Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年9月19日(水) [大峰]大普賢岳。初秋のブナ林から、ハシゴ・鎖の鋭峰へ!

2018年09月23日 | 山登りの記録
■メイン写真
展望がすばらしい石ノ鼻にて


■今回のコース
和佐又山ヒュッテ→和佐又のコル→笙ノ窟→日本岳のコル→石ノ鼻→小普賢のコル→大普賢岳
→(往路を戻る)→和佐又山ヒュッテ

今年は天候不順で、予定していた山行がなかなかこなせない。
その中、つかの間の晴天日を縫って、ようやく大普賢岳に登頂できた。



和佐又山ヒュッテからゲレンデ上部へ。東側、黒石岳など大台ヶ原北部の稜線が見える。



アケボノソウが咲いていた。ラッキー! 独特のデザインが可愛らしい。



トチの実は、先日の台風の影響か、たくさん落ちていた。



和佐又のコルへ続く道。このあたりは大きなヒメシャラが多い。



キノコ好きのTさん、朽ち木にびっしりとついたキノコに吸い寄せられる。



もしかしたらツキヨタケかな?



先日の台風で、この山も倒木が目立っている。悲しいな。



トラバース道に差しかかると、ミカエリソウの群落が待っていてくれた。



このあたりも、歩いていて気持ちのいいところだ。



リンドウが咲いている。この前まで死ぬほど暑かったのに、秋の花はちゃんと咲く。



トリカブト。このへんではカワチブシと呼ぶ。



むむ。これもツキヨタケかな? けっこう大きな群落だった。



この日のお客様は全員、大普賢岳は初めて。
朝日窟のオーバーハングに息を飲む。



続いて笙ノ窟。窟屋からしたたる甘露を、みんなでちょっと味見。
この窟屋にこもって修行した林実利行者や、古川嵩のエピソードを披露した。



笙ノ窟の前で見上げると、大迫力の垂壁。いつ見ても、すごいのである。



日本岳のコルの手前で、いよいよ急登が始まる。
ちなみに日本岳は文殊岳、孫普賢とも言われる。
普賢菩薩、文殊菩薩は、釈迦如来の脇侍であるから、
大普賢岳と日本岳で、ちょうどお釈迦さまの側近ということだ。



日本岳のコルにも、新しい倒木があった。



この先は、ハシゴ、鎖場、桟橋の連続である。
これが大普賢岳の特徴ともいえる。



石ノ鼻に到着。すばらしい絶景に、皆さんの気分も上がる。



石ノ鼻から見た日本岳と、右下に端正な三角の和佐又山。



小普賢のコルへは、いったん急坂を下る。
厳冬期なら懸垂下降をした方が早くて安全なところだ。
コルで昼食を摂ってから、いよいよ大普賢岳への急登にとりかかる。



この鉄の桟橋がなかった時代は、どうやってここを越えていったのだろうと
思わせる。



桟橋からは、山葵谷の眺めが雄大である。



ササが深くなってきたら、主稜線、つまり大峰奥駈道は近い。



奥駈道出合を左折して5分ほどで、待望の大普賢岳に到着する。
夢がかなった皆さん、おめでとうございます!!



山頂からは、稲村ヶ岳、山上ヶ岳が向かいに見えた。
八経ヶ岳、弥山は残念ながら山頂部が雲に覆われていた。

下山は往路を戻る。脚に疲れが出てくるころ。とにかく慎重に下ろう。



日本岳のコルに戻ると、ともちゃんがカミキリムシを見つけた。

帰りは和佐又山に寄ってもよかったが、時間も時間、パーティの疲れもみえて
きたので、そのままヒュッテへと下った。

それにしても道中、秋の訪れを強く感じさせたのは、キノコの種類の多さ。
帰宅してから図鑑を首っ引きしてみたが、いかんせんキノコはドシロート。
特定できないものも多い。
また別の機会に、名前がわからないものも含めブログに載せておきたい。


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