■メイン写真
『真田丸』のオープニングシーンで使われた城壁
■今回のコース
観光駐車場→(城下町散策)→観光駐車場⇒城見橋公園駐車場⇒(シャトルバス)⇒ふいご峠駐車場
→備中松山城跡→臥牛山(天神社跡)→大池→大松山城跡→ふいご峠駐車場⇒(シャトルバス)⇒
城見橋公園駐車場⇒吉備路温泉⇒岡山プラザホテル[泊]
この土日を使い、岡山県の印象的な山城をハシゴしてきた。
初日は「日本三大山城」のひとつ、備中松山城へ。
NHK大河ドラマ『真田丸』のロケにも使われた、小規模ながらもカッコいい城だ。
歴代城主はいろいろ変遷している中、一時的に、あの大石内蔵助が城代として、ここに
詰めていた時代もあるとのこと。
午前中に高梁の城下町に着いた。まずは城下町を軽く散策する。
高梁基督教会堂。岡山県の指定史跡・新島襄によってキリスト教活動が急速に発展し、
明治22年に建設された。
マンホールのふたは、備中松山城の"猫城主"さんじゅーろーがデザインされる。
古い武家屋敷が並ぶ道は、『男はつらいよ』や岡山出身の小説家・あさのあつこさんの
『バッテリー』のロケが行われた。
池上醤油醸造元の旧醸造所は、無料で見学させてくれるのがありがたい。
観光駐車場の横にある蕎麦屋で昼食をとってから、クルマを備中松山城の城見橋公園
駐車場に回す。
シャトルバス(往復500円、所要5分)に乗り換えて、ふいご峠駐車場へ。
ここから徒歩となる。
中太鼓の丸跡を過ぎ、大手門跡へ。天然の岩盤の上に石垣を築き、さらに土塀を建てている。
ここは『真田丸』のオープニングシーンで使われた。CGで壁を土壁に変え、滝が流れ落ちる
ように変えてあった。
休憩ベンチの上に、さんじゅーろーの石像があった。
こぢんまりとした天守。店主の奥にもうひとつ建屋がある「二重櫓」の構造になっている。
天守が建つ場所は、標高432mの小松山である。
冬は寒い為、本物のさんじゅーろーは、城の入場券売り場の中にいる。
靴を脱いで天守の内部を見物する。急な階段、神棚、床下に隙間なく石を詰めて、忍びの
者でも侵入できなくした「装束の間」など、印象深い作りだ。
珍しいのは、この囲炉裏。店主の中に囲炉裏があるのは珍しいという。寒かったのだろう。
二重櫓も、険しい岩盤の上に建つ。
天守を右下から巻き、さらに北へ進む。土橋を渡る。
落ち着いた森林になっていて、立派なヒノキからは歴史的建造物の補修の際に檜皮を
供給している。迫力いっぱいの巨樹を見ながら、さらに先へ。
礎石や石段が当時の面影を伝える天神社跡は、城跡の最高点、臥牛山(480m)だ。
展望はないが、最高点は踏まないと、やはり気が済まないのだ。
かつて森の巨人100選に選ばれていた「臥牛山のアベマキ」は、枯死したため伐り倒された。
幹回り4.7m、樹齢350年というから、たまげる。
四つ辻にさしかかると、右に総石積みの四角い大池が見える。水を抜いて工事中だった。
ここは「血の池」とも呼ばれ、刀を洗ったという。
四つ辻を左に進み、大松山城跡へ足を進める。
もともと1240年に秋庭三郎重信が築いた城は、こちらにあった。
中世の城なので、石垣はないが、雰囲気はよく残っていた。
時間があれば、大松山吊橋から三角点へと周回したかったが、ここで引き返した。
個人的には、これで「日本三大山城」を制覇。
山岳誌にもガイド記事を書いた奈良の高取山は、高い石垣が見事。城下町からの
標高差が3つの中では最大だ。
岐阜の岩村城は3つの中では標高が最も高い。女城主の歴史もユニークだ。
そして、ここ備中松山城は3つの中では唯一、天守が現存する。
それぞれに捨てがたい魅力があって楽しい。
「三大」からは漏れるが、滋賀の小谷山城や安土城、福井の一乗谷城もお気に入り。
岐阜の苗木城、群馬の岩櫃城なども、いつか行ってみたい。
