以前、所属していた部署から、部内レクリエーション旅行でハイキングに
行くので、引率をしてほしいと依頼を受けた。
オッサンばかりなら見向きもしないところだが、ここには、かつての部下を
含め、たくさんの美女がいる。鼻の下を伸ばして二つ返事でOK。
当日はウチの山岳部の例会日だったが、そんなことはおかまいなし。
山岳部のみんな、許せ。
俺は登山インストラクターでもあるのだっ!お客の依頼は受けなければっ!
例会はY副部長に一任した。
美女7人と、かつての直属の上司2名を含むオッサン4人の合計11人を
引率することになったが、ガイドレシオを超えるため、山岳部の若手ホープ、
K菅クンにヘルプを頼んだ。
彼も、美女の所属とは居室も近いし、年齢も近いし、独身だし、
いい男なのだが、人畜無害なので(!?)美女たちに拒絶されることもないだろう。
幹事は、部下だったM上。無類の酒好きであり、下山後に酒があることが条件という。
そこで初心者でも楽しめる3つのコースを提案したところ、六甲・有馬が選ばれた。
この話を聞いて、Y副部長が例会の下山地を有馬にバッティングさせたのは愉快。
彼らは御影から五助山経由で山越えしてくる。
かくして当日。
我々は、9:00に神戸電鉄有馬温泉駅に集合。
角の酒屋で「六甲地ビール」の生、途中のキリンのスタンドバー、「金の湯」の向かいの
ビアスタンドを一同に紹介しながら、ロープウェイ駅方面へ。
M上は、期待感いっぱいで、大きな目をキラキラ輝かせていた。
出発直後、なぜか元気なオッサン勢は、どんどん先に行ってしまう。
Mr.Dashは、初心者女性達の歩き方の癖やペースも早く掴んでおきたいので、
様子を見ながら歩く。それにしても、これだけ女性が揃うと賑やかなこと。
今日の一行は、M上のほか、ザックを持っておらずショルダーバッグで
臨んだⅠ田さん、ロータイプのハイキングシューズを決めてきたY本さん、
黒でバチッと決めてきたY永さん、本日のベストジーニスト賞というべきH田さん、
アケボノツツジを思わせるようなピンクのジャケットが映えるM山さん、
ミドルデッキのハイキング靴に、山ガールファッションで現れたK田さん。
先に先に歩いていったあとの面々は、興味ないので(笑)省略。
堰堤を巻き、山道に入る。既にカエデはすっかり散っていたが、落ち葉が
紅葉の頃を思い起こさせる。
次の堰堤を過ぎ、待っていたオッサン達と合流して沢の分岐を左へ。
山道をとらず、沢沿いの水際を飛び石を拾って歩く。
彼女たちは、予想しなかったフィールドアスレチックのような展開に
当惑しながらも、ちょびっと感じるスリルを徐々に楽しみ始める。
白石滝手前の広場で休憩。「これが今日の目的の滝ですか?」いえいえ、まだまだ。
渡渉時、一人一人手を丁寧に貸しながら渡らせる。山岳部の時には絶対にやらないワザ。
ラストを歩くK菅クンが「ボクはないんですか?」
あほか。男の手を握りたいわけがないやろ。
いや、決して山ガール達の手を握りたいから手を貸したわけではないけど。
いや、ちょっとはそういう気もあったかな?
いや、そんな浮ついた気持ちでガイドはできない。
いや、美女揃いのこんな面々を前に、浮つかない男はいない。
こんな自問自答を繰り返しながら、渡渉を繰り返し、知る人ぞ知るミニゴルジュを
通り抜ける。岩場のトラバース。一ヶ所、木の根にプルージックでシュリンゲを
セットしたら、意外にもこれがウケた。スリルがあって面白かったとのこと。
なんとか百間滝に到着。赤い岩盤の奇景と、水量は少ないが高度感たっぷりの迫力に
歓声が上がる。
「この滝とか、登れるんですかぁ?」いや、これは無理だろ。
沢靴があれば右へ逃げつつ登るのはできるかもしれないが。
右の高巻き道を登れば、滝の落ち口に出る。覗き込み、「うわぁ」。
ブナの群落についても解説はしたが、これはイマイチ反応がなかった。
尾根道に出て、小冒険は終了。あとは有馬温泉へ戻る。
太閤の湯で金の湯、銀の湯に浸かり、その後、宴会。
最初、自然に座った位置は、男と女に完全に分離。
風呂上りはオッサン達をさりげなく遠巻きにしたい女性陣の連帯感にしびれた。
鍋を楽しんだあと流れ解散。美女達とのひとときの幸福な時間は終った。
何人かは引き続き、岩盤浴を楽しんだり、何人かは即、ビアスタンドに直行したり。
Mr.Dashは、下山してきた山岳部メンバーと合流し、ともちゃんとバスで梅田経由、
帰途についた。風邪気味だったのと、バスがあまりに暖かく、1時間近く熟睡した。
行くので、引率をしてほしいと依頼を受けた。
オッサンばかりなら見向きもしないところだが、ここには、かつての部下を
含め、たくさんの美女がいる。鼻の下を伸ばして二つ返事でOK。
当日はウチの山岳部の例会日だったが、そんなことはおかまいなし。
山岳部のみんな、許せ。
俺は登山インストラクターでもあるのだっ!お客の依頼は受けなければっ!
