Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2008年1月27日(日)霧氷の高見山で、ガイドボランティアを愉しむ

2008年02月01日 | 山登りの記録
金曜日の夜に、いきなり大先輩のK島さんから依頼が舞い込んだ。
前日にポリープを取ったので、高見山へのハイキングガイドができなくなったと
仰る。J○Bさんのガイドのヘルプは、以前、摩耶山でやったことがある。
あの時もK島さんの代打であったが、今回はともちゃんがメインガイド、
Mr.Dashがボランティア・ガイドとして14名のお客様を案内することに
なった。

摩耶山で知り合った懐かしい顔。案外、覚えているものだ。
お客様も、一応Mr.Dashの著作も知って頂いているので、
若造であっても信用してくださっているのが有り難い。
ガイドとお客様の間に信頼関係があれば、事故やトラブルは起きにくいはずだ。

榛原駅からバスで高見登山口へ。バス中、今日初めてアイゼンを着けるという
ご婦人にアイゼンの調整を頼まれる。
う~ん。家で1回でも試し履きしてきてほしいなぁ。
お客様ではあるが、本ツアー自体が文化教室的要素があるので、
一応今後のご成長を思い、お願いさせて頂いた。
ウチの山岳部であれば、シバキである(笑)。でもお客様は神様です。

ともちゃんが先頭に立ち、高見登山口から、植林の急坂を登り、小峠へ。
Mr.Dashはパーティの中盤で、世間話をしながら登る。
最後尾にはツアー担当のGさん。小柄ながら、人柄のよさがにじみ出る、
経験豊富なベテランツアコンさんだ。


小峠でアイゼン装着。ともちゃんの先行偵察で、ここから先は雪も深くなるという。
アイゼンは初めてという不慣れな人も何人かいて、装着時間もかかってしまう。
Mr.Dashから、フラットフッティングについて簡単なレクチャー。
さっきより急な坂をゆっくり慎重に登る。鎖場もある。

植林が終わり、右側が自然林になる。やがて尾根筋に出ると、雪はパウダーに
なり、心地よい。霧氷もきたいできそうだ。
平野への分岐を過ごし、自然林のトンネルを抜けていく。


さすがに登山者ラッシュですれ違いも多く、スピードが出ない。
しかし、幾つか名前がついている個性的な岩の横をすり抜けながらの、
スノーハイクはなかなか愉しい。


やがて稜線も痩せてきた。山頂も間近だ。左側が開け、曽爾方面の山々が
樹間越しに見える。向こうは日が当たっているようだ。


こちらは北風が時折、雪や霧氷を巻き上げて横から頬に打ちつけてくる。
それも雪山ならではの”季節限定”の贈り物と考えれば我慢もできる。

山頂は満員電車のよう。右側のナイフリッジから転落しない人がいないのが
不思議。誰がスベリ落ちても引き上げられるようお助けザイルは持参して
きたが、役立てる機会がなかったのは幸いだ。
霧氷は、おかげさまで大きく成長していた。ラッキー!!


山頂はとても昼食を広げられる状態でなかったので、曽爾から三峰山にかけての
山容を解説しただけで、あとは記念写真のお手伝いをして、そそくさと往路を戻る。
実際、登りに3時間もかかり、時間的余裕もない。平野分岐の手前の広場で昼食。
別の旅行会社のパーティは、どうも昼食抜きの山行になったようで、
無言で我々の横を通り過ぎていく。

平野分岐から、退屈な植林道をだらだらと下る。たかすみ温泉発の
16:00の臨時バス最終便に間に合うギリギリのタイミング。
高見杉もで十分な休息時間をとってあげられずに、下りる、下りる。


先頭の健脚男性がバスを停めてくださり、16:05、全員乗車。
トイレ休憩も取れずに、皆さん、スミマセン。
まだまだガイドとしては半人前かな。
お客様、皆様懐の深い「オトナ」の方ばかりで、笑顔で解散となった。

K島先輩には、早く健康を取り戻してほしいが、機会があれば
また当ツアーで魅力的なお客様とご一緒したいものだ。





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