■メイン写真
タニウツギに彩られた本谷上部から御在所ロープウェイを見下ろす
■今回のコース
御在所ロープウェイ駐車場→御在所山の家→不動滝→大黒滝→大国岩→御在所岳⇒
(ロープウェイ)⇒御在所ロープウェイ駐車場
毎年のように登っている御在所岳本谷。
それでも6月上旬は初めてで、山頂付近に咲く満開のサラサドウダン、ベニドウダンの
可憐さには感動した。
快晴。全国的に暑くなったこの日。
廃墟が目立つ湯の山温泉。かつては難波から近鉄の直通特急も走っていたくらい賑わっていた。
ササユリが咲いている。
御在所山の家の横手から本谷に入っていく。これから先は上級者ルートである。
きれいなナメ滝が続く。この谷にはヒルは出ない。
花崗岩の白い岩肌がまぶしい。日なたは暑くて、水に飛び込みたくなる。
新緑の中の連幕帯。斜瀑はすべても横を快適に巻いていける。
不動滝。落差30mくらいか。巨大なチョックストーンが象徴的だ。
谷風が抜けて涼しい。
不動滝は右岸(向かって左)の急坂を巻く。大きな杉の根が岩を抱く。
このあたりの杉は貧弱な土壌に負けず、懸命に生きてきた。
左岸の踏み跡を拾いながら標高を稼ぐ。
この一枚岩を越えれば、ほどなく右の涸れ沢へ逃げる。
涸れ沢に分かれるポイントにある錆びた鉄の部品のようなもの。
昔ロープウェイから落ちてきたものか。
本谷の詰めのあたりにも、錆びた滑車もあってビビる。
確実な三点確保で登る。見かけよりもスタンス、ホールドは多い。
大黒滝。数年前に木が倒れて光がさすようになった。
しだいに傾斜が増してきた。慎重に通過。
シャーク岩(ジョーズ岩)がみえてきた。この先は開放的な渓相になる。
シャーク岩は右側の鎖場を登ることもできるが、岩の真下をくぐり、上の穴から抜ける
ことができる。お助け紐で確保して登る。
本谷の詰めは、さらに傾斜が増す。タニウツギがたくさん咲いていた。
振り返ると、かつて東洋一のロープウェイ鉄塔と言われた白鉄塔(6号支柱)。
高さ61mは今でも日本一。一歩登るごとに見える角度が変わっていくのが面白い。
ハルリンドウかな。この季節、薄い青紫の花は貴重だ。
食虫植物のモウセンゴケ。よく見ると、干からびた虫がついていた。
最後に谷筋を離れ、固定ロープがついた20mほどの急な崖を登る。
小尾根へ上ると、大国岩だ。
大国岩からはすばらしい眺めが広がる。本谷を登り切った者だけのご褒美だ。
伊勢湾、雲母峰、鎌ヶ岳などが一望のもとだ。
ロープウェイのゴンドラから手を振ってくる人たちに応える。
ちょうどサラサドウダンが満開。かわいい釣り鐘型の花がびっしり。
これもツツジの仲間だ。
今度はベニドウダン。今年はどのツツジ科の花も咲きっぷりがよかった。
山頂近くではウグイスのホーホケケキョと、「ケ」が多い鳴き声。
一等三角点の山頂。
帰りはロープウェイで。
さっき登った大国岩が見える。本谷がまさに真下に見えて、その傾斜の急峻さが
よくわかる。
帰りにアクアイグニス片岡温泉でさっぱり。スリルあり、絶景あり、花ありの
充実感たっぷりの一日だった。
タニウツギに彩られた本谷上部から御在所ロープウェイを見下ろす
■今回のコース
御在所ロープウェイ駐車場→御在所山の家→不動滝→大黒滝→大国岩→御在所岳⇒
(ロープウェイ)⇒御在所ロープウェイ駐車場
毎年のように登っている御在所岳本谷。
それでも6月上旬は初めてで、山頂付近に咲く満開のサラサドウダン、ベニドウダンの
可憐さには感動した。
快晴。全国的に暑くなったこの日。
廃墟が目立つ湯の山温泉。かつては難波から近鉄の直通特急も走っていたくらい賑わっていた。
ササユリが咲いている。
御在所山の家の横手から本谷に入っていく。これから先は上級者ルートである。
きれいなナメ滝が続く。この谷にはヒルは出ない。
花崗岩の白い岩肌がまぶしい。日なたは暑くて、水に飛び込みたくなる。
新緑の中の連幕帯。斜瀑はすべても横を快適に巻いていける。
不動滝。落差30mくらいか。巨大なチョックストーンが象徴的だ。
谷風が抜けて涼しい。
不動滝は右岸(向かって左)の急坂を巻く。大きな杉の根が岩を抱く。
このあたりの杉は貧弱な土壌に負けず、懸命に生きてきた。
左岸の踏み跡を拾いながら標高を稼ぐ。
この一枚岩を越えれば、ほどなく右の涸れ沢へ逃げる。
涸れ沢に分かれるポイントにある錆びた鉄の部品のようなもの。
昔ロープウェイから落ちてきたものか。
本谷の詰めのあたりにも、錆びた滑車もあってビビる。
確実な三点確保で登る。見かけよりもスタンス、ホールドは多い。
大黒滝。数年前に木が倒れて光がさすようになった。
しだいに傾斜が増してきた。慎重に通過。
シャーク岩(ジョーズ岩)がみえてきた。この先は開放的な渓相になる。
シャーク岩は右側の鎖場を登ることもできるが、岩の真下をくぐり、上の穴から抜ける
ことができる。お助け紐で確保して登る。
本谷の詰めは、さらに傾斜が増す。タニウツギがたくさん咲いていた。
振り返ると、かつて東洋一のロープウェイ鉄塔と言われた白鉄塔(6号支柱)。
高さ61mは今でも日本一。一歩登るごとに見える角度が変わっていくのが面白い。
ハルリンドウかな。この季節、薄い青紫の花は貴重だ。
食虫植物のモウセンゴケ。よく見ると、干からびた虫がついていた。
最後に谷筋を離れ、固定ロープがついた20mほどの急な崖を登る。
小尾根へ上ると、大国岩だ。
大国岩からはすばらしい眺めが広がる。本谷を登り切った者だけのご褒美だ。
伊勢湾、雲母峰、鎌ヶ岳などが一望のもとだ。
ロープウェイのゴンドラから手を振ってくる人たちに応える。
ちょうどサラサドウダンが満開。かわいい釣り鐘型の花がびっしり。
これもツツジの仲間だ。
今度はベニドウダン。今年はどのツツジ科の花も咲きっぷりがよかった。
山頂近くではウグイスのホーホケケキョと、「ケ」が多い鳴き声。
一等三角点の山頂。
帰りはロープウェイで。
さっき登った大国岩が見える。本谷がまさに真下に見えて、その傾斜の急峻さが
よくわかる。
帰りにアクアイグニス片岡温泉でさっぱり。スリルあり、絶景あり、花ありの
充実感たっぷりの一日だった。