Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2023年7月8日(土) [大峰]洞川温泉から大天井ヶ岳、五番関へ!!!

2023年07月09日 | 山登りの記録
■メイン写真
山頂と五番関の間にある巨大ヒノキ。複数の別の木が絡まる。


■今回のコース
龍泉寺→かりがね橋→大原山→岩屋峰→大天井ヶ岳→五番関→五番関トンネル登山口


今年もM社の登山ツアーで、大峰山系の大天井ヶ岳をガイドしてきた。

前日夜まで雨、そして当日夜からは雨の予報という、雨の合い間をぬって実施できたのは
幸運としかいいようがない。
蒸し暑くなるのを覚悟で出かけたが、稜線はやや強い風が吹いており、意外に
過ごしやすかった。



修験道にとっては非常に重要なお寺、龍泉寺がスタート地点だ。
龍泉寺は、真言宗修験(当山派)総本山醍醐寺の大本山。
この日も、中型バス3台から山伏や白装束の修行者さんたちが修行に訪れていた。



境内を抜け、遊歩道に入る。寺の裏側に広がる樹林帯は、天然記念物である。



まずはかりがね橋(全長120m、高さ50m)を渡る。天川村最大の吊橋で、村の中心部が
一望できる。



展望台を過ぎ、向かいの山に五代松鍾乳洞の入口を見つつ、ジグザグに坂を上がっていく。
いちばん上の展望台は、ずいぶん以前から床板が老朽化して上がれない。



植林の中の強烈な急登をこなし、岩屋峰へ。山上ヶ岳方面を覗いたが、ガスの中。
岩屋峰を過ぎると、右側に自然林が出てくる。ブナは根元に去年の実がびっしり落ちていた。



大峰らしい石灰岩が散在する尾根を行く。



最後の急登は、ひとがんばりで大天井ヶ岳の山頂へ。
お客様も、がんばった充実感にあふれた表情だった。

ここからは大峰奥駈道に合流する。
両側が自然林になる、この日のルートで最も美しいゾーンにさしかかる。

やがて、根っこが複雑に絡まった巨樹が左手に見える(メイン写真)。
登山道を10mばかり外れて、樹を観に行くと、ヒノキを中心に何種類かの樹木が
一体化している。根が複雑に絡み合い、浮き上がるようにお互いを支え合っている。



お次は、ミズナラの巨樹。
これも登山道から数メートルはずれたところにある。生命感にあふれ、圧倒される。

急坂を下る。木段が朽ちたあとの鉄の杭だけが残って、却って危ないが、幸いにも赤テープを
巻いて、目立つようになっている。



五番関に着く。女人禁制の山上ヶ岳へ続く道には、女人結界門が立っている。
ちなみに五番関、「五番目の関」ではなく、かつてこのあたりに碁盤の目のような筋が入った
岩があったことによるという。今は見当たらない。

ラストの急坂を下り、五番関トンネル登山口へ下る。
ゴールには、ともちゃんがクルマを回して待ってくれており、長い林道を歩く必要はない。
その後は洞川温泉センターへ直行。サラサラの泉質は、さっぱりした湯上り感で
じつに気持ちいい。近日中に建て替えサされると、先月の新聞記事で見かけたが、
まだしばらくは平常営業が続くようだ。

いろんな小さな厄介事が重なり、いささか過労気味で身体は重かったが、「関西の軽井沢」での
癒し効果はなかなかのもので、体調が回復したように感じた。

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