■メイン写真
真教寺尾根の長い鎖場は、迫力満点だ
■今回のコース
13日(日) 奈良⇒小淵沢IC⇒アクアリゾート清里⇒道の駅[幕営]
14日(月) 道の駅⇒美し森ロッジ駐車場→牛首山→(真教寺尾根)→赤岳
→キレット小屋[泊]
15日(火) キレット小屋→朝日岳→権現岳→三ツ頭→前三ツ頭→天女山→
(八ヶ岳横断自然歩道)→美し森ロッジ駐車場⇒甲斐大泉温泉パノラマの湯⇒
地酒と芋焼酎の宿・ゴリー[泊]
16日(水) 帰奈
この夏のプライベート登山は、昨年、雨のため断念したプランのリベンジである。
今年はみごとに完遂できたものの、やっぱり後半は雨にたたられた。
初日はクルマで移動するのみ。某・道の駅で野営した。
夜半、天幕をたたく雨音で目覚めてしまう。浸水が心配で、朝まで浅い眠りが続いた。
14日の朝。なんとか雨は上がったが、今にも降り出しそうな中、美し森ロッジ駐車場を
出発。
まずは羽衣池の横を通過。ハクサンフウロなどが咲いていた。
清里ハイランドパークのリフトトップに到着。
展望台の小洒落たカフェは開店準備中で、残念ながら飲みものを注文できず。
賽の河原と呼ばれる、赤茶色の砂礫帯を通る。残念ながら、前方にそびえる
はずの赤岳は霧の中。
牛首山は、三角点はあるが、なだらかな尾根上の目立たないピークだ。
続いて、これまた地味な場所にある扇山。
やがて針葉樹林帯から、ダケカンバ帯へと植生が変わる。
そして、いよいよ鎖場が現れる。
しかし、険しいことで知られる真教寺尾根の核心部は、まだまだ先だ。
少し霧が晴れて、左前方に、赤岳から権現岳へ続く尾根が見えた。
小天狗、大天狗の異様な岩峰だ。
やがて森林限界に達すると、長い鎖場が現れた。よっ、待ってました!!
もっとも、実際にはほとんど鎖を持つことなく、ガバばかりの岩をつかんで登れる。
いくら登っても、鎖、くさり、クサリ。
面白くって仕方ないが、高所ということもあり、息が切れる。
最近、トレランで鍛えているノブちゃんは、かなり体力がついたようで、
元気いっぱいだった。
主稜線に到着!!
ああ、晴れていたらなぁ。
そして、赤岳を見上げる。無雪期の赤岳は、久しぶりだ。
山頂に到着。あー、やっと着いたの図。
頂上小屋で、ちょっと休憩させていただく。
この日、宿泊予定のキレット小屋へは、これを下っていかねばならない。
砂礫地にコマクサがたくさん咲いていた。心が和む。
この山行報告では、あまり花を載せていないが、実際には、じつにさまざまな
高山植物が咲いていた。別の機会にまとめたい。
さっき遠くに見えていた小天狗、大天狗が眼前に迫るが、ここを通るわけではない。
ガレガレの急斜面に少し手こずりながら、キレット小屋に着く。
小屋の周りにも、コマクサの群落がある。
この日の宿泊客は、我々4名パーティを含めて、全6名。
他に茨城からきた男性と、岡山からの女性が泊まられていた。
夕食は、おいしいカレーにパクつきながら、みんなで楽しく歓談した。
小屋番のお兄さんの、さりげない応対が素朴で、あたたかくって
好感が持てた。
15日は、権現岳を越えて、三ツ頭、天女山へと下る。
キレット小屋を出て、赤岳を振り返る。
このあと、霧ですぐに姿はかき消された。
ここにもコマクサの群落。
これだけたくさんのコマクサを見ても、白花には巡り合えなかった。
権現岳直下の名物、長いハシゴ。
小雨のため、上端が霞んでおり、どこまで続いているのか分からないほど。
宝剣が立つ権現岳の山頂は真っ白。
これにて、八ケ岳連峰の主要なピークは、ほぼ網羅できた。
あとは峰の松目とか、主稜線から外れたヤツを残すのみだ。
雨の中、三ツ頭に到着。
前三ツ頭の三角点を過ぎると、だらだらした尾根筋を下っていく。
長い長い下山路を、マシンと化して無心で下り続け、やっと天女山に着く。
あずま屋のおかげで、雨を避けて昼食を摂れた。本当にありがたかった。
メインの登山はこれで終了だが、駐車地に戻らないといけない。
八ヶ岳横断自然歩道で、美が森まで5キロの道のりが残っている。
沢の渡渉が3回もあった。いずれも雨で増水し、登山靴に浸水しない
ギリギリのレベルでなんとか渡れた。
自然歩道は、途中で八ヶ岳牧場を横切る。
雨の中をボロボロになって歩く4人組を、牛さんが凝視していた。
それにしても、読図時点で想定していた以上に、アップダウンがこたえた。
クルマを回収し、甲斐大泉温泉パノラマの湯で態勢を整えてから、
昨年もお世話になった「地酒と芋焼酎の宿・ゴリー」へ転がり込む。
今日、我々が歩いたルートは4万歩はあったのではないかと
ゴリーさんに驚かれたが、確かに長かった。
ご褒美は野菜中心のコースディナーと、とっておきの地酒。
この日は、さすがに泥のように眠ってしまった。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!
