Mr.Dashのぶろぐ館

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2024年9月7日(土) [神河町]峰山高原へ、避暑の高原のはずが、とんだ猛暑の中を歩く!

2024年09月10日 | 山登りの記録

■メイン写真
峰山高原の最高峰・暁晴山(1,077m)。360度の眺望だが、この日は薄い霞がかかる


■今回のコース
峰山高原・ホテルリラクシア駐車場→暁晴山→山笑への分岐→峰山口駅(林道出合)→
夜鷹山登山口→黒岩滝分岐→ホテルリラクシア(入浴)


兵庫県神河町にあるリゾート地、峰山高原。冬はスキー場としてもにぎわう。
地元の観光案内では、「暁晴山、峰山、夜鷹山の山々に囲まれた、すり鉢状の
広大な高原」とある。なだらかな地形は、氷河期の周氷河作用により形成されたという。
避暑地としても人気で、グランピングなどが楽しめる。
しかし、この日は猛暑が続き、避暑などというレベルではなかった。

スキー場のリフト下が、暁晴山への登山口だ。

暁晴山には、電波塔が幾つか建っており、それの点検用の作業道が続く。

ゲレンデは、グリーンシーズンの顧客誘引が大切。
ということで、バギーのツアーが人気なようだ。

こちらは点検道を歩く。路傍にはまだ熟れ始めのサルナシが多く見られた。

暑いほかは、さしたる苦労もなく山頂部へ導かれる。
峰山高原は、ススキの名所でもある。

山頂到着。わずかな日陰を探し、そこでランチタイム。
日陰になると、わずかに涼しさを感じることができた。

ここからは、空気が澄んいたら氷ノ山、後山、明石海峡大橋も見えるが、この日は

薄いガスが出ていた。

リフトトップの脇から、「山笑う登山道」が延びるが、最初はススキの薮を
かき分けながら進むことになる。

薮を抜けると、ミズナラなどの雑木林に変わる。
この冬も、スノーシューで抜けた道だが、なかなか爽やかなところだ。

ヤマジノホトトギス。

砥峰高原へ続く、幅広の遊歩道に入る。森林浴とは、このことをいう。

何か所か、水が湧き出ているところがある。水源の森でもあるのだ。
流れは小田原川に集まるのだが、この小田原川は、かつて沢登りを楽しんだ沢だ。

涸れ沢も含め、沢を横断する個所には丸太橋がかけられている。
この樹皮は、そうか。

なんとなく北欧を思わせるような、カラマツ林が広がっている。
峰山高原は、映画「ノルウェイの森」のロケ地でもある。

樹木がない広い尾根に出る。
リフトはないが、もしかしたらここはかつて、スキー場の一部だったのか。
もしかすると今も滑れるのかな。

トノサマバッタのカップル。

ミズナラの根元から、木の屑が出ている。
この標高でも、カシノナガキクイムシの害が出始めている。
まだわずかだが、放っておくと、さきほどの美しい森もダメージを受けるだろう。

砥峰高原への林道に合流すると、しばらく暑い林道歩きとなる。
当初は、夜鷹山にも上る予定だったが、往路の高速道路で予想外の渋滞に遭って
時間が押しているのと、この暑さの中、行動時間を短縮すべきと判断し、
夜鷹山へのピストンは断念した。

リュウノヒゲの花。

小田原川にかかる黒岩滝へ続く駐車スペースの逆サイドから、
ふたたび山道に入る。ホテルリラクシアへ戻る最短ルートだ。

植林を抜けていくと、てっぺんから真っ二つに縦割れになった樹を発見。
落雷に遭ったのだろうか、それにしても、えげつない割れ方だ。

乗るとわずかにしなる丸木橋は、1人ずつ渡る。

最後は再び舗装道。ホテルリラクシアに戻る。
ここの風呂に入ってサッパリし、風呂上がりに冷たい飲み物を飲んだりして
生き返った。


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