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朝、ゆっくり寝てから、二上山に出かけた。
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道の駅「ふたかみパーク當麻」から展望台へ延びる、ふるさと公園の長い階段を登る。
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階段は、次第に傾斜を増す。展望台には銅鐸がぶら下がっていて、それを鳴らせる。
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もし我々の文明が突然滅びて、ここが遺跡となって、遥か未来に発掘されたら、
やっぱり「ここは当時、宗教的儀式が行なわれたに違いない」と、ときの"考古学者”に
推理されるのだろうか。
そこからさらに奥に、明瞭な登山道が続いている。
一般のガイドブックには紹介された例を見たことないルートだが、地元の人はしばしば利用する。
この日も、途中のベンチで、ほぽ毎日登っているというベテランさんと、しばらく話を
聴くことができた。といっても、彼が一方的に喋ったのを聴いていただけなのだが。
70歳は過ぎていそうなおじさん、このルートを途中で左に折れ、ヒノキ林の横を抜けたら
かなり高さある"覗き岩"に出るという。
ともちゃんと二人で、まずは雑木林の落ち葉が積もるサブルートを登る。雄岳と雌岳の
間のちょっとした岩稜に出る。ここからは、おなじみの道。すぐに馬の背。
ここで、きなこ餅を買う。なかなかの風味に感激。
今更とは思うが、雌岳には登っておく。
空気が澄んでいて、大峰山脈が白く輝いているのが見える。稲村ヶ岳、大日ヶ岳が、いい感じ。
熟年パーティが、「あれは大台ケ原」と云っている。訂正する気にもなれず、後ろで苦笑する。
さっきの岩稜に戻る。しばらく往路を戻るが、左上の踏み跡から単独男性が下りてきた、
二上神社口から雄岳へ向かう登山道に合するのだ。ただ、斜面に強引につけられた踏み跡は
ズリズリ滑って、消して楽な道とはいえない。
この道に出合うのを確認する。さらに、右にそのまま急坂を下る踏み跡を試す。
フィックスロープが張ってあり、ちゃんとテープもついている。
かなり滑りやすい坂だったが、思惑通り、往路のルートに出る。第4ベンチのすぐ横に
出るので、逆に登る際も、いい目印になる。
さっきの単独行氏に、ここで再度、ばったり会った。
第4ベンチから、ほんのわずか下ると、木の幹に「祐泉寺へ」とマジックで書かれた
分岐がある。ここも薄い踏み跡だが、やがて明瞭な道になる。
やがて、「古墳へ」との分岐を見送り直進すると、ほんの数10mで、"覗き岩"に出る。
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こんなところに、こんな絶景の岩があるのかというほどの眺め。
足元はスッパリ15mほどの高さはあるだろうか。
黒い岩の質はまずまずで、クライミングに使えるかどうか、近いうちに確認したい。
帰宅してからネットでいろいろ調べたら”見晴岩”などとも呼ばれていることが判明したが、
ヒット件数は非常に少なかった。
"覗き岩"からも下に山道が続く。途中、短いながらも鬱陶しいクマザサの藪こぎがあるが、
なんということもなく、植林の尾根筋をたどって、祐泉寺から大池を結ぶ林道に降り立つ。
ちょうど、3体のお地蔵さんがあるので、いい目印だ。
のどかな農村風景の中を歩いていると、中川酒造の杉玉が見える。
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強烈な引力にふらふらと誘われると、中に、三度、単独行氏に会う。
「行動パターンが一緒ですねぇ」。
ここの酒、「透泉」を買い、道の駅「ふたかみパーク當麻」に戻る。
11:00行動開始、15:00帰還の、発見づくしのいい散歩だった。
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道の駅「ふたかみパーク當麻」から展望台へ延びる、ふるさと公園の長い階段を登る。
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階段は、次第に傾斜を増す。展望台には銅鐸がぶら下がっていて、それを鳴らせる。
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もし我々の文明が突然滅びて、ここが遺跡となって、遥か未来に発掘されたら、
やっぱり「ここは当時、宗教的儀式が行なわれたに違いない」と、ときの"考古学者”に
推理されるのだろうか。
そこからさらに奥に、明瞭な登山道が続いている。
一般のガイドブックには紹介された例を見たことないルートだが、地元の人はしばしば利用する。
この日も、途中のベンチで、ほぽ毎日登っているというベテランさんと、しばらく話を
聴くことができた。といっても、彼が一方的に喋ったのを聴いていただけなのだが。
70歳は過ぎていそうなおじさん、このルートを途中で左に折れ、ヒノキ林の横を抜けたら
かなり高さある"覗き岩"に出るという。
ともちゃんと二人で、まずは雑木林の落ち葉が積もるサブルートを登る。雄岳と雌岳の
間のちょっとした岩稜に出る。ここからは、おなじみの道。すぐに馬の背。
ここで、きなこ餅を買う。なかなかの風味に感激。
今更とは思うが、雌岳には登っておく。
空気が澄んでいて、大峰山脈が白く輝いているのが見える。稲村ヶ岳、大日ヶ岳が、いい感じ。
熟年パーティが、「あれは大台ケ原」と云っている。訂正する気にもなれず、後ろで苦笑する。
さっきの岩稜に戻る。しばらく往路を戻るが、左上の踏み跡から単独男性が下りてきた、
二上神社口から雄岳へ向かう登山道に合するのだ。ただ、斜面に強引につけられた踏み跡は
ズリズリ滑って、消して楽な道とはいえない。
この道に出合うのを確認する。さらに、右にそのまま急坂を下る踏み跡を試す。
フィックスロープが張ってあり、ちゃんとテープもついている。
かなり滑りやすい坂だったが、思惑通り、往路のルートに出る。第4ベンチのすぐ横に
出るので、逆に登る際も、いい目印になる。
さっきの単独行氏に、ここで再度、ばったり会った。
第4ベンチから、ほんのわずか下ると、木の幹に「祐泉寺へ」とマジックで書かれた
分岐がある。ここも薄い踏み跡だが、やがて明瞭な道になる。
やがて、「古墳へ」との分岐を見送り直進すると、ほんの数10mで、"覗き岩"に出る。
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こんなところに、こんな絶景の岩があるのかというほどの眺め。
足元はスッパリ15mほどの高さはあるだろうか。
黒い岩の質はまずまずで、クライミングに使えるかどうか、近いうちに確認したい。
帰宅してからネットでいろいろ調べたら”見晴岩”などとも呼ばれていることが判明したが、
ヒット件数は非常に少なかった。
"覗き岩"からも下に山道が続く。途中、短いながらも鬱陶しいクマザサの藪こぎがあるが、
なんということもなく、植林の尾根筋をたどって、祐泉寺から大池を結ぶ林道に降り立つ。
ちょうど、3体のお地蔵さんがあるので、いい目印だ。
のどかな農村風景の中を歩いていると、中川酒造の杉玉が見える。
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強烈な引力にふらふらと誘われると、中に、三度、単独行氏に会う。
「行動パターンが一緒ですねぇ」。
ここの酒、「透泉」を買い、道の駅「ふたかみパーク當麻」に戻る。
11:00行動開始、15:00帰還の、発見づくしのいい散歩だった。