Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2021年6月5日(土) [北摂]剣尾山から、雑木林が美しい横尾山西尾根でるり渓温泉へ抜ける!

2021年06月07日 | 山登りの記録
■メイン写真
びっしりと花をつけいてたエゴノキ。道中はエゴノキも多くみられる


■今回のコース
行者口登山口→行者堂・弥勒岩→行者山→風の峠→剣尾山→横尾山→P716→P628→岡牧場横→
るり渓温泉[入浴]


4月から、能勢電鉄の山下駅から能勢の郷への阪急バス路線が廃止されてしまった。
これで大阪側から公共交通機関で剣尾山に入るのは至難の業となった。
今後はマイカー族と、亀岡市側の土ヶ畑口からのハイカーが増えるのではないかと思われる。

今回はタクシーを使って行者口から入り、訪ねる人が少ない横尾山西尾根をたどって
るり渓温泉へと抜けた。雑木林が美しく、落ち葉と腐葉土でフカフカする歩き心地の良い
尾根歩きを楽しんだ。もちろん下山後の温泉入浴も、じつに爽快だった。



まずは剣尾山をめざす。江戸時代に玉泉寺が行場道を開き、「摂津大峯」の名で呼ばれた名山だ。
行者口登山口をスタートすると、いきなりの急登だ。
やがて大日岩が現れる。大日如来が線刻されている。



大きくハングした弥勒岩に圧倒。奥に行者堂が建つ。



行者山の東の覗からは東南方向が開け、奥に滝王山や堂床山がみられる。



コアジサイ。



ガンピ。和紙の原料になる木。



ギンリョウソウもあちこちで。



六地蔵を過ぎれば、月峯寺跡はすぐそこだ。



月峯寺の本堂跡には、梵字が刻まれた石碑が残る。
現在の月峯寺は、1664年、観行上人が移設し再興したものが能勢町大里にある。



大きな岩が散在している剣尾山の山頂。
眺めを楽しみながら休憩したりランチを楽しむのによいところだ。



月峯寺の建造に使われたのか、それともどこかの城の石垣用だったのか、山頂には
石切り場の跡もある。



山頂北側の露岩からは、深山など北側の眺めが得られるのに加え、岩くぐりで遊べる。



この時期、ヤマボウシが満開になる。摂丹国境標石で西へ方向を変える。



ガマズミ。



サンショウの若葉。



2つ目の摂丹国境標石が立つ小広場には大きな反射板がある。



剣尾山とほぼ同じ高さの横尾山。三角点はあるが、樹木に囲まれ展望はない。

横尾山の少し先で、通常は南に進路を変えトンビカラの岩峰から能勢の郷へと下山するのが
一般的だが、この日は西尾根に入る。
しばらくはシカ除けフェンスにそって進む。ススキの薮は夏場にはうっとうしくなりそうだが、
この時期はさほど気にならない。荒れ地にはサンショウの若木も多い。



リョウブなどの雑木林の中にタニウツギが咲く。



ひときわ鮮やかな黄色い花が目についた。ジャケツイバラだ。



710mピークのすぐ手前の鞍部に、みごとなエゴノキがあった。



突然、岩が散らばった場所に出る。このルートは岩場や鎖場は皆無で、基本的には
落ち葉と腐葉土でフカフカする、足にやさしい道だ。

尾根は踏み跡がたいへん薄く、野趣あふれるトレッキングが楽しめる。
送電線鉄塔がすぐ近くに見える小ピークで北に進路を変える。



真っ黒なキノコがぽつぽつ出現する。
本来は秋に生えることが多いムラサキフウセンタケではないかと思われるが、よくわからない。



アカマツが主体で、合い間に落葉広葉樹が茂る、気持ちのいいルートだ。
ただし道標は皆無、テープ等もほとんどアテにならないので、小ピークごとに進路を
確実に見極めないと支尾根に迷うこともあるので、基本的な読図技術は必要だ。

628mピークを過ぎ、しばらくすると金網のフェンスに突き当たる。
向こうはグランドで、野球少年たちが練習をしていた。
フェンス沿いに進み、岡牧場の横から車道に出る。



車道脇に黒いヘビが!

るり渓温泉はコロナ対策も完璧で、安心して入浴できた。
ここの泉質は放射能泉で、ラドン含有量は国内有数の濃度という。
そういえばお隣の湯の花温泉(亀岡市)も放射能泉だったなぁ。
帰りは、入浴など施設利用客が利用できる無料送迎バスで、日生中央駅または園部駅へ。
下山後に温泉に入ってサッパリできるのはありがたい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2021年6月2日(水) [大峰]釈... | トップ | 2021年6月9日(水) [鈴鹿]御... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事