Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2020年1月18日(土) 某社の登山ツアーで、淡路島最高峰・諭鶴羽山をガイド!

2020年01月20日 | 山登りの記録
■メイン写真
快晴の諭鶴羽山。強めの風で空気が澄んで遠くまで見渡せた。


■今回のコース
サイクルセンター→諭鶴羽ダム登山口→(裏参道)→神倉神社→諭鶴羽山→奥ノ院(篠山神社)→
諭鶴羽神社→休憩所→(表参道)→薬師堂跡→柴折地蔵→菊か店跡→坊さま角→行者ノ滝(登山口)→
黒岩バス停⇒灘黒岩水仙郷


某社の登山ツアー(仮にA社とする)で、売れっ子山岳ガイドさんの都合が悪くなり、
ピンチヒッターで諭鶴羽山をガイドしてきた。
幸い、快晴に恵まれ、おだやかな山旅ができた。



諭鶴羽ダムを渡ったところにある裏参道登山口。



急登もわずかで尾根道に乗ると、神倉(かんのくら)神社に着く。
横に建っていた小屋が倒壊していたが、祠や石仏は無事。

「国生み神話」のイザナギ、イザナミが天つ国から乗ってきた鶴が、ここで羽根を
休めたという。なんというパワースポットであることか!



この日歩いた裏参道、表参道は、古来、修験の行場道でもあった(諭鶴羽修験道)。
役行者の石像がそれを物語る。しかし、廃仏毀釈で壊滅してしまった。
平成20年になって、諭鶴羽山修験道が復興され、諭鶴羽神社で大護摩供法要などが
行われている。



わずかに石畳が残る。



丁石地蔵が山頂へと導いてくれる。



電波塔の脇を通り過ぎて、山頂に到着!
風は少し冷たいが、遠くまでよく見渡せた。
小豆島、鳴門海峡大橋、六甲山系、和歌山の海岸線のワイドビューだ。



さらに2つの電波塔を見て奥ノ院へ。この祠の前に大木が倒れていて驚いた。



休憩所で昼食タイム。ここまでお客様の足取りが軽かったこともあり、
ゆっくり時間をとれた。



休憩所のすぐ奥にある天の浮橋遥拝所。



ここからは、イザナギ、イザナミの国造りで最初に誕生したとされる沼島が見下ろせる。
イザナギ、イザナミは、天の浮橋から「沼矛(ぬぼこ)」という長い矛でカオスをかき回し、
引き上げた矛の先から、落ちた雫でできた島・オノコロ島が、この沼島であるという。

オノコロ島に下り立った二神は夫婦となり、淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐、対馬、
佐渡、本州の順に生んだという。
この8島が日本を指す、いわゆる「大八州(おおやしま)」である。

ん? イザナギ、イザナミは、さっき通った神倉神社で休んだはず。
沼氏を創る前に、まだないはずのどうやって淡路島で休めるのだ?
神のみぞ知る、神がかったエピソードである。



諭鶴羽神社。



「ゆづるは」の名前から、フィズュアスケートの羽生結弦自身がここを訪れている。
全国からファンもやってきて、絵馬を奉納していく。



神社裏手のアカガシ林。生命感がすごい。



境内にある親子杉。注連縄というより、荒縄がそのまま巻かれているみたい。



表参道から下山する。
ルートは少し荒れ気味で、裏参道より歩きにくい。
途中にある柴折地蔵。



カシノキに紛れて、大きなカゴノキがある。
こんな低い標高でヒメシャラも見つけた。



快調に標高を下げていく。海がしだいに近づいてきた。



表参道の登山口にある行者ノ滝。



20丁で、バスが待つ海岸線の車道へ。
海岸線から山頂をめざす「Sea to Summit」という言葉をよく聞くが、この日は
「Summit to Sea」である。



バスで移動した灘黒岩水仙郷。今年は海に面した斜面は花が非常に少ない。



日陰の斜面は7分咲きといった感じ。聞けば降水量が不足しているという。



花が少なければアップで撮るに限る。



もう白梅、紅梅が咲き始めていた。

売店で揚げたての天ぷら(タコと玉ねぎ入り)を買って立ち食い。
灘黒岩水仙郷では、これが楽しみ。帰りはたいした渋滞もなく楽しい旅を終えた。


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