Mr.Dashのぶろぐ館

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2025年2月16日(日) [京都]愛宕山、大杉谷ルートとツツジ尾根ルートを歩く!

2025年02月17日 | 山登りの記録

■メイン写真
愛宕神社にて、愛宕山の神使である猪に、太郎坊天狗がまたがる絵馬

■今回のコース
清滝バス停→大杉谷分岐→月輪寺道分岐→愛宕山(愛宕神社)→黒門→花売り小屋→
水尾分かれ→ツツジ尾根道分岐→荒神峠→保津峡駅

京都の愛宕山を歩いてきた。愛宕山といえば表参道の長い階段に嫌気がさして、
行きたくないという声もちらほら聞かれるが、登山道は表参道だけでなく、たくさんある。
今回は登りに大杉谷ルート、下りにツツジ尾根ルートを採用、ガッツリ歩いてきた。

嵐電の嵐山駅前にある嵐山天龍寺前バス停でバスを待っていたら、係員の兄ちゃんが
やってきて、今日は京都マラソンのためバス道が交通規制され、バスが来ないとのこと。
代わりに臨時のジャンボタクシーを無料ピストン運行しているとのことで、
これを待って乗車した。
ジャンボタクシーは、通行止めの大通りを避け細い裏道を迂回して、清滝へと向かった。

清滝バス停から、身支度を整えて出発する。
朝まで雨が降っていたので、雪はカケラも見当たらない。

金鈴橋を渡り、旧ケーブルカーの橋を見上げながら林道を進む。

大杉谷ルートへの分岐。
ここから未舗装になるが、しばらくは重機が通れるほどの幅がある。

大杉谷ルートというものの、沢筋のルートではなく、右下に谷を見下ろしながらの
植林帯のトラバース道である。

しだいに雪が出てきた。
融け残りのシャーベット状。スリップしないように注意しながら進む。
あとでわかったことだが、3月並みの高温だったようで、汗が止まらない。

第2ベンチ付近で、やっと標高500m近く。なかなか標高を稼げない。
たまに展望が得られるが、この日はガスが出ていてこの状態だ。

標高600mを過ぎると、いよいよ足元はアイスバーンになってきたので
アイゼンを装着する。ここからジグザグの急登ゾーンにさしかかる。
この日の行程では最もきついところだ。

いよいよ我々パーティも、ガスの中へと突っ込んでいく。

つらい急坂は、月輪寺へ続く尾根道に合流する。
いきなり、雪の量が増える。登山道脇で、ちょうどいい広場を見つけて昼食タイム。
風もなくラッキーだった。

頂上を目指す。山伏が修行したであろう巨岩帯を抜けていく。

白髭明神から愛宕神社をめざす。できるだけ「メイン」ルートを外したい。

スギの大木が何本もみられるトラバース道。

愛宕神社への最後の石段の直下に出る。
アイゼンを外し、神殿にお参りしする。

社務所にて。この裏手にあるトイレをお借りする。
社務所の門は、神社の鳥居ではなく、修験道の結界の形をしている。
愛宕神社は、明治の廃仏毀釈でできた神社であり、もとは白雲寺という修験の寺だった。

しばらくは表参道を下る。黒門で集合写真。

誰が作ったのだろう、道端にかわいらしい"雪うさぎ"がいた。

亀岡盆地がチラっと見える。

樒・花売り小屋。近々、倒壊するのではと思わせる荒廃ぶりだ。

水尾分かれの分岐は左へ、しばらく下って、「清滝」の標識のところで右への山道に入る。
これがツツジ尾根ルートの取付きである。

周りが雑木林に変わる中、ひたすら下りる。
雪はもうないが、路面がぬかるんでおり、絶対に転びたくない状態。

ここで不思議なものを発見。
コナラやアベマキの幹に、数センチの細くて白いプラスチックの楊枝のようなものが
多数刺さっている。一か所だけでなく、幹回りをぐるりと、高さは足元から3メートル
くらいまで。

遠目には、キノコか何かと思ったのだが、いったいこれは何なのだろう?

水尾と落合の両集落を結ぶ、かつての米買道が交差する荒神峠を過ぎ、
さらに尾根道を行く。途中で振り返ると、愛宕山のどっしりした姿が印象的だ。

最後の急坂を慎重に下る。

JR嵯峨野線の線路が見える。あの橋が、保津峡駅のホームそのものなのだ。

途中でアイゼンをつけて歩くと、いつもより足が疲れるが、皆さん、がんばって
歩いて頂きました!


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