例会はY副部長に一任した。
美女7人と、かつての直属の上司2名を含むオッサン4人の合計11人を
引率することになったが、ガイドレシオを超えるため、山岳部の若手ホープ、
K菅クンにヘルプを頼んだ。
彼も、美女の所属とは居室も近いし、年齢も近いし、独身だし、
いい男なのだが、人畜無害なので(!?)美女たちに拒絶されることもないだろう。
幹事は、部下だったM上。無類の酒好きであり、下山後に酒があることが条件という。
そこで初心者でも楽しめる3つのコースを提案したところ、六甲・有馬が選ばれた。
この話を聞いて、Y副部長が例会の下山地を有馬にバッティングさせたのは愉快。
彼らは御影から五助山経由で山越えしてくる。
かくして当日。
我々は、9:00に神戸電鉄有馬温泉駅に集合。
角の酒屋で「六甲地ビール」の生、途中のキリンのスタンドバー、「金の湯」の向かいの
ビアスタンドを一同に紹介しながら、ロープウェイ駅方面へ。
M上は、期待感いっぱいで、大きな目をキラキラ輝かせていた。
出発直後、なぜか元気なオッサン勢は、どんどん先に行ってしまう。
Mr.Dashは、初心者女性達の歩き方の癖やペースも早く掴んでおきたいので、
様子を見ながら歩く。それにしても、これだけ女性が揃うと賑やかなこと。
今日の一行は、M上のほか、ザックを持っておらずショルダーバッグで
臨んだⅠ田さん、ロータイプのハイキングシューズを決めてきたY本さん、
黒でバチッと決めてきたY永さん、本日のベストジーニスト賞というべきH田さん、
アケボノツツジを思わせるようなピンクのジャケットが映えるM山さん、
ミドルデッキのハイキング靴に、山ガールファッションで現れたK田さん。
先に先に歩いていったあとの面々は、興味ないので(笑)省略。
堰堤を巻き、山道に入る。既にカエデはすっかり散っていたが、落ち葉が
紅葉の頃を思い起こさせる。
次の堰堤を過ぎ、待っていたオッサン達と合流して沢の分岐を左へ。
山道をとらず、沢沿いの水際を飛び石を拾って歩く。
彼女たちは、予想しなかったフィールドアスレチックのような展開に
当惑しながらも、ちょびっと感じるスリルを徐々に楽しみ始める。
白石滝手前の広場で休憩。「これが今日の目的の滝ですか?」いえいえ、まだまだ。
渡渉時、一人一人手を丁寧に貸しながら渡らせる。山岳部の時には絶対にやらないワザ。
ラストを歩くK菅クンが「ボクはないんですか?」
あほか。男の手を握りたいわけがないやろ。
いや、決して山ガール達の手を握りたいから手を貸したわけではないけど。
いや、ちょっとはそういう気もあったかな?
いや、そんな浮ついた気持ちでガイドはできない。
いや、美女揃いのこんな面々を前に、浮つかない男はいない。
こんな自問自答を繰り返しながら、渡渉を繰り返し、知る人ぞ知るミニゴルジュを
通り抜ける。岩場のトラバース。一ヶ所、木の根にプルージックでシュリンゲを
セットしたら、意外にもこれがウケた。スリルがあって面白かったとのこと。
なんとか百間滝に到着。赤い岩盤の奇景と、水量は少ないが高度感たっぷりの迫力に
歓声が上がる。
「この滝とか、登れるんですかぁ?」いや、これは無理だろ。
沢靴があれば右へ逃げつつ登るのはできるかもしれないが。
右の高巻き道を登れば、滝の落ち口に出る。覗き込み、「うわぁ」。
ブナの群落についても解説はしたが、これはイマイチ反応がなかった。
尾根道に出て、小冒険は終了。あとは有馬温泉へ戻る。
太閤の湯で金の湯、銀の湯に浸かり、その後、宴会。
最初、自然に座った位置は、男と女に完全に分離。
風呂上りはオッサン達をさりげなく遠巻きにしたい女性陣の連帯感にしびれた。
鍋を楽しんだあと流れ解散。美女達とのひとときの幸福な時間は終った。
何人かは引き続き、岩盤浴を楽しんだり、何人かは即、ビアスタンドに直行したり。
Mr.Dashは、下山してきた山岳部メンバーと合流し、ともちゃんとバスで梅田経由、
帰途についた。風邪気味だったのと、バスがあまりに暖かく、1時間近く熟睡した。