Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2010年12月18日(土)故郷の山、茨木・竜王山から摂津峡

2010年12月20日 | 山登りの記録
人生のベテランさん達と、大阪府茨木市の最高峰、竜王山に出かけた。
忍頂寺から竜王山へは、ほとんど体力を使う必要がない。



宝池寺の湧水池は、ほとんど頂上部にあり、上部に沢もないのに、
いつも澄んだ水をたたえている。本当に竜がいるのではないか。
一同、不思議そうに覗き込む。



山頂にある木製展望台からは、遠く友ヶ島や奈良の山々までみえるが、今日は
晴れているとはいえ薄いガスがかかり、視界はさほど良くない。
それでも皆、ウッドデッキからの風景にしばし解放的な気分を味わう。

北側の登山道から下山する。
途中、穴仏と負嫁岩に立ち寄る。
皆さん、多少の悪路はものともしないようになってきた。

開成皇子が遊んだ、いや修行したと言われる岩屋で昼食をとる。



食後の腹ごなしに、クサリをたどって岩の上部に抜けるクライミングもどき。
特に、最後の3mは垂直の竪穴をクサリ一本にすがり腕力とチムニークライムでの
登攀となり、なかなか困難なのである。

「時間的に3~4人なら引き上げてあげましょう」と、お助け紐と簡易ハーネスを出す。
すると6人が名乗り。皆さん、スリルの虜になりつつある。
一応「お手本」を示してから登ってもらう。

最初の右足は定石だが、次の左足は、クライミング経験がないと体重をあずけにくい。
さらに次の右足は岩の前方に投げ出すようにしてスタンスを得る。
このとき、クサリに体重を完全に預ける形になるが、次の瞬間、腹筋を使い、
前方に身体を振って左手を上部の岩に伸ばし、ホールドを得る。これで勝負あり。
あとは身体を90度捻り、背中と膝のチムニー突っ張りで身体を固定して、上部へ
にじり出るのだ。6人のうち小柄な女性のS木さんが、ほぼザイルの引き上げに
頼らず、自力で登った。



清水廃止寺、深山水路を経て車作大橋へ。8月にトンネルと橋が新しくできたようだ。
橋を渡り、ダンプが行き交う道を北上。



武士自然歩道に入り、竜仙ノ滝へ。今日はまずまずの水量があった。

竜仙峠から、今日は萩谷へ下りる。木製階段がきちんと整備された植林の中を
ゆるやかに下りれば、槻ノ木グリーンベルトへの車道に出る。
斜めに渡り、東海自然歩道をたどる。竹林を抜け、萩谷総合公園を横切る。



公園のサザンカが、ちょうど綺麗に咲き誇っていた。

よく整備された木製の回廊を渡り、木橋を渡れば摂津峡へ続く渓流の最上部だ。
やがて水量が増えたと思うと、滝となって摂津峡に流れ落ちる。



白滝も何十年ぶり(大げさ?)に訪れたが、いつの間にか木製のデッキができていた。
デート中のカップルがいたが、ワイワイと賑やかな我々のパーティが追い出すような
形となってしまった。ゴメンね。

摂津峡は、冬場になると人影もまばら。
花の里温泉の横を通り過ぎ、塚脇バス停へ。
標高差は少ないが、アップダウンが多い長丁場。皆さん、よく歩きました。

高槻市営バスで、JR高槻駅北口へ。
有志の「反省会」で乾杯。串カツの店で、みんなたらふく食った。
この反省会、反省点は、一切、今年の山行の反省をすることなく、
ひたすら飲み食いに終始してしまったこと。来年までの反省項目だ(笑)。

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