Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2015年7月26日(日) 和泉葛城山・近木川水系 宿ノ谷は、意外にも楽しさ爆発の沢だった!

2015年07月27日 | 沢登りの記録
■メイン写真
ゴールのハシカケノ滝に、ご褒美の虹がかかった


■今回のコース
春日橋→車止め→本谷入渓(車止め前の堰堤横から)→2条6m滝→堰堤・二俣→
ミニゴルジュ入口2段4m滝→三角岩の2段5m滝→岩が左にかぶさり気味の5m滝→
4条8m滝→5m斜瀑→狭いゴルジュの3m直瀑(右を高巻く)→(懸垂下降)→
5m大岩CS滝→(林道に沿う)→小滝が続く→2条5m滝→橋をくぐる→
(いったん林道に上る)→橋を渡る→(再入渓)→階段状3m滝→2~4m小滝連続
→4m斜瀑→ハシカケノ滝(遡行終了)→(林道)→車止め→松葉温泉 滝の湯)


近場の軽い沢歩きをしようとメンバーを募ったら、ノブちゃんとF山さんが参加表明。
今回の行き先は、和泉葛城山・近木川水系 宿ノ谷だ。
遡行範囲の半分は林道に沿うため、沢登りのコースとしては、ほとんど目を
向けられていない沢だ。

なので、パシャパシャと散歩するような感じかなと思っていたが、嬉しい誤算。
初級向けではあるが、腰までの水深がある釜は数え切れず、ゴルジュもあり、
シャワーで直登できる滝も連続するという、素晴らしい沢だった。

蕎原(そぶら)から、そぶら山荘を過ぎ、春日橋のすぐ先にクルマを駐車(500円也)。
すぐ下流は、夏場はバーベキュー客であふれるアウトドアレジャースポットだ。



バーベキュー客は、まだまばらな朝。身支度を整え、車止め手前の堰堤から入渓した。



初めは林道に沿った凡流だが、1mちょっとの小滝でも、釜は腰まで浸かる。
流芯を避けて進むことも可能だが、今日は敢えて積極的に深みに突進することにした。



すぐ2条6m滝が現れる。



イワタバコがきれいに咲いていた
この滝は中央の岩から突破したが、なんと、いきなりザイルを出すことになるとは!

大きな堰堤に出くわす。左から、腰まで浸かってへつって越えると
本谷(直進)と、宿ノ谷(左)の二俣である。林道は本谷に沿っている。
宿ノ谷は、薄暗い小ゴルジュが見えている。ほのかな期待感。



ゴルジュ入口に、いきなり2段4m滝がある。奥の方がちょっとトリッキーで面倒。
ともちゃんとノブちゃんは、いさぎよく巻くという。そこでザイルをともちゃんに預け、
上から垂らしてもらってこの滝に挑んだ。
半身になってもホールドが常に1つ不足する。滝壺に刺さった木を支えにして、
なんとか登れたが、この木はいつまでもあるものではない。



上でビレイするともちゃんの雄姿。



沢の両岸は、意外にも岩が立ちはだかっている。
三角岩の2段5m滝。岩の下に潜るように登る。



岩が左にかぶさり気味の5m滝は、左から攻め、上部でシャワー覚悟で右に渡る。



F山さん、右手のホールドを探し当てて懸命にリーチを伸ばす。



末広がり3m滝。



意外に水圧がきついっ!



道中最大の、4条8m滝が出てきた。まさかこんな滝が隠されていたとは!!
水が少ない時期は2条になるかも。



ここは左の赤い岩を登った。ぬめっていたが、意外に手がかりは豊富。



5m斜瀑を越える。



続いて、狭いゴルジュの3m直瀑が出てくる。ここは右を高巻き。
結構、上まで巻かされた。一段下をへつっていけたかもしれない。



小滝が続いているのが見えたので、懸垂下降ですぐ沢筋に舞い戻ることにした。
まさか、この沢で懸垂下降するハメになるとは(笑)。



2mCS小滝。



5m大岩CS滝。

ゴルジュ帯が終わり、林道がすぐ右に沿うようになる。
ハイカーが通ろうが、我が沢を行くのみ。



明るい渓相になり、2~3mの小滝が続く。



気持ちいい沢歩き。



日光が滝に降り注ぐ。



2条5m滝。左から取付き、途中で岩を渡り、右に逃げる。
林道で、女性の単独ハイカーが立ち止まってしばらく凝視していたが、
おもむろにカメラを構え、我々の雄姿(?)を撮っていた。



アガリコのような木と岩がある小滝。

林道の橋をくぐると、クモの巣がひどくなり、一度、林道に上がった。
水量が減り、滝も目立って減る。
沢が再び林道の左に転じるのを機に、水量が戻り、小滝も出現するので
再入渓した。



ユニークなのは、この階段状の3m滝。



もう滝場は終わりかと思ったが、まだまだ2~4mの小滝が連続する。



愉しくって仕方がない。



全部、ザブザブ行ける。



4m斜瀑。



最後にもう一丁!



美しいナメを見る。



そして、ハシカケノ滝で遡行終了。



ある角度から滝を見ると、綺麗な虹がかかって見えた。
超満足の一同。

すぐ脇の林道に上がり、ほんの30分ほどで、駐車地に戻る。



〆は、松葉温泉「滝の湯」で。
風呂場に滝があるわけではなく、駐車場の奥に竜王ノ滝(斜瀑)があるのだ。

宿ノ谷は、巻けばザイル不要の「沢歩き」も可能なので、疲れない程度に
軽く出かけるのにも最適。また大阪の山に楽園をひとつ見つけた。

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