■メイン写真
三浦峠手前の伐採地から、伯母子岳方面を望む
■今回のコース
23日 民宿山本三浦口→三十丁の水→三浦峠→古矢倉跡→出店跡→五輪の塔→
矢倉観音堂→西中バス停⇒十津川温泉・ホテル昴[泊]
24日 ホテル昴→柳本橋→果無集落(世界遺産石碑)→天水田→山口茶屋跡→
観音堂→果無峠→花折茶屋跡→三十丁石→七色分岐→八木尾バス停⇒
湯の峰温泉・湯の峰荘[泊]
25日 湯の峰荘→湯峰温泉バス停→五条駅
サラリーマン時代の先輩N氏は、米国を中心に海外勤務が長かったのだが、
定年間際に数年、日本の本社勤務となり、その時にMr.Dashと一緒に山に登っていた。
その後、米国拠点でしばらく働かれたあと、4年前にようやく完全リタイヤされたが、
お住まいはニューヨークのまま。
そんなN氏から、小辺路を完歩し、そのあと熊野3社をすべて回りたいので、
都合のつく区間だけでも案内してもらえないかと依頼があった。
そこで小辺路の後半部、三浦口から八木尾までをガイドさせて頂いた。
暑い2日間だったが、落ち着いたムードの古道を歩き、N谷氏と久しぶりに
いろいろ話ができて、充実した山行になった。
23日朝、民宿山本へN谷氏をお迎えする。
おかみさんが最高の笑顔で見送ってくださった。
N谷氏は、昨日までに高野山から野迫川を経て、伯母子峠越えを果たしていた。
さすがに少し疲れが見える。
それを予測し、西中バス停へは今日泊るホテル昴さんに、お迎えのクルマを
特別にお願いしておいた。時間はたっぷり。ゆっくり登ろう。
ウチのクルマで三浦口登山口へ。さて、歩行スタートだ。
船渡橋を渡る。
古道らしい、しっとりとして良い感じの石畳の道だ。
吉村家跡防風林に着く。
幹周り4~8m、樹齢500年の杉の巨木が並ぶ。
ここらはかつて吉村家の屋敷があり、旅籠も営まれていた。
昭和23年頃まで居住されていたという。
三十丁の水場で喉を潤し、少し登ると、右側が伐採地になっている。
おかげで伯母子岳方面の眺めが大きく開けた(メイン写真)。
小辺路はルートがうまく尾根を巻いていたりするので、比較的、パノラマが少ない。
伐採によって眺めがよくなるというのは皮肉な感じだが、貴重なビューポイントだ。
N氏が昨日がんばって歩いてきた長々とした尾根が見える。
三浦峠で、持参した昼食をとる。休憩舎や、清潔な公衆トイレもある。
三浦峠からは、伯母子岳方面の眺めがすばらしい。
ここまでの標高差は約700m。どうりで景色もいいわけだ。
午後は、西中に向けて、ひたすら下るのみだ。とにかくN氏の足の負担を最小限に
しようと、ゆるゆると、休憩も計画的にとって下ろう。
古矢倉跡、出店跡を経て、矢倉観音堂へ。
N谷氏は御年73才。峠越えも3日目ということで、今が一番苦しい時ではなかろうか。
それでも、さすがはニューヨークマラソンにも出場し、スペインのサンティアゴ
巡礼路800kmを完歩した人だけあって、並外れた根性を発揮している。
元々、学生時代にワンゲル部に所属されていただけに、山歩きの足運びは確かだ。
夕刻、西中集落上部の舗装道に下り立つ。
ここでホテル昴さんに電話し、西中バス停までクルマで着て頂いた。
無理をお願いしてごめんなさいね。ありがとうございました。
ホテル昴さんに到着。
ゴールデンウイークにも入らせてもらったが、ここの源泉かけ流しの温泉は最高だ。
今日は暑かったので、水風呂で脚を冷やすのも気持ちいい。
ご当地の食材をふんだんに使用した夕食を楽しんだ。
天気予報は、明日も晴れるが、暑さが続くと言っていた。
