Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2025年2月14日(金) [六甲]白水山尾根から六甲最高峰、白石谷から百間滝への上級ルート!

2025年02月15日 | 山登りの記録

■メイン写真
白水峡の荒涼とした風化地形が印象的だ

■今回のコース
有馬温泉駅⇒(タクシー)⇒白水峡墓園前バス停→白水山登山口→白水山→六甲最高峰トイレ→
六甲最高峰→白石谷分岐→白竜滝→白石滝→白石滝→百間滝→炭屋道出合→有馬温泉


六甲最高峰へ、白水山尾根から登り、余力を感じたので難路の白石谷を下って
百間滝の凍り具合をみてきた。
静かな山行が楽しめる白水山尾根だが、短い急登が連発し、少しガッツが求められる。
白石谷は崩壊が進み、登りに使っても難路とされるが、下ってみると、より危険を感じる。
今回は補助ロープを出さずに済んだが、それなりに腕に覚えがある人でないと行ってはいけない。

白水峡墓園前まではタクシーを利用。冬季は阪急バスが運休するのだ。
ただ、有馬温泉駅ではタクシー待ちの時間を少し覚悟しておく必要がある。

(株)加登の宣伝看板の少し横が登山口。標識等はない。
いきなり短い急登となり、地形図の「毛虫」を巻くように登っていくと、
ほどなく白水峡の、風化花崗岩の奇景が目に飛び込んでくる。

白水峡とは逆側、西側の十八丁川上流の堰堤滝が、完全に氷結していた。

何度か白水峡を見下ろせるビューポイントを経て、標高を稼ぐ。


標高600mを過ぎると、固定ロープの急坂が出てくる。

背の低いササが両側にびっしり。たまに岩稜にイワカガミの小さな群落もある。

小ピークをひとつ越え、白水山のピークに到着。三角点がひっそりと待ち受ける。

山頂からは、北側の眺めが広がっている。

その後も2回ほどアップダウンをこなし、後鉢巻山を周回する旧道(舗装道)に出る。
旧道は、阪神・淡路大震災のときに道路ごと地滑りしたため、その後、鉢巻山トンネルが
造られ、捨てられた道だ。

六甲最高峰トイレ。2021年の春に完成したもので、オシャレで広く、快適になった。

快晴の六甲最高峰。気温も上がってきた。手早く昼食を済ませる。

下山ルートは、天気が悪かったり、気が乗らなければ、魚屋道を使おうと思っていたが、
白水尾根がいい刺激になって身体も軽くなってきたので、当初から考えていた白石谷にする。

まずは魚屋道に入るが、アイスバーンが少し残っていた。

白石谷は一般的に下りでは使わないので、取付き点には標識はない。
しばらく下ると、最近、使う人が増えてきた最高峰への直登ルートとの分岐に出る。
私製標識がかかっていた。

ヤセ尾根の急坂を下る。足元は風化が進んでおり、小さなスタンスも、体重をかけると
崩れてしまいそう。頼りないトラロープも、あまり触りたくない。
慎重にクライムダウンしていく。

一度、谷底に近づき、堰堤の横を過ぎると、左岸のトラバースとなる。
これがまた、足を滑らせたら一巻の終わりと思える微妙な道。
そこから白石谷で一番上流にある無名の連瀑帯が見下ろせた。

枝谷の凍てつく難所には、かつての固定ローブの箇所は足元が崩壊し、新たに
反対側にトラロープが張られていた。
ここで向こうから登ってくる単独行ハイカーとすれ違う。

谷に降り立ったところが、白竜滝だ。連瀑のバランスがいい。
ここからは沢床の歩きやすいところを選んで下っていく。

再び左岸をトラバースしかけたと思うと、白石滝に下りる。
ずいぶん暖かくなってきたが、どれだけ氷が残っているか興味が湧き、ここで一転、
百間滝へ向かう。

狭い岩間から、ミニゴルジュのへつりを経て遡行。水量は少ない。

百間滝に到着。3日ほど前のネットの記録をみると、見事に氷結していたが、
間に雨が降ると氷はすっかり減っていた。まあ、これだけ残っていてよかったとすべきだろう。

似位滝の凍り具合も同じような感じ。

紅葉谷道に出て、ぶらりと有馬温泉に下る。
梅田行きの阪急高速バスを待つ間、向かいのスタンドバーで原酒とフランクフルトに舌鼓。
暖かいバスで爆睡した。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2025年2月8日(土)~9日(日)... | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事