真教寺尾根の長い鎖場は、迫力満点だ
■今回のコース
13日(日) 奈良⇒小淵沢IC⇒アクアリゾート清里⇒道の駅[幕営]
14日(月) 道の駅⇒美し森ロッジ駐車場→牛首山→(真教寺尾根)→赤岳
→キレット小屋[泊]
15日(火) キレット小屋→朝日岳→権現岳→三ツ頭→前三ツ頭→天女山→
(八ヶ岳横断自然歩道)→美し森ロッジ駐車場⇒甲斐大泉温泉パノラマの湯⇒
地酒と芋焼酎の宿・ゴリー[泊]
16日(水) 帰奈
この夏のプライベート登山は、昨年、雨のため断念したプランのリベンジである。
今年はみごとに完遂できたものの、やっぱり後半は雨にたたられた。
初日はクルマで移動するのみ。某・道の駅で野営した。
夜半、天幕をたたく雨音で目覚めてしまう。浸水が心配で、朝まで浅い眠りが続いた。
14日の朝。なんとか雨は上がったが、今にも降り出しそうな中、美し森ロッジ駐車場を
出発。
まずは羽衣池の横を通過。ハクサンフウロなどが咲いていた。
清里ハイランドパークのリフトトップに到着。
展望台の小洒落たカフェは開店準備中で、残念ながら飲みものを注文できず。
賽の河原と呼ばれる、赤茶色の砂礫帯を通る。残念ながら、前方にそびえる
はずの赤岳は霧の中。
牛首山は、三角点はあるが、なだらかな尾根上の目立たないピークだ。
続いて、これまた地味な場所にある扇山。
やがて針葉樹林帯から、ダケカンバ帯へと植生が変わる。
そして、いよいよ鎖場が現れる。
しかし、険しいことで知られる真教寺尾根の核心部は、まだまだ先だ。
少し霧が晴れて、左前方に、赤岳から権現岳へ続く尾根が見えた。
小天狗、大天狗の異様な岩峰だ。
やがて森林限界に達すると、長い鎖場が現れた。よっ、待ってました!!
もっとも、実際にはほとんど鎖を持つことなく、ガバばかりの岩をつかんで登れる。
いくら登っても、鎖、くさり、クサリ。
面白くって仕方ないが、高所ということもあり、息が切れる。
最近、トレランで鍛えているノブちゃんは、かなり体力がついたようで、
元気いっぱいだった。
主稜線に到着!!
ああ、晴れていたらなぁ。
そして、赤岳を見上げる。無雪期の赤岳は、久しぶりだ。
山頂に到着。あー、やっと着いたの図。
頂上小屋で、ちょっと休憩させていただく。
この日、宿泊予定のキレット小屋へは、これを下っていかねばならない。
砂礫地にコマクサがたくさん咲いていた。心が和む。
この山行報告では、あまり花を載せていないが、実際には、じつにさまざまな
高山植物が咲いていた。別の機会にまとめたい。
さっき遠くに見えていた小天狗、大天狗が眼前に迫るが、ここを通るわけではない。
ガレガレの急斜面に少し手こずりながら、キレット小屋に着く。
小屋の周りにも、コマクサの群落がある。
この日の宿泊客は、我々4名パーティを含めて、全6名。
他に茨城からきた男性と、岡山からの女性が泊まられていた。
夕食は、おいしいカレーにパクつきながら、みんなで楽しく歓談した。
小屋番のお兄さんの、さりげない応対が素朴で、あたたかくって
好感が持てた。
15日は、権現岳を越えて、三ツ頭、天女山へと下る。
キレット小屋を出て、赤岳を振り返る。
このあと、霧ですぐに姿はかき消された。
ここにもコマクサの群落。
これだけたくさんのコマクサを見ても、白花には巡り合えなかった。
権現岳直下の名物、長いハシゴ。
小雨のため、上端が霞んでおり、どこまで続いているのか分からないほど。
宝剣が立つ権現岳の山頂は真っ白。
これにて、八ケ岳連峰の主要なピークは、ほぼ網羅できた。
あとは峰の松目とか、主稜線から外れたヤツを残すのみだ。
雨の中、三ツ頭に到着。
前三ツ頭の三角点を過ぎると、だらだらした尾根筋を下っていく。
長い長い下山路を、マシンと化して無心で下り続け、やっと天女山に着く。
あずま屋のおかげで、雨を避けて昼食を摂れた。本当にありがたかった。
メインの登山はこれで終了だが、駐車地に戻らないといけない。
八ヶ岳横断自然歩道で、美が森まで5キロの道のりが残っている。
沢の渡渉が3回もあった。いずれも雨で増水し、登山靴に浸水しない
ギリギリのレベルでなんとか渡れた。
自然歩道は、途中で八ヶ岳牧場を横切る。
雨の中をボロボロになって歩く4人組を、牛さんが凝視していた。
それにしても、読図時点で想定していた以上に、アップダウンがこたえた。
クルマを回収し、甲斐大泉温泉パノラマの湯で態勢を整えてから、
昨年もお世話になった「地酒と芋焼酎の宿・ゴリー」へ転がり込む。
今日、我々が歩いたルートは4万歩はあったのではないかと
ゴリーさんに驚かれたが、確かに長かった。
ご褒美は野菜中心のコースディナーと、とっておきの地酒。
この日は、さすがに泥のように眠ってしまった。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!