『真田丸』のオープニングシーンで使われた城壁
■今回のコース
観光駐車場→(城下町散策)→観光駐車場⇒城見橋公園駐車場⇒(シャトルバス)⇒ふいご峠駐車場
→備中松山城跡→臥牛山(天神社跡)→大池→大松山城跡→ふいご峠駐車場⇒(シャトルバス)⇒
城見橋公園駐車場⇒吉備路温泉⇒岡山プラザホテル[泊]
この土日を使い、岡山県の印象的な山城をハシゴしてきた。
初日は「日本三大山城」のひとつ、備中松山城へ。
NHK大河ドラマ『真田丸』のロケにも使われた、小規模ながらもカッコいい城だ。
歴代城主はいろいろ変遷している中、一時的に、あの大石内蔵助が城代として、ここに
詰めていた時代もあるとのこと。
午前中に高梁の城下町に着いた。まずは城下町を軽く散策する。
高梁基督教会堂。岡山県の指定史跡・新島襄によってキリスト教活動が急速に発展し、
明治22年に建設された。
マンホールのふたは、備中松山城の"猫城主"さんじゅーろーがデザインされる。
古い武家屋敷が並ぶ道は、『男はつらいよ』や岡山出身の小説家・あさのあつこさんの
『バッテリー』のロケが行われた。
池上醤油醸造元の旧醸造所は、無料で見学させてくれるのがありがたい。
観光駐車場の横にある蕎麦屋で昼食をとってから、クルマを備中松山城の城見橋公園
駐車場に回す。
シャトルバス(往復500円、所要5分)に乗り換えて、ふいご峠駐車場へ。
ここから徒歩となる。
中太鼓の丸跡を過ぎ、大手門跡へ。天然の岩盤の上に石垣を築き、さらに土塀を建てている。
ここは『真田丸』のオープニングシーンで使われた。CGで壁を土壁に変え、滝が流れ落ちる
ように変えてあった。
休憩ベンチの上に、さんじゅーろーの石像があった。
こぢんまりとした天守。店主の奥にもうひとつ建屋がある「二重櫓」の構造になっている。
天守が建つ場所は、標高432mの小松山である。
冬は寒い為、本物のさんじゅーろーは、城の入場券売り場の中にいる。
靴を脱いで天守の内部を見物する。急な階段、神棚、床下に隙間なく石を詰めて、忍びの
者でも侵入できなくした「装束の間」など、印象深い作りだ。
珍しいのは、この囲炉裏。店主の中に囲炉裏があるのは珍しいという。寒かったのだろう。
二重櫓も、険しい岩盤の上に建つ。
天守を右下から巻き、さらに北へ進む。土橋を渡る。
落ち着いた森林になっていて、立派なヒノキからは歴史的建造物の補修の際に檜皮を
供給している。迫力いっぱいの巨樹を見ながら、さらに先へ。
礎石や石段が当時の面影を伝える天神社跡は、城跡の最高点、臥牛山(480m)だ。
展望はないが、最高点は踏まないと、やはり気が済まないのだ。
かつて森の巨人100選に選ばれていた「臥牛山のアベマキ」は、枯死したため伐り倒された。
幹回り4.7m、樹齢350年というから、たまげる。
四つ辻にさしかかると、右に総石積みの四角い大池が見える。水を抜いて工事中だった。
ここは「血の池」とも呼ばれ、刀を洗ったという。
四つ辻を左に進み、大松山城跡へ足を進める。
もともと1240年に秋庭三郎重信が築いた城は、こちらにあった。
中世の城なので、石垣はないが、雰囲気はよく残っていた。
時間があれば、大松山吊橋から三角点へと周回したかったが、ここで引き返した。
個人的には、これで「日本三大山城」を制覇。
山岳誌にもガイド記事を書いた奈良の高取山は、高い石垣が見事。城下町からの
標高差が3つの中では最大だ。
岐阜の岩村城は3つの中では標高が最も高い。女城主の歴史もユニークだ。
そして、ここ備中松山城は3つの中では唯一、天守が現存する。
それぞれに捨てがたい魅力があって楽しい。
「三大」からは漏れるが、滋賀の小谷山城や安土城、福井の一乗谷城もお気に入り。
岐阜の苗木城、群馬の岩櫃城なども、いつか行ってみたい。