(つづく)
三浦峠手前の伐採地から、伯母子岳方面を望む
■今回のコース
23日 民宿山本三浦口→三十丁の水→三浦峠→古矢倉跡→出店跡→五輪の塔→
矢倉観音堂→西中バス停⇒十津川温泉・ホテル昴[泊]
24日 ホテル昴→柳本橋→果無集落(世界遺産石碑)→天水田→山口茶屋跡→
観音堂→果無峠→花折茶屋跡→三十丁石→七色分岐→八木尾バス停⇒
湯の峰温泉・湯の峰荘[泊]
25日 湯の峰荘→湯峰温泉バス停→五条駅
サラリーマン時代の先輩N氏は、米国を中心に海外勤務が長かったのだが、
定年間際に数年、日本の本社勤務となり、その時にMr.Dashと一緒に山に登っていた。
その後、米国拠点でしばらく働かれたあと、4年前にようやく完全リタイヤされたが、
お住まいはニューヨークのまま。
そんなN氏から、小辺路を完歩し、そのあと熊野3社をすべて回りたいので、
都合のつく区間だけでも案内してもらえないかと依頼があった。
そこで小辺路の後半部、三浦口から八木尾までをガイドさせて頂いた。
暑い2日間だったが、落ち着いたムードの古道を歩き、N谷氏と久しぶりに
いろいろ話ができて、充実した山行になった。
23日朝、民宿山本へN谷氏をお迎えする。
おかみさんが最高の笑顔で見送ってくださった。
N谷氏は、昨日までに高野山から野迫川を経て、伯母子峠越えを果たしていた。
さすがに少し疲れが見える。
それを予測し、西中バス停へは今日泊るホテル昴さんに、お迎えのクルマを
特別にお願いしておいた。時間はたっぷり。ゆっくり登ろう。
ウチのクルマで三浦口登山口へ。さて、歩行スタートだ。
船渡橋を渡る。
古道らしい、しっとりとして良い感じの石畳の道だ。
吉村家跡防風林に着く。
幹周り4~8m、樹齢500年の杉の巨木が並ぶ。
ここらはかつて吉村家の屋敷があり、旅籠も営まれていた。
昭和23年頃まで居住されていたという。
三十丁の水場で喉を潤し、少し登ると、右側が伐採地になっている。
おかげで伯母子岳方面の眺めが大きく開けた(メイン写真)。
小辺路はルートがうまく尾根を巻いていたりするので、比較的、パノラマが少ない。
伐採によって眺めがよくなるというのは皮肉な感じだが、貴重なビューポイントだ。
N氏が昨日がんばって歩いてきた長々とした尾根が見える。
三浦峠で、持参した昼食をとる。休憩舎や、清潔な公衆トイレもある。
三浦峠からは、伯母子岳方面の眺めがすばらしい。
ここまでの標高差は約700m。どうりで景色もいいわけだ。
午後は、西中に向けて、ひたすら下るのみだ。とにかくN氏の足の負担を最小限に
しようと、ゆるゆると、休憩も計画的にとって下ろう。
古矢倉跡、出店跡を経て、矢倉観音堂へ。
N谷氏は御年73才。峠越えも3日目ということで、今が一番苦しい時ではなかろうか。
それでも、さすがはニューヨークマラソンにも出場し、スペインのサンティアゴ
巡礼路800kmを完歩した人だけあって、並外れた根性を発揮している。
元々、学生時代にワンゲル部に所属されていただけに、山歩きの足運びは確かだ。
夕刻、西中集落上部の舗装道に下り立つ。
ここでホテル昴さんに電話し、西中バス停までクルマで着て頂いた。
無理をお願いしてごめんなさいね。ありがとうございました。
ホテル昴さんに到着。
ゴールデンウイークにも入らせてもらったが、ここの源泉かけ流しの温泉は最高だ。
今日は暑かったので、水風呂で脚を冷やすのも気持ちいい。
ご当地の食材をふんだんに使用した夕食を楽しんだ。
天気予報は、明日も晴れるが、暑さが続くと言っていた。
(つづく)