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14日。朝5時10分に聖平小屋を出る。荷物の大半を小屋にデポし、軽装で聖岳を往復するのだ。振り仰げば、雲もなく、スッキリ晴れ渡っている。朝日に照らされる聖岳の神々しいこと!
真っ赤に染まる薊平のお花畑にため息をつきつつ、登りにかかる。ダケカンバ帯を過ぎれば、ほどなく森林限界だ。やっと「アルプス」っぽい雰囲気になる。小聖岳から先は、ガラガラした砂礫の急坂だ。標高差700mは、そこそこ登り応えがある。2時間ほどで山頂に到着。向こうに懐かしい赤石岳の勇姿[写真]。5年前に赤石岳に登ったときも、今日と同じ顔ぶれだったな。
聖平小屋に戻り、荷物を整え直す。さっきまで空身同然だったので、急に背中が重くなった感じがする。南岳を経て12時15分、上河内岳。薄いガスが出て、眺望は十分に楽しめず。
しばらく平和な稜線逍遥が続く。奇岩竹内門の岩は、激しく褶曲していて興味深い。時間があって、体力もあり余っていたら攀じ登ったのだが…
クマが出そうな広い草原に差しかかる。いーぴんM本氏は、99年に北アルプスのカベッケヶ原で、先頭を歩いていてクマに2mの至近距離で遭遇している。木道の継ぎ目にできた蟻の巣を小熊がほじくり返していたのだ。クマは驚いて一目散に逃げていったが、あの時は本当に恐かった。Mr.Dashは、親グマがいないか、そっと後ろを振り返ったものだった。その時の思い出が蘇る光景だった。
茶臼小屋に着いたのは午後2時過ぎ。かなり混雑するとのことだったので、ちょっと昼寝して、睡眠時間を稼いだ。ここの夕食は午後4時。なんと刺身が出た。今夜の就寝スペースは、幅50cmあったので、昨日より余裕があった。
真っ赤に染まる薊平のお花畑にため息をつきつつ、登りにかかる。ダケカンバ帯を過ぎれば、ほどなく森林限界だ。やっと「アルプス」っぽい雰囲気になる。小聖岳から先は、ガラガラした砂礫の急坂だ。標高差700mは、そこそこ登り応えがある。2時間ほどで山頂に到着。向こうに懐かしい赤石岳の勇姿[写真]。5年前に赤石岳に登ったときも、今日と同じ顔ぶれだったな。
聖平小屋に戻り、荷物を整え直す。さっきまで空身同然だったので、急に背中が重くなった感じがする。南岳を経て12時15分、上河内岳。薄いガスが出て、眺望は十分に楽しめず。
しばらく平和な稜線逍遥が続く。奇岩竹内門の岩は、激しく褶曲していて興味深い。時間があって、体力もあり余っていたら攀じ登ったのだが…
クマが出そうな広い草原に差しかかる。いーぴんM本氏は、99年に北アルプスのカベッケヶ原で、先頭を歩いていてクマに2mの至近距離で遭遇している。木道の継ぎ目にできた蟻の巣を小熊がほじくり返していたのだ。クマは驚いて一目散に逃げていったが、あの時は本当に恐かった。Mr.Dashは、親グマがいないか、そっと後ろを振り返ったものだった。その時の思い出が蘇る光景だった。
茶臼小屋に着いたのは午後2時過ぎ。かなり混雑するとのことだったので、ちょっと昼寝して、睡眠時間を稼いだ。ここの夕食は午後4時。なんと刺身が出た。今夜の就寝スペースは、幅50cmあったので、昨日より余裕があった。