Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2015年3月22日(日) [大阪の山レビュー] 和泉山脈最高峰の南葛城山は、相変わらず深い笹薮

2015年03月23日 | 山登りの記録
■メイン写真
豪快な形容で知られる千石谷の大滝


■今回のコース
滝畑売店(駐車場)→林間歩道分岐→千石谷渡渉→ノゾキ平→南葛城山→
一本杉(葛城第14番経塚・鏡ノ宿)→(北尾根)→千石谷出合→大滝→滝畑売店


久しぶりの南葛城山。
この日は連チャンの参加となるノブちゃんと、そしてY井氏に同行いただいた。

滝畑の新関谷橋の脇にある売店(滝畑湖畔観光農林組合 レストラン・売店)の
有料駐車場に、我々の2台の4WDを停める。

公衆トイレ脇の登山口からスタート。
千石谷林道に出ると、そのまま林道を奥に進む。



「林間歩道」の道標を目印に林道を離れ、沢筋に下りる。



千石谷にかかる鉄製の細い橋は天板が腐食し、現時点でロープが張られて通行禁止だ。



よく見ると、橋脚も浮いている状態で、危険極まりない。



ここはいきなり沢を渡渉するしかない。橋の10mほど上流側に飛石を見つけ、慎重に渡る。



関電道の急な坂道を一気に登る。送電線鉄塔を過ぎても、しばらくは急な傾斜が続く。



ちょっと息が上がりかけたなと思ったら、ノゾキ平の三叉路に到着。
給水休憩をとる。ん? ノブちゃん、かなりつらそう。

左へ進み、1つ小ピークを越える。
次の822mピークは、前回は正直に超えたが、今回は左の巻き道をとって
ちょっと楽をした。



やがて左側が切れ落ちた、滑るとちょっと危なそうなザレ場を通過する。
ここはクレン谷の最上部にあたる。クレン谷は沢登りコースでもある。

この日はかなり暑く、ちょっと歩くと汗がにじんでくる。
野谷林道との分岐を見送り、若いヒノキ林の尾根筋をたどる。
続いて、サカモギ谷から突き上げてくる踏み跡もパス。
サカモギ谷も、沢登りコースとして知られる。



ふと左の景色を眺めたら、枝越しに岩湧山が見えた。



激しい水音が聞こえるので前方を見たら、40~50mほどはあろうか、
細い流れではあるが一条の滝が落下していた。
滝壺はなく、一旦、伏流になっているように見えるが、断崖の下に下りられる
はずもなく、詳しくは分からない。

次の分岐は右へ(左に進むと、えげつない笹薮になる)。
898.2m三角点(ここは単なる植林の中の寂しい三角点)の分岐は直進。
ついに現れたか、身長ほどもある南葛城山名物の笹原をかき分けると、
すぐに中葛城山の山頂に出る。



山頂部は背の高い杉とクマザサに囲まれて眺めは得られない。
しかし、広い台地状の地形なので、なんともゆったりとした気持ちになれる。

パーティ全体の足の速さも考えて、山頂に到着するのは正午を過ぎるのかなと
踏んでいたが、少し早い到着だ。
千石谷の渡渉点を探すのに少し時間を要した割に、休憩タイムも込みで2時間50分で着いた。
すっかり腹ペコになったので、山頂でのライチタイムがとても幸せに感じる。

下山にとりかかる。
東側に数10mで、しっかりした道に出る。ちゃんとした標識もある。



左へ少し進めば、一本杉の分岐に着く。ここは葛城第14番経塚(鏡ノ宿)でもある。
避難スペースを兼ねた赤い祠がある。



祠の右手から奥に伸びる道をとる。すぐに強烈な笹薮が待っている。
ちょっと樹木がまばらになっているので、陽当たりがいいのだろう。
この部分のササは非常にすくすくと元気に生育している。

まあ、クマザサは踏めば歩けるので、ちょっと鬱陶しいものの、たいしたことはない。
これがネマガリダケだと、そうはいかない。

テープを頼りに、ぱっと見では道なのかどうか分からないような踏み跡をたどる。
ここういう時は動物的な勘が結構重要。Mr.Dashはそのあたりがちょっと人間離れ
しているようで、あまり間違えたことがない。



やがて笹の背丈も低くなり、右が若いヒノキの植林になる。
数年で見えなくなるのだろうが、向こうに三国山のレーダードームが見えた。



南葛城山の北尾根は、ほどなく自然林のヤセ尾根に変わる。
両手を駆使してダイナミックに下りて行く。



最後はスギの植林の中をつづら折りに下りて、千石谷に下りる。
こっちの渡渉は比較的楽だ。



千石谷林道からの渡渉点の目印は、この標識。
これがなかったら、何の変哲もない場所なので分かりにくいだろう。

林道を10分ほどで、大滝休憩舎跡に着く。
大滝(うなぎの滝)の落ち口が覗き込めるが、迫力満点。吸い込まれそうになる。



林道をさらに先に進み、滝の下側を回り込める。
落差15mの大迫力の大滝に迫ることができる。マイナスイオンいっぱいだ。ひんやり。
今日は右の細い滝も、ある程度の水量がある。
この写真、大滝の上に、ともちゃん達メンバーがいるのだが、
これでスケール感がお分かりだろう。

あとは千石谷林道をひたすら戻る。



途中の渓流美は健在。

以前、サカモギ谷やクレン谷を遡行した時のことも思い出しながら、
退屈せずに歩けた。

駐車場に戻り、レストランでちょっとコーヒー休憩。
実は、車1台の駐車につき1杯のコーヒーがサービスとなる。
さらに、同行メンバーについては、モンベルの会員証を見せればコーヒーが
半額になるのだ。
大人4人でコーヒーを頼んで300円也!!
売店のおばちゃん、ごめんね。美味しかった。

帰りの運転はかなり眠かったが、このコーヒーのおかげでちゃんと帰れた。

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