとか歩けるように。
Mr.Dashがザックを担いであげて出発。
もう1回攣ったら、明るいうちの下山は難しいかなと、若干の不安を感じつつ、
その時はこうしよう、ああしよう、ビバークだけは避けたいとイメージしながら、
M原かあさんに付き添ってゆっくり歩く。15:13、天狗杉に到着。
トムラウシの事故とか、最近はいろいろあるが、登山である以上、平地と
同じような万全の対応は、できるはずがない。とにかくCL、SLは、
あらゆるハプニングに、常にベストを尽くすしかないが、こうした小さな
事件を通じて、我々はまた、鍛えられていく。
Mr.Dashとともちゃんがついていく山行は、どんなことが起きても、
なんとかなる、そう言われる存在になっていきたい。
M原かあさんの脚は、なんとか大丈夫なようだ。気合で頑張られたこともあり、
この先も思った以上に順調に下山できた。
イヤー、ホントよく歩きましたネ! 再発しないでよかった。
麓から振り仰げば、頂上部が見える。小さく、あの滑り台が見える。
「うわー、あそこまで登って下りてきたんやね~」
皆さん、敢闘賞モノのがんばりだった。
16:45、湖西道路のガードをくぐり、17:00志賀駅に到着。
予定より1時間ほどのディレイで済んだ。
ちょうど10分後に電車が来るというので、今日の山行の締めの言葉も
満足にかけられないまま解散とし、改札を急いでいただいた。