Mr.Dashのぶろぐ館

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2024年9月6日(金) [六甲]西山谷を、今年も沢靴でぱしゃぱしゃ歩く!

2024年09月10日 | リバーウオーク

■メイン写真
西山谷の主瀑、西山大滝(15m)

■今回のコース
渦森台4丁目バス停→西山谷入口→枝沢の赤壁滝(二俣)→ふるさとの滝→西山大滝→
ソーメン滝→愛情の滝→CS4m→天狗橋西(車道出合)→六甲ケーブル六甲山上駅


今年も六甲山系の難路、西山谷へ。
ここは、登山靴で登る登山道として昭文社の地図にも破線で載っているが、
厳しい高巻き、へつり、渡渉等を強いられる熟練者向けルートだ。
しかし、沢靴で流れの中をザブザブ行けば、登山靴では滑りやすい危険箇所を
避けられ、却って安全に行ける。

西山谷入口のゲート。

標識には、「熟練者向け」と書いてある。

入渓。すぐに出てくる最初の堰堤は右から巻く。
赤い岩が印象的な沢。

堰堤の上は、風化花崗岩の砂が堆積している。
そこに生えているのがフサフジウツギ。この時期は満開。

最初の二俣。左の枝谷には、赤い岩に6m滝がかかる。本谷は右だ。

すぐに2段の小滝が現れた。

小滝の突破が楽しい。

7m滝も、見かけほど難しくないが、後続のためにロープを出した。

右の岩壁から、清水が垂れている。きれい。

ふるさとの滝に到着。
ここは右岸をへつるように登る。やや緊張するところだが、意外に滑らない。

第5堰堤を左から高巻くが、ほぼ垂直の鎖場が出てきて緊張させられる。
ここもロープで確保して安全に通過した。

沢筋に戻ると、岩の上にクワガタムシが日向ぼっこをしていた。
カメラのレンズの中心に水滴がついて、ぼやけてしまったのは残念。

そして、この谷最大の西山大滝(15m)を迎える。この滝は左から越える。

第4堰堤を越えると、ほどなく美しい三条の斜瀑が出てくる。

堰堤のホチキスを登る。このように楽に巻ける堰堤はこれだけ。

ソーメン滝。まさに広い岩盤にソーメンを一気に流したような姿。
6mというが、もう少しありそうだ。ここは左端を登る。

後半のハイライト、愛情の滝。
「あなた一筋」と書かれた表示板が上の方にかかっている。
まっすぐに一筋に落ちる軌跡が美しい。
これも当然、高巻く。

最後の滝らしい滝、4mCS(チョックストーン:大きな岩が挟まっている形)滝だ。
左から、切り立った岩壁を登るが、上から垂らされている古びた固定ロープは
あてにしないほうがよく、狭いテラスを逆Z字にへつると、楽に巻ける。

ラストの堰堤を左から巻いたら、沢筋を離れ、左の踏み跡に逃げる。
橋げたを見ながら、短いブッシュをかき分けると、天狗橋のすぐ西側の車道にポンと出る。

帰りはケーブルカーで、らくらく。
同行者からは「心に刻まれるスゴイ体験」との感想。それはよかった。


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