Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2007年1月6日(土)~8日(月)吹雪の中のクロカンスキーat麦草峠(2)

2007年01月11日 | 山登りの記録
白駒池は新雪で真っ白。前回来た時はスキーと氷の表面の摩擦熱と
低温のせいで、スキー板の裏が凍りついてつんのめったりしたが、
今日はラッセル。白い平原の上、風は強く吹きつければ、リングワンデリング
なんて簡単にやってのけることができそうだ。それにしても寒い。
腹に使い捨てカイロを入れていて正解だ。

対岸に渡りきったところで、周回している林間の山道に入ろうということになった。
少しでもこの風を防げそうだからだ。
ところが、この判断も結果的に失敗。幅の狭い山道の両側にロープが張られていて、
スキーが扱いにくい。しかも、山道が池から微妙に離れたりすると、どこが
道なのかサッパリわからなくなる始末。これは危険だ。GPSもそこまでビミョーな
ところまでアテにできない。やむを得ず、再度、寒い池の上に舞い戻る。

さっきにも増して強風と雪が頬を打ちつける中、対岸の白駒山荘にたどりつく。
ここから池の北側の山道を迂回し、青苔荘へ。小屋の主人はさっきスノーモービルで
走っていったから、小屋は無人の様子。仕方なく受付前のテーブルで持参した
ラーメンをすする。厳寒の地から、玄関の地へ。黙って小屋を使って落ち着か
なかったが、それでも身体は温まった。感謝の意を込め、1000円札を
置いて小屋を後にする。

国道に戻る途中、小屋の主人がツボ足で歩いて登ってくるのにすれ違った。
前髪から、”つらら”がぶらさがっていた。「雪が深くなりすぎて、
モービルが使えないんで歩くしかない」と仰っていた。小屋を守るのは
たいへんだなぁ。

国道299号に着いたら、往路、ラッセルした我々の軌跡は、ほとんど
消えていた。朝、わずかに見えていたガードレールが、今はすっかり雪に埋もれて
しまっている。これだけ降り続けたら当然だが、それにしてもスゴイ。

ここから麦草ヒュッテまで、そんなに距離もないのに、再び必死のラッセル。
これは疲れた。ヒュッテに戻って飲んだコーヒーがホント、美味かった。

翌日、月曜は、帰る日になってようやく晴れ間が顔を覗かせた。
雪もかなり締まっている。ありがたい。しかも今朝はスノーモービルの
軌跡をたどれたので、ラッセルはほとんどする必要がない。
快適なクロカンで、アッという間に、メルヘン広場に着いた。
巨大な”かまくら”のようになった愛車ノアが待っていた。


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