Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2021年2月14日(日) [三重]関の観音山、筆捨山、羽黒山で奇岩に親しむ!!

2021年02月15日 | 山登りの記録
■メイン写真
羽黒山の山頂から明星ヶ岳を眺める


■今回のコース
関ロッジ下、SL駐車場→観音山→林道出合→観音山登山口(東海自然歩道)→展望台→
分岐→筆捨山→分岐→岩のトンネル→羽黒山→展望岩→羽黒山口→三日城橋→新池吊橋→
関ロッジ下、SL駐車場


東海道の旧宿場町、関宿の北側に広がる低山地帯。鈴鹿山系支脈の南端ともいえる
小さな山塊は、奇岩に触れながら山歩きを楽しめる手軽な日帰りコースだ。
今回、ほぼ12年ぶりに訪れた。



関ロッジ少し下にあるSL広場の駐車場をスタートする。
静態保存されているC50154は、関西本線で旅客用に活躍し、晩年は亀山駅で入れ替え用に
使われていたという。C50の最終番号だという。
1933年に三菱重工神戸造船所で製造されたというから、もしかすると、あの加藤文太郎も
チョイ噛みした可能性もあるかもと、妄想も楽しい。



西国三十三番の石仏が並ぶ観音山遊歩道を上る。



眺めがいい露岩の上からは、巨大なS社の亀山工場が見える。



観音山の地味なピーク。眺めはない。



今シーズン初めてのアセビの花。もう咲いているか。



遊歩道を下る。周囲はウラジロとコシダの海だ。
妙な形に風化した花崗岩。



いったん舗装道に出て、ほどなく東海自然歩道に入る。いきなりの急登。



登り切ったところにあるあずま屋。



主要な分岐点には、地元の「関宿里山の会」の略地図があり、大いに参考になる。



大国山展望台。錫杖ヶ岳や伊勢湾方面など、この日一番の眺めが楽しめる。



小鳥が何羽か、楽しそうに群れていた。ソウシチョウだ。
綺麗な色でかわいいが、外来生物法で特定外来生物に指定されている。



アカマツの尾根をたどる。そのうち苔むした岩がゴロゴロ並んだ場所を通る。



山道が左右に分岐する。左は筆捨山1.2km、右は羽黒山1.2kmだ。



まずは筆捨山を往復する。最後にものすごい急登が待っている。



山頂はひっそりとしたたたずまい。ここでランチタイム。

先ほどの分岐に戻って、お次は羽黒山へ向かう。



尾根道には礫岩の巨石が立ちはだかる。
弱り切ったフィックスロープが渡された巨岩のトラバースだ。
しかたがないから手持ちのロープを張って通過。
実はこのポイントは、現在は北側をたやすく巻けるようになっていてガッカリ。



その後も巨岩を見上げながら先へ進む。



今回のコースで最もワクワクする場所、大岩くぐりだ。



一人ずつ、体がようやく通れるだけの隙間だ。出口は上を向いており、
にじり出るように潜り抜ける。こういうのって盛り上がる。みんな、笑顔がこぼれる。



すぐ先が、羽黒山の山頂。四等三角点がある。北に明星ヶ岳が迫る。
鈴鹿の山らしい巨岩が散在している。



下山途中にある展望岩からは、伊勢湾が一望のもとだ。



少し戻って、両側に巨岩が鎮座する薄暗い道を下りていくと、半洞窟状の岩屋を
見つけた。神秘的!



さらにグングン下り、鳥居をくぐって舗装林道に出た。
関富士を回り込み、新池方面にルートをとる。赤い吊橋(聖橋)を渡って、関ロッジに着く。

帰りに関宿の街並みをクルマで抜けて、道の駅「関宿」で休憩。
それにしても暑い一日だったなあ。

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